遥か彼方へ

行きかう年は旅人なり
いずれの年よりか、片雲の風に誘われ漂泊の思いやまず
我、前だけを見据え最期まで走らむ

初夏の 野の花たち

2022年04月26日 | 日々の思い

4月25日(月)

 

今日の朝のウォーキングは26度Cの「夏日」のもとで、暑い。しかし少しぐらい暑くても、今日みたく晴れたほうが、ずっといい。

 

▲ 手前の桜の樹も、向こうのポプラ並木も青い。

初夏の装いを整えている。

 

▲ 小学校の入口前は

青と白のネモフイラだな。

茨城に見に行きたいものだ。(国営ひたち海浜公園)

 

 

▲ いつも見ている樹だが

シソの葉みたいな葉色になって光っている。

 

 

▲ モミジみたいな形の葉だな (笑)

深い紫、いい色だ。

カエデ楓の樹。

 

 

▲ お茶畑にポピー(ヒナゲシ)が乱舞

 

 

 

 

ポピーに混じって、こんな花も

▲ 綺麗にギザギザした花

という表現しかできないが (笑)。

ヤグルマギク です。← けーごさんよりご教示

 

▲ 青いギザギザの花もあって

これもヤグルマギク。

 

▲ このギザギザ花なんかは、先の白い花と矢車の形状は同じ

しかし、花びらの色が白と青に見事にひっくり返って、違う。

色転換したのだろうか (笑)。

 

▲ ハナビシソウ(花菱草) (Googleレンズ)

家紋の花菱に似ているからだって(笑)。

別名 カリフォルニアポピー  カリフォルニア州の州花。

これも「ポピー」だからケシ科ね。

 

 

▲ この白い花は、また別の種だろう

オオアマナ(大甘菜)(Google レンズ)

英名は「ベツレヘムの星」なるほど。

ウム・・ここら辺の野花は国際的だな。侮ってはいけない。

 

▲ 繚乱の白い花

コデマリ(小手毬)だ。

 

▲ 小さい花が密集するように集まって、丸い手毬状の球団をつくる。

こんなのを見れば、昆虫は寄り付かざるを得ないだろう 。

 

コデマリの横には

▲ 別の白い花群が

シロヤマブキ(白山吹) (Google レンズ)

 

 

▲ この可愛い形状の花を持つのは、マメ科の作物の花だった

エンドウの花 (Google レンズ照会)

笑い。

 

▲ もっと花が乱れ咲いている処もあって

 

その中にピンク色の

▲ こんな花もあったが これもクルマギク

道端とはいえ、今は咲いている花を挙げたらきりがない。花の季節に入ってきた。

梅雨到来も早そうだけど

 

さあ、随分と道草を食ったな。 家に戻ろう。

 

 


タラの芽と行者ニンニクを頂いて

2022年04月24日 | 日々の思い

4月23日(土)

 

▲ 家内の信州・佐久の友達から

タラの芽と行者ニンニクが届いた。

タラの芽は山に行ってご主人が採ってきて、行者ニンニクはお友達が畑から刈ってきたもの。

 

夕食はもちろん、この食材で料理。

▲ 行者ニンニクなるものは、ボクは食するのは初めて。

ニンニクに関係ある? そのときはいつものように検索。

 

標準和名ギョウジャニンニクという名前の由来は、ニンニクのような強い香りと、山にこもる修験道の行者が荒行の合間にこれを食べて体力を保持したからとも、逆にこれを食べると滋養がつきすぎて修行にならないため、食べることを禁じられたからとも言われている。(Wiki)

どっちや?!(笑)

ま、食べれば精が付くんやな。

 

食し方も分からないが、家内はクックパッドを見て、玉ねぎと豚肉を合わせて炒めた。

 

▲ あんなに嵩張っていた行者ニンニクは、小さくなってしまった。

 

一番食べたかったタラの芽は

▲ 硬めの外皮を外して、油で揚げるだけ

家内は小さい時、うちはなんでこんな草っ葉ばかり食べるのかと、不満に思っていたとか。

(それが信州が長寿県である秘密なんだよ)

今は珍重されるタラの芽なんだけどね。

 

▲ さあ、できた

蕎麦と一緒に。

行者ニンニクは、葉が弾力性がずいぶんあって?? レシピ変えたほうがいいかな。

タラの芽は、Good!! ホコホコと和らかく、ポコポコ食べた。新しいからだろう、苦みが全く無い。10個ぐらい食べただろうか。まだ残っていたが、食べ過ぎると毒だと言われていたとかで、止めた(笑)。

おなか、いっぱい。精がついたぞ?

