Mrs.ベリーのVeryな一日

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東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~

2005年08月23日 16時47分25秒 | ベリーの感想文(本・映画)
東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~

扶桑社

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天気  とっても涼しいです。

リリー・フランキー 作:東京タワー 
         ~オカンとボクと、時々、オトン~
を、読みました。

この作品は、作者の実録小説です。
登場人物は、ほぼ実在で、タイトルどおりの3人の36年間を
“ぼく”つまりリリー・フランキーが、語る、
記憶が始る3歳頃から4年前までの、一家のお話です。

タイトルどおり、3人家族はほとんど一緒に暮らすことなく
生きて行きます。
福岡の片田舎、寂れた炭鉱町に生きたオカンは、自分の境遇など
哀れむ様子も見せず、ただひたすら一人息子に愛情を注ぎます。
いつも美味しい手料理を、食べれぬほど並べ。
わずかな収入の中から、物を買い与えます。
あるタレントさんの母親が言った言葉ですが、
  「貴女には、最後の血の一滴まであげてもいい。」
この言葉を、そのまま体現した母親です。

優しくて、厳しくて、滑らかで、壮絶で・・・。と
読むほどに感動的なオカンですが、彼女をいつも輝かせているのは
明るく、元気で、陽気な(かなり福岡ん・ジョーク連発です)人柄です。
人間関係に対しても、美学が確立されており
それは、首尾一貫しています。
何が大切で、重要なのかそっとオカンが教えてくれる本です。

沢山の人が世の中にいて、それぞれ母親がいて、私もその一人ですが
これほどまでに、母親としてだけ人生を送れるものだろうかと
そう考えただけで、感動の作品でした。

また明日感想を書いたら、違う考えが浮かびそうな
読後も、しばらく余韻を味わってしまう、すごい本です。

マダムegホントよかった!ありがとう。



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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いい! (slightly-tight)
2005-08-24 13:31:14
これ私も読みました。

リリー氏大好きなんです。

彼の頭の中エロばっかだと思ってた

私を許して。

オーママン!ザ・イタリアンマザー万歳です。

爪のあかでも煎じて飲まねば。

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リリーって何人? (ベリー)
2005-08-24 14:35:00
って、思ってました(爆)

いつもan-anのコメントで見かけてるだけだったので。

しかも、リリーフランキー&ナンシー関で、本が出ていたりすると

何がなんだか、何人なんだか、男なんだか、女なんだかって(笑)

それが、これですからね~。まんまと感動させられました。

ほぼ日に、リリー&糸井の対談見つけました。

なんと、オトンがチラリズムです!

URL貼り付けと来ますね~。

ちなみに、彼女の名前リリーフランキーにちなんでませんからっ。一応念のため。
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ほぼ日読んだよ~ (マダムeg)
2005-08-25 15:45:39
いっぱい寄り道して楽しかった♪

糸井さんの話、私にはレベル高すぎっ



ママンキー

今は亡き大好きな祖母を彷彿とさせる。

この本、きっと

おばあちゃんとの思い出を重ねながら

何度も読み返しそうです。



しかし、ABCの袋よ!!(爆)



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ママンキーおばあちゃん (ベリー)
2005-08-25 18:39:52
いいなぁ。ママンキーおばあちゃん。

祖父母に可愛がられて育つのって、精神衛生上

非常によろしいよ。うらやましい。



ほぼ日の寄り道面白かったね。

糸井と邱永漢のお金の話が、面白かった!

邱永漢の世界が、あまりにもかけ離れた世界だったので

鼻血出そうだったけど、学ぶところもあった(笑)
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お邪魔しますっ (MOW)
2005-12-10 23:36:06
さっそく遊びに来ちゃいました。こんばんは。

ワタクシの読んでる「東京タワー」はリリーさんものです。まだ途中なのでコメントは控えますけども、ベリーさんも読んでたんですね。

記事についてるコメントに思わず微笑んじゃいました^^。なんだかよく分からないけど楽しそーっ。

たぶんもうすぐ記事書きますので、また来てくださいね!
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楽しみにしてます (MOWさんへ)
2005-12-11 13:20:56
私、友達から貸してもらって、読んだのですが

この本は、とても心に残りました。

私は男の子の子どもがいませんが、男の子には

こんなかーちゃんが、いないといけませんね。

感想UPお待ちしてま~す。
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