遥か彼方へ

行きかう年は旅人なり
いずれの年よりか、片雲の風に誘われ漂泊の思いやまず
我、前だけを見据え最期まで走らむ

早春の日和田山・物見山へ登る

2022年02月26日 | 山旅

2月24日(木)

三回目接種後の猶予期間を経てのお出かけ第二弾は、地元のこの山へ。

 

▲ 巾着田の駐車場に到着 10:45AM

自宅から1時間ほどでやってきた。

向こうに見えるのがこれから登る日和田山(ひわださん)。

 

予定コースは、

▲ 右下の巾着田の駐車場から北に上って日和田山登山口へ。

あとは、日和田山登山口⇒日和田山⇒高指山⇒物見山へ。いつもならここで登山口へ戻るのだが、今日はそのあと北向地蔵、五常の滝を経ての周回コースのつもりだ。

 

日和田山登山口の手前にある記念碑:

▲ 田部井淳子さんに挨拶して

田部井さんは女性で世界で初めてエベレスト登頂に成功した登山家。晩年ガンになった後、近所のこの日和田山を夫ともに登って体調回復に努められた。2016年没77歳。

 

 

▲ 第一の鳥居

この鳥居をくぐって、すぐに

 

 

▲ 分岐点

右が女坂コースへ、左が男坂コース。

どっちでもいいのだが、今回も男坂コースへ。女坂はなだらか、男坂は岩場がある。

 

 

▲ 男坂の最後の取り付きは、岩場。

自分で引き上げる必要がある。

ここをよじ登れば、すぐに第二の鳥居へ出る。

 

 

▲ 第二の鳥居

ここからの眺望はすこぶる良い。

 

 

 

▲ 手前下に広がる丸い平地

それが巾着田(きんちゃくだ)。

高麗川が蛇行して巾着袋のような地形ができている。

 

駐車場にあった絵地図によれば、

▲ 上に日和田山。下に今見ている巾着田。

そう、巾着田の下部はあの有名な曼珠沙華の群生地だ。

 

巾着田の上方、遥か彼方に目を凝らせば、

▲ スカイツリーも見える。

 

 

▲ ここからは東京首都圏が全部見える。

左端の彼方には、筑波山の山影。

右端には・・今日は快晴なので・・

 

▲ はい、富士山も見える。

さすがに、駿河湾は・・見えない。

 

ここの第二の鳥居の、上方に金毘羅神社があるが割愛。

神社を過ぎて更に少し上がれば、

▲ 日和田神社の頂上へ。305m 11:56AM

頂上からも大東京が見渡せるが、先の第二の鳥居からのほうが視界は広い。

 

 

日和田山頂上からいったん下って、

▲ また少し上がったところが、高指山(たかさしやま)頂上。330m。

電波塔がある。以前はこの標識が無かったのに出来ているので撮影。

 

高指山を後にして、駒高の小さな集落を過ぎて、また上昇していくと

▲ 物見山(ものみやま)の頂上に。375m 12:50PM

展望は無いものの、明るい樹林に囲まれて、日当たりのいいベンチがある。

 

 

▲ オっ、一応、物見山の標識も。ここが三山の中で一番高い。

高いといっても300m台だが(笑)。愛すべき埼玉低山の一つだ。

 

昼食は、毎回ここで取ることにしている。

 

▲ 来るときセブンで買ってきた海苔弁。

あれほど前回富士の大平山で、これからはローソンの「いなりちらし寿司セット」にしようと決意してたのに、もう忘れていた(笑)。

 

昼食を終えて、いつもならここから車道に出て戻るのだが、毎回同じでは芸が無い。

ということで、初めての周回コースに出た。

 

▲ 杉、ヒノキの樹林帯を歩いていく。尾根道だ。

 

 

 

▲ 北向地蔵に到着。13:50PM

 

 

 

▲ お地蔵さんが3体祀られている。時節柄マスクしてるよ。

天明の大飢饉(1783~84年)に発生した疫病を防ごうと祀られた。栃木の岩船地蔵尊の分身として譲り受けた。その際、岩船地蔵尊の方向(北)を向いて建てられたため北向地蔵と呼ばれるようになった。

コロナが無くなりますように・・

 

このあと、五常の滝を目指して歩き続けたが、実際は標識に従ってだけ歩いて、林道、車道、山道が交互に出てきて、他に歩いている人もいなくて、実際はガイドブックどおりに下ってきたかは不明。知らない土地では、これは極めて不安にさせることだが、まあ一応地元だからと変に自信があった(笑)。

 

▲ 五常の滝の入り口に到着 14:30PM

五常とは儒教の教えのようだ。割愛。

二宮金次郎さんが読書されていた。しっかり勉強したまえ。

その横には、5人の儒者が祀られていた。

 

 

 

▲ 参道の奥に、五常の滝。

冬だからか、水量はそれほど多く無かった。

 

 

