遥か彼方へ

行きかう年は旅人なり
いずれの年よりか、片雲の風に誘われ漂泊の思いやまず
我、前だけを見据え最期まで走らむ

最果ての地、宗谷岬でお泊り

2023年08月01日 | 一般旅

7月30日(日)

 

間宮林蔵は最北端の地から、樺太を今日も眺めている

 

~・~・~・~

 

朝食のあと、散歩に出る。

すぐ近くに

▲ このロマネスクな建物が続く

 

 

▲ はい、御存知、稚内港北防波堤ドーム

 

 

 

▲ まだ、あのエンドまで行ったことがないな

歩いてみれば良かった。

 

道の駅大型車用駐車場へ

11時オープンと書いてあったから、え? えらく市場は開くようになったのだなあ?と思いつつ行ってみると

▲ 2Fの「夢広場」なるレストランは開いていたが

1Fの「北市場」は

 

▲ テナント募集中!!

感嘆符が二つ!!も付いているから、ずいぶんと募集したいのか

もう市場はやってない!!

7年前に家内とここで朝にウニとカニを買って、宗谷岬に行って食べたのに・・もうやっていない!!

がっかりすると同時に、ずいぶん寂しく感じた。

 

▲ 一応、この写真も載せねばなるまい。

最南端からつながる線は、ここで終了。最南端として指宿枕崎線が載っている。指宿へは全国1000円時代に走ったので、ボクも最南端から最北端までキャンカーで走ったことになるのかな。

 

 

▲ JR駅・道の駅マップ

右下の赤丸印のとこで停めていた。

よしっ、これで稚内は終わり!

宗谷岬へ行こう!

 

▲ で、ブログ上は宗谷岬にすぐ到着。(1時間ほどかかったかな)

ここは、宗谷岬の上の高台にある駐車場。

 

▲ すぐに、エゾシカがお出迎え。

 

 

 

▲ 奈良公園とは違って、餌をねだりにきたわけではなく、駐車場前の草を食べに来ただけだ。

7頭いて、赤矢印の大きな立派な角を備えた牡鹿がリーダーのようだ。

 

 

▲ あけぼの像の前で、黙々とモグモグ。

ここはエゾシカの領分なのだろう。

 

いや、鹿を見にここへ来たのではない。高台Pから下に下りて

 

▲ みんなが見に来るこのモニュメントだ。

岬の最先端にある。

ボクを見つけたこの方たち、「写真を撮ってもらえませんか?」「よござんすよ」

 

 

▲ 急ぐ必要はないからね。

ここは、いつもこう、あるからね。

 

 

▲ 間宮林蔵さん、お久さしぶりです。

間宮林蔵立像。生誕100年を記念して昭和55年7月に建てられた。

間宮 Who?

樺太(サハリン)が島であることを実地確認し(1809年)、間宮海峡を発見した人だよ。

 

 

▲ お店もいくつかあって

時は午後4時半、気温26.5度C だとよ。稚内市の朝の気温と同じだ。

 

他の名所についても触れねばなるまい。

▲ 旧海軍望楼(明治35年造)

バルチック艦隊を見張っていた。

前は中に入れてボクも見張れたのだが、今は鍵がかかって入れなかった。

 

▲ 祈りの塔

ロシアに撃ち落された(S58)大韓航空機を悼んで。世界平和を祈願して。白鶴がモチーフ。

 

 

▲ やっと、ここに停められた。

7年前にここで家内と、稚内市場で買ったカニとウニを食べたこと、よく覚えている。

 

 

▲ あの時、このだだっ広い、最果ての地で車中泊してみたいと思ったのだが、今日実現する。

「最果ての地」には「果てまで来た」との感慨を持つ人は多いのでは。英国にも西の果てコーンウォールに、その名も Land's End という地名があって、わざわざ家族でそこまでドライブしたよ。

 

▲ 駐車場の裏方向には

宗谷丘陵が広がっていく。

知らないうちに、ボク一人になっていた。そりゃそうだろう、何がおもしろうて、こんなとこで寝るもんか。

 

夕食を食べて、午後7時40分ごろに

▲ 下の岬に下りてみた。

左端が、最北端の公衆トイレね。

おおッ、キャンカー2台他、クルマが停まっている。彼らも最北端で、寝てみたいのだな。わかる、わかる。よっ、ご同輩。

 

 

▲ 夜の最北端のランドマーク。

実は昼間にここを見た時、左右に大きいライトが設置してあったので、お、ここはライトアップされるのだなと思っていた。やはりね。

 

 

▲ 間宮さんとランドマーク

もっと、近づいてみよう・・

 

 

▲ もう、こうなると、神々しいねえ。

ボクのコンデジは自動的に露出を揚げるから、画面が明るいが、8時前。実際は、暗闇の中でこれだけがライトアップされる感じだよ。

 

 

▲ はい、ここは「日本最北端の地」です。

 

 

 

▲ 誰もいないから、はい、ボクもお決まりのポーズで。

イエーイ!

 

 

▲ マミヤさん、頑張ってね。

 

 

 

▲ 南樺太は元々日本の領土。歯舞色丹は何をかいわんやだが。

マミヤさんも忸怩たる思いでしょうが、監視をよろしくお願いいたします。

 

さあ、ねぐらに戻ろう。

 

▲ 最北端の灯台

今は工事中だが、ライトだけはクルクルと照らし続けている。

 

 

 

▲ バイバイ

 

 

▲ 駐車場に戻った。

今日は、満月だね。

おやすみなさいまし。

 

過去記事

宗谷丘陵~ 白い道を歩く - 青い空とわたし  2016年7月12日

 

本日の行程