遥か彼方へ

行きかう年は旅人なり
いずれの年よりか、片雲の風に誘われ漂泊の思いやまず
我、前だけを見据え最期まで走らむ

道の駅・花かげの郷まきおか での朝

2024年06月18日 | 山旅

 

6月14日(金)

 

▲ 道の駅・花かげの郷まきおか(牧丘) での朝

朝6時前に起きる。

外はいい天気だ。

道の駅まわりを散歩してこよう。

 

▲ 駐車場の裏手には「富士山絶景ポイント」なるものがある。

関東の富士見100景のひとつに?

階段を上ってみる。

 

▲ 薄雲で、みえましぇーん。

 

 

▲ あずま屋があって、遊具施設もある広場。

 

周りは遊歩道になっていて

▲ 白い花が・・

これって、ワタスゲかな。

 

▲ 綿状の花が

尾瀬で見たことがある。

 

 

▲ 白い花

 

 

 

▲ 黄色い花

 

 

▲ 中心が焦げ茶になっている花

この面妖な色使いは、外来種だろう。

 

 

▲ 大和撫子 も。

 

 

▲ 黄色い甘そうな花

「花かげの・・」というキャッチが付く道の駅だから、花が多そうだ。

 

 

▲ 「彩甲斐」と書いた石碑

埼玉県と山梨県の知事名も添えて。

 

 

▲ 趣意書

要は、雁坂トンネルができた(平成10年)ことにより、長く隔てられていた「彩の国(埼玉県)」と「甲斐の国(山梨県)」が出会ったことを記念して設けられた石碑だと。

 

 

▲ 二つの重なる石も

右が山梨県、左が埼玉県 なるぞ。

 

 

道の駅トイレに寄る。

▲ トイレットペーパーをお土産に

ユーモアていうか皮肉ていうか (笑).

勝手に持っていったらアカン。

 

 

▲ 朝食はチョコレートパン

コストコで大量購入のデニッシュがまだ残ってまして。

家内からメールあって、今日は東京に遊びに行って遅くなるとか。

では、ゆっくりしていよう。

前々日の龍崖山記事を書いてブログアップ。

 

昼食は、自前の食い物は十分にあるが、

そこは道の駅への一宿一飯の恩義でして

 

▲ 道の駅の食事処で。

ばあちゃん一人でやっている処なので、メニューも簡単なモノだった。

肉丼の付いた蕎麦セット@900で。うん、美味かったよ。

 

道の駅店内には色々特産品が売っていたが、やはりボクだけでは何を買う価値があるのか分からなくて、何も買わず。

ここの特産はやはり葡萄がらみで、巨峰のなんとか菓子を買ってくれば良かったかなと、今になって思う(笑)。

 

▲ それなりに、お客さんも集まってきた。

午後1時ごろに出発!

勝沼ICから中央道に乗って帰路についた。午後3時半自宅着。

 

2泊3日小山旅:総走行距離235km

ルート

 

 

 

 


森林セラピー〜山梨・西沢渓谷を巡る

2024年06月16日 | 山旅

 

6月13日 (木)

 

秩父・道の駅あらかわ での朝。

▲ まずは朝食だ。

クラブサンドとサラダで(どっちも出来合・笑)

 

出発だ。

埼玉県と山梨県の県境にある雁坂トンネル(有料720円)を越えて、直ぐの

▲ 道の駅みとみ(三富)に着いた。

さて、ここで作戦会議だ。

今日の目的は、西沢渓谷を巡ることだ。気まぐれ親父さんが6月9日に「西沢渓谷」を周った記事を書いておられた。西沢渓谷とは聞いたことがあるような、無いような所だったが、「お、面白そうだ」と出動して来たのだ。当初の天気予報は、今日より明日の方が良くて、この道の駅で一日滞在していて、明日回る予定だったが・・ 最新予想では明日は午後に雨の可能性が出てきた。

今の天気は曇り。しかし午後から陽が出そうだ。

 