▲ 299号の道まで下りてきた。15:00PM

ガイドブックではここからバスに乗って戻るのだが、ボクは? そんなことはしない。

テクテク40分ほど車道を歩いて、巾着田の駐車場へ戻った。

 

 

▲ 駐車場ゲートに戻ってきた。15:40PM

朝着いた時に分かったのだが、この駐車場は午後5時に閉まるのだ、出なくてはならない。

以前は24時間開いていて、当然車中泊は出来たのだが、不可。

コロナ禍で変更になったようだ。残念。

 

▲ 外部から雑用の電話もかかってきており、今日はこのまま退去だ。

いつもの珈琲タイムも今日は取りやめ。

5時間ほどの山行だった。新たな周回もやってみて、何事もなくて。結構なことでござんせんか。やはり来て良かった(^^)。

それなりに満足して、自宅へ向かった。

 

次の第三弾のお出かけは、ゆっくりといきたいな。

 


日本一高いひな壇飾りは 7m

2022年02月23日 | 一般旅

2月22日(火)

 

おおッ、皆さん密だのう。マスクしたほうがいいと思うよ(笑)

 

~・~・~・~・~・~・~・~・

 

高さ日本一というひな壇飾りを見に行った。例によって今朝の毎日新聞の埼玉版に載っていたので。

ブースター接種も終えてちょうど2週間たったことだし、GO!

 

▲ 31段、7mでして。

鴻巣市のJR鴻巣駅東口の「エルミこうのすショッピングモール」1Fで。

吹き抜けの3階部分に達するひな壇は圧巻。買い物客らは足を止めて見入る。

 

 

▲ 全国から寄せられた人形1582体がピラミッド状のひな壇に飾られている。

職人さんの協力を得て上から置いていくのだが、ひな壇の組み立てに5時間、並べるのに3時間かかったそうだ。

 

 

 

▲ 18回目を数える「鴻巣びっくりひな祭り」。

コロナ禍での開催とあって、今年は「無病息災を願って」がテーマ。

 

 

▲ ホール横には平置きのお雛様も。

 

 

▲ 中央上部には、やはり男雛と女雛がすまし顔で

 

 

 

▲ ホールの3階から見下ろして

 

 

しかし、どうしても頂上が気になってしまって

▲ ここでも頂上は、男雛と女雛が2セットで。

心なしか男雛の視線は下方に注がれているようで・・

 

 

 

▲ 背中合わせで会話するお二人

「妃よ、ここは高いのう、ちと怖いんじゃが」

「あら、そう? 見晴らし良くってよ」

 

 

▲ その他大勢のお雛様たち

 

 

 

▲ 「おばあちゃん、きれいだね」

「そうだいね。ばあちゃんも昔はこうだったんだよ」

 

 

 

▲ 鴻巣のびっくりひな祭りでした。

鴻巣は埼玉県民には自動車免許試験場として知られているが、こんなこともやっているのだ。

この地域には他にも4カ所ひな祭りの展示会場があるようだ。

3月5日まで。

 

おまけ:

春よ、来い - 松任谷由実(フル)

 


希望という名の重い荷物を

2022年02月16日 | 時事

風邪で微熱が続いた連れ合いのため、ボクは数日キャンカー内で寝ることを余儀なくされた。結局PCR検査でも陰性だったが(^^)。

その時の未明にコミュニティFMで、「セーラー服と機関銃」の主題歌「夢の続き」特集をやっていた。来生たかお、薬師丸ひろ子の同曲だけでなく再録音、ライブ曲等を連続して流していた。地域局だから、そういう偏った番組が可能なのだろうが(笑)、ボクも好きだから一人ずっと聴いていた。

 

 

そしてふと気になった。「希望という名の重い荷物」のフレーズ。

 

希望という名の重い荷物を

君は軽々と きっと持ち上げて

笑顔見せるだろう

 

何故「希望」が重いのだろうか? 希望って明るく、楽しいもの、心が軽くなるものではないのだろうか?

・・・

これって、希望自体が重いのではなくて、希望を描く、持とうとしてもその希望の実現が困難なため希望は重い、と詩(うた)っているのではいか。

さしずめ、今抱いている皆さんの「希望」は、コロナ禍が早く終わって以前の平穏な生活に戻りたいということではないか。しかし、その終焉が見えない。オミクロン株が終わったらまた別の変異株が現れて、また新たなワクチン対応して・・

どの医学専門家も、コロナがいつ、いかに終息するか確証がないのが現状だ。いっそ、今の世界を覆うパンデミックは現実ではなくて、悪い「夢の途中」だと思いたいくらいだ。

こういう心理下では、コロナから解放された生活を想い描く「希望」を持つのは難しく、「希望」を意識に乗せること自体が重荷に感じまいか。

それでも、「希望」の荷物を持ち上げて進まなければならない(カッコいいね)

そして、笑顔を見せてくれ。

 

コロナめっ!ダ、ダ、ダ、ダーン(機関銃の音) 

カ・イ・カ・ン!