けれど、これみんな繊維質じゃないか、タンパク質がない。

いや、いいんだ、ボクは行者になるのだ。(なんのこっちゃ)

 

 

4月24日(日)

▲ お昼は、タラの芽2本付のうどん

 

 

▲ 昨晩NHKで録画した尾崎豊ファイナルコンサート(1991)を見ながら・・

死亡日1992年4月25日 享年26歳

生き急いだ尾崎。30年たったか。

お墓は近くにある。

 

[Official] 尾崎 豊「I LOVE YOU」 (LIVE)


坪山登山~山野草を愛でながら下山

2022年04月21日 | 山旅

4月17日(日)【続き】

坪山の頂上へ無事到着。雨には幸い会わなかったが、天気チェックすると・・

 

 

「12時頃に雨が降りはじめます」

あと2時間すると雨 

それはヤバイ。見晴らしも良くないし、ヒカゲツツジはもう見たことだし。

頂上には15分ほど留まっていただけで、クッキー1枚だけ食べて下山だ。10:07AM

 

▲ 下山口のここからは富士山が見えるのだが・・

残念だがしょうがない。

 

下りの山道では、

▲ ミツバツツジが花盛りだった。

 

それに、こんなモノも目に入った。

▲ 倒木の上にカラフルなキノコ

 

で、見かけたキノコをまとめて掲載。

 

▲ 渦巻キノコ

 

 

▲ これも同じ渦巻キノコか

貝の文様にも似ているが。

 

 

▲ マッシュルームに似た小さいキノコ群

 

 

▲ 切り株にビッシリの雪キノコ

 

あ、全部正式の名前ではないので、悪しからず。

 

▲ 山道の下方に、一面がピンク色に

 

 

▲ 山桜だな

盛りは過ぎているが、それでも一面に広がるヤマザクラはいいね、壮観。

 

 

▲ ミツバツツジとヒカゲツツジの競演

下山ではヒカゲツツジは殆ど無かったが。

 

だいぶ下りてきた。

▲ 真っ直ぐに伸びた樹々の中を下る

この辺りから、山道の脇に山野草花が現れてくる。

ボクは、ずっと先を歩いていく女性が立ち止まる処に目ぼしを着けていて、自分もそこでチェックするだけだが (笑)。

 

▲ 一人静(ヒトリシズカ)

名前は、源義経が好んだ「静御前(しずかごぜん)」という女性が一人で舞っている姿に見立てたことから。

木曽義仲(源義仲)の鉢巻きを締めた勇ましい巴御前(ともえごぜん)とはエラク違うな。

 

▲ オオッ、静御前が、ひらひらと舞う、舞う・・

ところで静御前はまだ「鎌倉の13人」に出て来てないな。誰が演じるのだろう。江口のりこみたいなのを出したら承知しないからな。

 

 

▲ これは何の花だろう?

女性の方に追いついて尋ねたが、その方も花が開いてみないと??

 

もう少し下ると、これがポツポツと

▲ これは、ボクにも分かる。イカリソウだ。

今写真を比べてみると、前の開花前のツボミはイカリソウだろう。

 

さらに、こんな花も

 

▲ 名前を教えてくれたが、忘れてしまった(苦笑)。

 

ほぼ登山口の斜面で

▲ その名も「スミレ」とだけいうスミレの種らしい。

スミレは地名とか色々頭に付いて多種多様だが、これは単に「スミレ」。嘘みたいな話だが。

 

 

▲ びりゅう館に戻った。12:18PM

結局その後も雨は全く降らなかった。今度は予想が良いほうにハズレた。

5時間弱の山行。

 