▲ では、とにかく登山口近くの市営駐車場(無料)へ移動しよう。

空を眺めながら、11時になった。天気は曇りからまだ好転しないが、ぼちぼち出かけねばなるまい。全行程で4時間ぐらい要するはずだから。

 

11:24AMに駐車場を出発。多分、ボクが一番遅い出立のはずだ(笑)。日和見のボク、しょうがない。

 

▲ ⑬ネトリ大橋前のトイレ建物まで来た。

 

全行程の地図「森林セラピー基地西沢渓谷」を確認

▲ 右下の市営Pを出発⇒現在⑬ネトリ大橋。ここから反時計回りで渓谷を回って市営Pに又戻る。一番のメインは左端の⑨七ツ釜五段の滝だ。滝巡りみたいなものだ。このパンフには3時間30分の一周コースとなっている。見物・休憩で4時間はみておいたほうが良い。

 

直ぐに

▲ 右手に甲武信ヶ岳登山口が出てきた。

甲武信ヶ岳の頂上で、埼玉・長野・山梨の三県が交わる。前は長野側の川上村から登った。山梨側から登るならここからだ。

今日は左手の「←西沢渓谷」を進む。

 

 

▲ 二俣吊り橋 に

笛吹川を横切る吊り橋は、このあと何度か遭遇するが、この吊り橋が一番長かった。

 

 

▲ こんな階段を上り続ける箇所もあった。

基本的には渓谷歩きなので、登山道を登り続けるといったコースではない。YAMAPでも、ウォーキングに分類されている(笑)。

 

 

▲ ➂三重の滝に来た。

 

 

▲ コバルトブルーの滝壺

 

 

▲ どこが三重なのかよく分からないが

ここではいくつかの低い段をなして、川が流れている。

 

 

▲ 「フグ岩」の標識が有ったが

アレだろう「フグ」は。滝に引っかかっているフグ (笑)。

 

 

▲ ④「人面洞」

右側の洞状の箇所を、よくよく見ると・・

 

 

▲ 洞をズーム。

なんか人の顔みたいなのが・・浮き上がる。

えっ? 浮き上がらない?

心の眼で見なければだめだよ。

 

 

▲ ⑤「竜神の滝」

別段、面白く無くてノーコメント。

 

 

▲ ⑦「恋糸の滝」

向こうに糸状の細い滝が複数落ちている。それが、なぜ「恋糸」なのかって?!

ヤボだね。中島みゆきだよ。

 

 

▲ 渓流になってくる。

雨が降っているわけでもないのに、あたりは細かい水しぶきで濡れてくる。

 

 

▲ ⑧「母胎淵」

ここに流れ込んだ水流が、正面の洞的な淵を造ったのだろうか。

 

 

▲ おお出たっ、「七つ釜五段の滝」の標識が。13:21PM

出発から2時間経っていた。

距離が思っていた以上に長くて、道に迷っていないかと不安になっていたが。良かった。

 

 

▲ 一番下の滝壺になるかな。

 

 

▲ 連続した滝の落下が望めるところまで、上がった。

滝は4段までしか、数えられないのだが・・

 

▲ 上部の滝をもう少しズームして

 

 

▲ 更にもう少し上部をズームして・・

一段足らないが(笑)、確かにこれだけ連続して落下する滝は・・ほかで見たことがない。

アッパレ!!