 

 

薬師丸ひろ子「セーラー服と機関銃」

 

 


雪と梅の公園

2022年02月14日 | 日々の思い

2月14日(月)

 

昨晩、また雪が降った。

じゃあ、いつもの公園に行ってみようか。

 

▲ 予想に反して、駐車場はもう完全に溶けていたが。

草地には雪が残っていた。

 

じゃあ、定点観測だ(笑)。

 

▲ 最初の梅の木は、完全に真っ赤。

 

 

▲ 赤の梅で覆われている。

 

 

 

 

▲ 次に、紅白の梅スポットへ

後ろのグラウンドの白雪とのコントラストで

いつもとは違う、目さむるここちすれだ。

 

 

 

▲ チューリップ1万本プロジェクト

4月中旬に開花予定か。

期待してるよ。

 

 

 

▲ 紅白の梅の木

どちらも満開。

 

 

 

▲ 紅白入り交じると綺麗だ。

 

 

 

▲ 梅と雪

全然、いつものイメージが違ってくる。

多分、今日だけ今だけのシーン。

 

 

▲ 三本のメタセコイアも

寒々しいイメージで。

寒々しさが続くが、好きだね。

 

 

▲ 広場も

うっすらだけど雪に覆われて。

正面のあのかたまりは・・

 

 

 

▲ 雪だるま

ていうか、ドロだるま?

今朝、だれかが作ったのだろう。

 

 

 

▲ 池

寒いからか、水鳥が今日は見当たらない。

 

 

 

▲ テラス

グラジオラスかな? 明日にはまた晴れるからね。

 

ウオーキングを終えて、昼食を買って帰ろう。

多くの方がそうだろうが、何もできなくて、三食をどうするかの楽しみしかない日々。

じゃあ、きょうは久々にMaCだ!

 

▲ ショッピングセンターの敷地内に最近できたMac

ドライブスルーはキャンカーの高さが高すぎて不可。

 

 

▲ ビッグマックとチーズバーガーと、ラージフレンチフライと言ったら通じなかったが。

これはボクの。

何か月も食べてないからいいだろう。

クルマの中で、Macの匂いが充満する。早く家に戻ろう。

 

 

 


ワクチン三回目接種を終えて

2022年02月09日 | コロナのこと

2月9日(水)

昨日午後に、新型コロナウイルスワクチンの三回目を近くのクリニックで受けた。

先生は問診の際に、ボクに過去二回の副反応の有無を聞いた。

「殆ど何も無かった」と答えると、「そうなんですよね、言われているほどには、ほとんどの人が何も生じません。」 待合室には、20人ほどの方がゆずるちゃんのフィギュアを見ながら、順番を待っていたが全員70代以上の高齢者とお見受けした。この母集団では副作用を生じないのだろう。

自分の番が来た。

長袖シャツをたくしあげるのに悪戦苦闘しているうちに、接種は終わっていた。

「えッ?もう本当に終わったのですか」

「はいそうですよ。なんならもう一度やりましょうか」(冗談です)と、明らかにベテランの看護士さんがおっしゃった。

 

「モデルナだって痛くないよ~」

 

15分ほどの経過観察のあと

 

 

▲ 接種済み証を頂いた。

丸一日経過したが、打った腕の接種部辺りにすこし痛みを感じるも、その痛みも朝方より減っているので、これで終わりだろう。はい、私は70歳の高齢者だ。

 

さて、コレはどれだけ効くのだろうか(笑)。

厚労省のQ&Aによれば

Q. オミクロン株にも追加(3回目)接種の効果はありますか。

英国健康安全保障庁(UKHSA)の報告によると、ファイザー社及び武田/モデルナ社のワクチンのオミクロン株に対する発症予防効果はデルタ株より低く、2回目接種から2-4週後は65~70%であったところ、20週後には10%程度に低下することが示されています。ここで、追加接種することにより、その2~4週間後には発症予防効果が65~75%程度に高まり、一時的に効果が回復することが示唆されています。ただし、10週以降はその効果が45~50%程度になるというデータもあり、効果の持続期間については、引き続き情報を収集していく必要があります。

また、オミクロン株に対する入院予防効果については、ワクチンの種類毎に解析はなされていないものの、UKHSAの報告によると、2回目接種後25週目以降では44%であったところ、追加接種後2週目以降では89%に回復していることが確認されています。また、65歳以上の人における、オミクロン株に対する入院予防効果は、追加接種後2~9週で94%、10週以降で89%であったことが報告されており、発症予防効果に比べると、その効果は比較的保たれていると考えられます。

(赤線筆者)

簡単にいえば、三回目接種すれば

【発症予防効果】  10% ⇒ 65~75% へ戻る

【入院予防効果】 44% ⇒ 89% へ回復

 

どちらも2週間ほど待たないとだめだ。

じゃ、しばらくじっとしているか。

できるかな。