昼食を取らずに下りてきたから、ハラが減った。そのまま食事処へ直行。

▲ 「坪山よくばりセット(普通盛り)」1540円(税込み)

山菜の天ぷらはよもぎ、こもみ、タラの芽で前日食べた「さいはら定食」と同じ。定食に蕎麦(半盛り)が追加されて「よくばりセット」なのだ。

さて水車でコットンコットン挽いた蕎麦のお味は? 蕎麦はボクにとっては硬めだな。そばつゆはいい味だが、蕎麦自体は・・ 不味くはないが特段というのが個人的感想。

さあ、これで昨年からの課題、①ヒカゲツツジを見て②ここで水車・蕎麦を頂くが見事果たされた。満足です。

 

さあ、クルマへ戻ろう。

▲ びりゅう館・第二駐車場は、ほぼ埋まったままで。

 

 

▲ 珈琲・休憩タイム

5時間弱の山行だった。

天気はすぐれなかったが、当初懸念した雨には会わずで良かった。

花も十分、色々楽しめたし、満足のいく山登りだった。

 

1時間ほど休んだあと、ここから30分弱走って、道の駅・小菅へ移動した。

▲ 道の駅に併設する立ち寄り湯へ

入口で若者たちが入浴するかどうか相談していたが、結局入らずに帰っていった。

 

▲ 受付ロビー

薪ボイラー導入か。燃料費は高騰するだろうから、先見の明があった?

露天風呂もあって、そんなに混んでもいなくて、温泉質はよーわからんが、ヌルヌルしていて肌もスベスベになる感じで、皆さん喜ぶ温泉ではないだろうか。

 

▲ 道の駅小菅は奥多摩湖の近くで、山の中。

それでも地デジはNHK総合が一局だけだが入った。

今晩はここでお泊り。

大河ドラマとNHK7時ニュースを見てゆっくりしよう。明日の昼までには自宅に戻れるだろう。

 

2泊3日旅。総走行距離150km。

 

 


坪山登山 ~ ヒカゲツツジを愛でながら登る

2022年04月19日 | 山旅

4月17日(日)

 

~・~・~・~・~・~・~・~・

 

 

5時半に起床。

夜中じゅう、コットン、コットンと水車の音が聞こえてきて・・ 少し気になった (笑).

ま、コットンはいいのだが、パラパラと雨音が。雨かよおう。昨夕から天気予報が変わってしまった。午後は小雨予報に。このまま、雨が降っていたら登るのはよそうかと思って、朝食を食べて車内待機。

 

▲ それでも、クルマはどんどん集まってきて、傘を差しながら出発する人、上下雨合羽装備で出る人。

そのうち、雨は止んで、雲間に陽も少し見えてきて・・ こりゃあ行かざるを得ないよな。折り畳み傘もレインウェアもリュックに入れたまま、出発!! 7:26AM

 

▲ 地図看板

現在地の「びりゅう館」から県道を右に歩いて、登山口から時計回りの「西ルート」で坪山頂上へ。頂上への山道にお目当てのヒカゲツツジがあるはず。万が一雨が降ってきたらピストンで戻ろう。頂上から左へ周回する通常コースは雨山中での時間がかかり過ぎるから。

 

 

▲ 神社の前の橋ではなく次の橋を渡って、登山口にアプローチ。

その途中に公衆トイレがある。びりゅう館のトイレは開館の午前10時前には使用できない。

トイレを左に曲がれば、登山口。

 

▲ スミレだろう。

 

 

▲ 東ルート(ほとんど使わない)と西ルートの分岐点に

選択は、もちろん「花コースの西ルートしかない。

 

 

▲ しばらくして、尾根登りへ入る。

 

 

▲ この尾根を頂上まで昇り続ける。

なに、なに、たいしたことはない。標高差は600mぐらいだろうが、花を愛でながら登れば、疲れは忘れる。

まもなく、

▲ 最初に出てくるのは、紫色の華やかなミツバツツジ

 

 