 

五段の滝を見終えて、更に100mほど山坂を上っていくと

▲ 西沢渓谷コースの終点地 まで到達した。13:50PM

ここからは左手の「西沢渓谷遊歩道」を下りていくことになる。(登山入口まで85分か)

遊歩道を下りる前に

右手の休憩場所に寄る。

 

▲ 右手に休憩ベンチが設置してあった。

 

 

▲ さあ、ヒルメシにしようぜ。

 

 

▲ きのう調達したニギリメシ3個はつぶれていたが。

食べれば違いはない。

 

 

▲ 鳥観図があった。

反時計回りで、右手から上がってきてトップの「現在地」に。

ここから、左手の「旧森林軌道」なるものを、延々と下っていく。

さあ、出発。

 

 

▲ 下りの「旧森林軌道」はこんな調子で。

上りの渓谷歩きは、岩があったり階段があったりの山道だったが、下りは細い林道だ。

ここは材木を積んだトロッコが馬に引かれて走っていた。昭和8年から昭和43年まで。2カ所ほど「○○ちゃんころばし」という標識箇所があった。馬もろとも○○さんが谷に落ちた箇所だ。おおこわ。この写真では軌道が二つ残っているが、ほとんどの軌道では外側のレールが残っていない。軌道を止めたあと、道自体がレールとともに崩落しているからだ。おおこわ。昔の人はたいへんだった。

 

 

▲ 大展望台と名付けられた所まで下りてきた。

左から、鶏冠山、木賊山、破風山、雁坂嶺、水晶山etc 。甲武信ヶ岳はあの山並みの裏だ。

とにかく、とっとと下りてきたが。若い娘(こ)がジジイには目もくれず、走って下りていった (笑)。トレイルランニング。

 

 

▲ 戻ってきたよ。

 

 

▲ Harmony ちゃん。15:24PM

ループ橋の向こうに見えるのは、鶏冠山(とさかやま)2115m。

4時間のウオーキング・・ていうより山行になった。

 

さすがに、珈琲ブレイクをいれて。

 

▲ 気付けのスタバフレンチロースト。

ウメぼしのはいったゼリーで。

 

活動データ

ウオーキング分類と言ったって、累積標高差が800mあるのだから、山登りだな。

下りでスピードアップしたから3時台で戻ってこれた。熊は出ないのだろうが、他の山行者にも殆ど出会わないのだから、4時以降は回避したい。

 

3D画面

この画では、上から下に周回したが、こんな長い渓谷歩きは初めてだった。

 

休憩のあと出発!

 

▲ みとみ笛吹き笛の湯 に立ち寄る。

道すがらに位置していて、助かる。

 

 

▲ 今晩のお泊りは、山梨県の道の駅・花かげの郷まきおか(牧丘)だ。

 

 

▲ 今晩のディナーは、塩味焼きそばと豆腐セットだ。

いつもソース焼きそばだったが、塩味にしてみたら、これがけっこう乙な味で驚いた。(これが小さな幸せというもんだ笑)

今日は森林セラピーもいっぱい受けたし、よく寝れるだろう。

 

 


飯能・龍崖山に登る

2024年06月14日 | 山旅

 

~・~・~・~

 

6月12日(水)

 

▲ 龍崖山公園の駐車場に来た。

 

 

 

▲ 公園を下りていく

 

 

▲ 地図看板

5月30日の柏木山に続いて、今日は飯能三山の最後の山、龍崖山(りゅうがいさん)に登ってみる。

で、当然「龍崖山コース」だ。

ジグザクと登っていくようだな。

 

 

▲ 公園下の登山口にきた。

両側に、木製の木彫り標柱が。

 

 

▲ うむっ、これはやはり龍かな。

 

 

▲ こういう案内も。

うむっ、コンビニが無いのか。

残念だが、出発!

 

 

▲ だいたい、こんな感じで、上がったり下がったりで。

 

 

▲ 中間点の燧山(ひうちやま)へ

同じ燧(ひうち)でも、燧ヶ岳とは随分違うな。

 

 

▲ ここにも「富士山見晴らし台」

しかしこの先に富士のお山は見えましぇーん。

 

 

▲ 頂上に来たようだ。

 

 

▲ それなりの広さがあるようだ。

 

 

▲ 龍崖山・山頂 246m

 

 

▲ イエーイ! というほどではないが

今日は、シーズン初の短パンで来たので。

腹が出てるよ。

 

▲ 来るときスーパーで買ってきたお弁当を広げる

 

 

 

▲ 40%引きの助六寿司をゲットしてきた。

おっと、他にだれもいない山頂だが

 

▲ 飯能の町を見続けるアナタには、挨拶しなくては

 

 

 

▲ キミに会いに来たよ。

でも、だいぶ日焼けしたね。

しょうがないよな。

 

▲ 確かに、山頂のパノラマ的景観は素晴らしい。

 

 

▲ ここにも、竹筒望遠鏡があって

武甲山、天覚山・・

 

 

▲ 秩父の盟主、武甲山もよく見える。

 

頂上には40分ほどいたかな。微風が吹き渡っていて、気持ちが良かった。

 

▲ さあ、そろそろ下りようか。

またね。

 

 

▲ はい、待ってますわ。

きっとよ。

 

 

▲ 戻ってきた。

クルマの中で小休憩。

 

活動データ

▲ 2時間ばかりのラクチン山行で。

 

 

3D画像

▲ この山も、冬場に来たら富士も見えて、良いのだろう。

 

このあとは、そのまま秩父へ。

 

▲ 武甲温泉に寄る

 

出た時は、午後6時だ。

すぐ近くの道の駅秩父に泊まるのは・・ちと「またかよ」なので

そのまま20分ほど走って

▲ もう少し秩父の奥に入った、ここ道の駅あらかわ でお泊りだ。

はは、いまのところボクだけだ。

 

さて、明日はどーするか。

 


柏木山は 愉快なオブジェのある埼玉低山

2024年05月31日 | 山旅

 

この山には、いつも二人のハイカーがいる

 

~・~・~・~

 

5月30日(木)

 

今日は、ブログ「奥武蔵の風」さんが紹介されていた柏木山(かしわぎさん)に行って見ることにした。

数多い埼玉低山のひとつだ。サイテーと略されることがあるが、埼低であって最低ではないから、そこんとこ誤解なきよう。

天気は、終日薄曇り予報だが、台風1号も来ているので止むを得ない。

 

▲ 埼玉県・飯能市の市民会館駐車場に到着。8時半。

自宅から30分ほどで駐車場に着くはずが、やはり朝のクルマラッシュで40分かかってしまった。

後ろに見えるは、多峯主山(とうのすやま)270m。ここは何度も登っている。多峯主山とこれまた近くの龍崖山と合せて飯能三山というらしい。

9時過ぎに駐車場を出発。

 

▲ 街中を歩いて、この標識から山方向に逸れていく。

方向は「吾妻峡」へ。

 

 

▲ 標識の下の花。

何の花か知らないが、いいね。

追記:チェリーセージ のようだ

 

普通の民家の間を通って

▲ ニンニクを売っているところから下りていく。

ニンニクを買っていきたかったが、硬貨を持っていなかった。

 

 

▲ ドレミファ橋が登場。

巾着田の高麗川にも同名の橋があるが、アレは石の上にボードが乗っているが、ここは剥き出しだ。

ド・レ・ミ・ファと口ずさみながらポンポンと渡ることになっている。(自己責任ね)

 

 

▲ 川の上流方向(下流方向も同じようなもの)

この清流は、入間川。このもっと上流は名栗川になって、あの有間ダム(名栗湖)から流れてくる。

この辺りは、吾妻峡という名前が付いている。

 

川を横切って

▲ 土手をどんどん上がっていくと、車道にでる。

車道を右手にまた上がっていって

 

▲ 「柏木山」の標識が

その手前が10台ほど停められる駐車場になっている。クルマを市民会館でなくて、ここに停めれば50分ほど時間短縮になるのだが、あのドレミファ橋で、ドレミファとやりたくて。

ここから、茜台自然広場登山口が始まる。

 

▲ フェンスコース柏木山の標識に沿って、傾斜の緩い登山道を上り続ける。

 

 

▲ 「富士見の丘」

残念ながら、富士山は雲の中で見えず。

 

 