▲ 関東地方東海地方近畿地方東部の太平洋側に分布し、主に山地や丘陵地のやせた尾根や岩場、里山の雑木林などに生育する。落葉広葉樹の低木で、樹高1 - 3メートル (m)は3枚輪生することから、名に由来になっている

このミツバツツジは下山斜面でも続く。

 

 

▲ イワウチワ

扇子の形に似ている?ことから命名。

 

▲ もう少しピンクがかっているようだが、白かった。

今年も、ほんの数輪しか見れなかった。坪山でも明らかに絶滅しているのかも。

 

さらに上がり続けると・・

▲ ミツバツツジに混ざって見えるあの白い花は!!

ちんどん・・じゃなくて、ちむどんどんどん・・してくる

ヒカゲツツジ??

 

▲ お初にお目にかかります。ヒカゲツツジです。

日本固有種。関東地方以西の本州から四国、九州にかけて分布。山地、岩場など。和名のヒカゲツツジは日陰に多く生えることに由来するが、日陰だけに生えている訳ではない。樹高は約1-2m。山地、河岸の岩場などに生える。日本では4月-5月にクリーム色ないしは淡黄緑色の花を付ける。

 

▲ ボクの好きなバニラ色が優しく

 

 

▲ その優美な形状と相俟って、優雅。

ミツバツツジが20~30代の若い女性とすれば

ヒカゲツツジは40~50代のオトナの女性かな。

昨年は26日に来たが遅くて、全く見れなかったヒカゲツツジ。リベンジの今年はどうにか見れたよ。もう下山していいよ (笑)。

 

▲ 坪山の花を紹介する看板

結論を言ってしまえば、イワカガミを除いて今回全部見れた。

イワカガミはこのスポットから上部で、昨年はビッシリ見れた。今年の17日では時期がまだ早いのだ。

 

頂上までの、ヒカゲツツジのオンパレードをどうぞ。

 

▲ 頂上が近くなると

心なしか、ヒカゲツツジの背丈も低くなる。

 

 

▲ 山道にはみ出して咲く。

 

 

▲ 私って・・

ウン、綺麗だよ。

 

 

▲ 言うことないよ。

ありがとうね。

 

 

▲ またね。

頂上が近い。

 

 

▲ 坪山頂上 1102.7m 到着 9:49AM

出発から、2時間半ほどで登ってきた。

 

▲ 頂上スペースはそんなに広くはないが。

皆さん、和気あいあいと。

始めから終わりまで一人だった先日の独鈷山と、えらい違いだ。

 

▲ 展望は、「北に三頭山、南東に権現山、南西には富士山を望みます」とあるが、確かに去年は見えましたが、今年は天気予報が外れたおかげで、何も見えましぇん。

 

代わりに

▲ 馬酔木(アセビ)の樹と花があった。

ツツジ科の常緑低木。乾燥した山地に自生。早春、多数の白いつぼ形の花が総状につく。有毒。葉をせんじて殺虫剤にする。「馬酔木」は、馬がこの葉を食べると脚がしびれて動けなくなるのによる、とか。

 

▲ ただ、馬酔木は文学好きの方ならやはり「あしび(馬酔木)」を思い起こすだろうな。「あしび」は正岡子規没後の伊藤左千夫らの短歌雑誌として有名だもんな。

「あしび」の主張の一つは、万葉調への回帰。

アセビは日本人が古くから親しんできた木で、『万葉集』にはアセビを詠んだ歌が10首ある。アセビの花を愛でた歌人の面影を示す歌が多く、『万葉集』が成立した奈良時代末期ごろまでには、庭園にアセビが植栽されて観賞されていたとみられている(Wiki)

アセビのこの豊満な咲きぶりが、「恋」の豊かさを万葉人に想起させたようなのだ。

 

▲ おい、アセビよ。昔からインテリは色んなことを想いつくよな。オマエは「恋」の象徴なんだってよ。

恋がいっぱいなっている。それにあまり酔いしれると、毒にもなるということか。

奥が深いじゃないか 。

うむ・・ 酔いが回って、ピンぼけになってきた (笑)。

 

To be continued・・