▲ フェンスコースの名の通り右手のフェンスに沿って頂上まで歩く。

フェンスの向こうはゴルフ場らしい。

もう少しだろう。

 

▲ 柏木山頂上303mに到着。10:57AM 2時間弱経っていた。

この標識の裏には

 

▲ 高(たか)ドッケ山 の英語表記が。

その下に丸いわっかが下げてあって、「平和の輪」との説明も。

タカドッケヤマはこの山の別名らしい。ドッケとは尖ったという意味なので「高く尖った山」を意味しているのだろう。

 

▲ 三角点みたいな石柱もあるが、正式な三角点ではないだろう。

 

 

▲ ここからの眺望はすこぶる良い。埼玉低山では珍しい。

 

 

▲ 右端の眺望

 

 

▲ 山名の写真が設置されている

それによれば

 

 

▲ 棒ノ嶺と川苔山はあれだ。

 

 

▲ (先月に登った)棒ノ嶺をズームアップすれば

あの平なところが頂上で、ヤマザクラを観たよね。

 

 

▲ 頂上広場から下の斜面には野花があって

 

 

▲ さらに下にはオブジェがあって

 

 

▲ 三人の人形が楽器を奏でている ♬

左から、ギター、トランペット、バイオリンを。

聴こえてくるだろう。

でも、いつもタイヘンだね。

 

 

▲ フクロウのオブジェもあった。(片目がとれているが)

おもしろいな。

 

 

▲ 竹筒の望遠鏡もあって

筑波山が見えるのかな。

どれどれ。

 

 

▲ 写真に撮ると、逆光で何も映らないが

 

 

▲ 遠くの景色(多分、筑波山方向)が見えた。

このお遊び、いいね。

 

 

▲ 女性陣4人が来ると、一気に騒がしく 華やかになった。

 

ボクも昼メシを食べよう。

 

▲ 「ツナサラダ巻とカニカマコーン巻」と「梅づくし」おにぎりで。

 

 

▲ コーヒーで、きょうのこの瞬間(とき)に

カンパーイ。

 

 

▲ 頂上では1時間ほどいた。

最初はだれもいなかったが、オッサンばかりになって

バイバーイ。

 

フェンス沿いに進んで、最後にはここに

▲ 「ジャンダルム」と名付けられた2番目のピークに。

 

 

▲ ここにも、竹筒望遠鏡がお遊びで設置されていたが

 

 

▲ 本来4本の望遠鏡が2本だけになっていた。

風雨で壊れたのか、壊されたのか・・。

 

更にジャンダルム尾根を進んで

 

▲ 昇ってきた車道が見える高台端まで来た。

登山口まではもう少しだけ。

向こうに見えるのは飯能の町。

 

また、ドレミファ橋を渡って

▲ 市民会館駐車場に戻った。13:29PM

 

 

▲ いつもなら、出発前にコーヒーを淹れて、シャキッとさせるのだが

今日は暑い(頂上で25度C)ので、Tシャツ1枚で下山してきた。

で、コストコ炭酸水を飲み干したあと、ちびたいフルーツゼリーで。

それでも1時間ほど休憩を楽しんで、帰宅した。

 

最後に余談。ボクの全くの勝手な推測だが、柏木山は個人所有の山ではないかな。昔は高ドッケ山と呼びならわしていたが個人所有になって、「柏木」という所有者名に代えたのでは。柏木という地名は見当たらないようだし。飯能市のハイキングマップ等には「柏木山」は掲載が無い。頂上の面白いオブジェ等も所有者個人の趣味を表しているのでは。

それはともかく、柏木山の頂上の展望は魅力的だ。次は冬に来てみようか。富士山の見える時に。

 

 

 

 


尾瀬沼と水芭蕉そして燧ケ岳

2024年05月25日 | 山旅

 

沼尻平の避難小屋から尾瀬沼を臨む

 

~・~・~・~

 

5月23日(木)

 

▲ 大清水第二駐車場

昨日は関越道赤城高原SAで前日泊。

BS朝ドラを見たあと、1時間ほど走って(沼田IC経由)この駐車場に到着。実に12年ぶりだ。

8時半に出発。(前回より45分ほど遅れているW)

 

▲ 駐車場から5分ほどで、大清水登山口に出て立つ。

脚にサポーターを付けるのを忘れてクルマに戻る。これで、1時間ビハインドに。

 

 

 

▲ 一の瀬休憩所

ここまで砂利道を1時間ほど歩く。6月下旬からは、大清水Pから低公害車の運行がある。売店も開くようだ。

 

一の瀬からは山道になる。

▲ 木道階段がつづら折りに続く。

 

 

▲ ヤマツツジがポチポチと見える。(多分ムラサキヤシオツツジ)

 

 

▲ 歩荷(ぼっか)さんに出会う。

 

 

▲ 三平(さんぺい)平に到着。標高1762m。11:10AM

大清水が標高1180mだから標高差580mほど。ここが今回の山行では一番高い。

この峠を15分ほど下って、三平下へ。

 

▲ 尾瀬沼山荘の横に出る。11:28AM

大清水Pを出発してから3時間ほど経っていた。

ここから、尾瀬沼周回を始める。

向こうに、その尾瀬沼が見える。

 

 

▲ 尾瀬沼の向こうには燧ケ岳(ひうちがたけ)。2356m

東の至仏山2228mと並んで尾瀬を代表する山で、これより北には北海道も含めて、燧ケ岳より高い山は無い。

 

 

▲ 水芭蕉も出てきた。

尾瀬の水芭蕉は5月下旬~6月中旬が見ごろ。12年前に尾瀬沼に来た時は6月8日でベストだった。

今回はちと早い。これからの梅雨入りも心配だし、

歳を取るにしたがい、気がせいてくるので (笑)。

 

三平下から北の長蔵小屋、尾瀬沼ビジターセンターに向かう沼沿いの木道。

 

▲ 釜ッ堀湿原が見ごろを迎えている。

 

 

 

▲ 沼と水芭蕉は相性がいい。

 

 

▲ みずみずしく、可憐な、水芭蕉

 

 

 

▲ 長蔵小屋に入る前の、釜ッ堀湿原の

このスポット、アングルが水芭蕉と燧ケ岳組み合わせのベストではないかな。

これに青空が加わったら・・珠玉の風景。

残念ながら、今日は薄曇りの空。

 

 

▲ ここもいいよね、お姉さん。

向こうに小屋等が出てくる。

 

 

 

▲ 校舎みたいな、長蔵小屋

営業をしているようだ。

 

 

▲ 立派なトイレ  小屋。

尾瀬には があちこちで完備している。勝手なマーキングを防ぐ意味もあろう。

100円玉を握り絞めていれば安心だよ。

 

 

 

▲ 小屋群を後にして、大江湿原へちょっくら行こう。

 

 

 

▲ 大江湿原

この先をずっと歩き続ける(1時間)と、沼山峠・展望台へ。そこから御池Pへの巡回バスが出る。

 

 

 

▲ リュウキンカと水芭蕉のコラボ。

 

 

 

▲ 大江湿原から尾瀬沼を振り返ると

大江湿原のランドマーク、三本カラマツだ。

 

 

▲ 三本カラマツ

大江川が尾瀬沼に注ぎ込むところが少し高くなっていて、そこに。

 

 

 

▲ 大江湿原を後に、尾瀬沼の北岸を回っていく。

 

 

 

▲ 北西端の沼尻平に来た。

この木道は、燧ケ岳頂上へ登る山道で、ナデツ窪。

標高差700mぐらいだから登れないこともない(1泊するならW)。

 

反対方向の木道を進むと

▲ 沼尻休憩所. 後ろに

12年前と違って新しい。調べると2015年に焼失、これを2018年に再建したようだ。

 

 

▲ WDも新しい。パラソルもある。しかしまだオフピークで、誰もいない。

中にはいって

 

 

▲ ここで、ランチにしよう。

晴れ間も出てきて、無風で、尾瀬沼を眺めていると気持ちが解放される。

 

 

▲ いつものオニギリセットを取り出す。

リュックの底に置いているので、オニギリがぺちゃんこだ。

ちと考え直さないといかんな。え?食べれば一緒だと?

 

こんな気持ちのいいところなら、夏場ここで寝起きしていてもいいかな。しかし熊も出入り自由だから無理か。

 

▲ バイバイ。

沼尻休憩所を後にして

今回も、尾瀬沼の南岸を回って、戻ろう。

 

 

▲ 残雪が木道を覆っている箇所もあった。

しかし数カ所で長さもせいぜい数メートルだから、持ってきたチェーンスパイクは不要。

 

 

▲ 足を踏み外すと沼に直下する箇所も一箇所あったが。

道にはゴム網が被せてあり問題ない。

 

 

▲ 燧ケ岳と尾瀬沼

 

 

 

▲ 燧ケ岳頂上をズームアップ。

燧ケ岳は双耳峰。左が柴安嵓(しばやすぐら)(2356m)、右が爼嵓(まないたぐら)(2346m)。

裏側の御池Pコースから2回登った。

 

 

そして、三平下に近い所で

▲ 逆さ燧ケ岳もなんとか

最期に最後に見れて良かった。

 

さあ、戻ろうぜ。

このままでは大清水Pへは、午後6時半になる。WAO!!

三平下 15:46PM から

▲ 三平峠まで上がって16:12PM

 

12年前のスナップ 2012.6.8 14:05

右端のご夫婦、ご主人は70代ちょいで今のボクと同じ。あの夏にお二人で利尻富士に登る予定とおっしゃっていた。左端の男性とは南岸をご一緒に周った。ブログ記事にコメントもくれた方。

みなさん、その後も御息災だろうか・・。

 

12年前を回顧しつつも、急がなくては。あの時より2時間半以上遅い時刻になっている。

 

▲ 下山途中、鹿に遭う。

いつものように、お互いにじっと見つめ合う。

鹿ちゃんは、ボクが何も行動しないのを確認して、山道を横切って白い尻を見せながら、消えていった。

 

気持ちはせいてはいるが、焦ると岩手山下山の時のように前につんのめて顔面を打つ。両ストックを確実に突いて、集中して下りていった。

 

▲ 大清水第一駐車場ゲートまで来た。

左下に折れて降りて

 

▲ Harmonyちゃん、無事帰ってきたよ。17:50PM

総山行時間は9時間19分(含む休憩1時間16分)となった。12年前は8時間の山行だった。

 

昨年の6月17日にシラネアオイの白砂山に登った時は、山行時間がヘロヘロの12時間50分で、18:44にPに戻ってきて、さすがにそのままPで車中泊とした。今回は帰りの林道も舗装道で広いので、珈琲休憩も入れず即下山運転に移った。

 

▲ 片品村の花咲温泉に立ち寄り。午後7時。

車中泊できるか聞いたら、やめてほしいだったので、30分ほど入浴したのち、即出発。真っ暗な県道64号線をクネクネと下って、対向車は一台もなく(笑)、再度沼田ICから圏央道に乗って、赤城高原SAに到着、そこで再度車中泊とした。ほんと、無茶なことをしている。

全身運動で交感神経が高ぶっている上に【速報】まで載せたからだろう、体は疲れているのにいつまでも副交感神経優位へ切り替わらず、ウイスキーナイトキャップも効かず、ほとんど寝付けなかった。ほんとアホなジジイだ。

 

それでも翌日 朝10時半に無事自宅帰着。

2泊3日山旅:総走行距離328km

 

 

 

 

過去記事: 「薫る 尾瀬沼・水芭蕉・燧ケ岳」2012.6.8