 |
予定日はジミー・ペイジ (新潮文庫) |
| 角田 光代 | |
| 新潮社 |
角田光代 著 ： 予定日はジミー・ペイジ
を、再読しました。
流れ星を見た瞬間、妊娠したかもしれないと思ったマキは、
２ヶ月後、予感通り妊娠を告げられる。
子どもなんていらないっ！という程ではないけど、
幸せが押し寄せる程、うれしくもない。
そういう自分に困惑しながらも、
体は日々変ってゆき、お腹も大きくなる。
体は母へと近づいてゆくのに、母性は一向にわいてこない。
もともと、結婚したのもお試し感覚のマキだったが、
「一応（仮）」という感覚が、妊娠には通用する由もない
妊娠という事実に、戸惑いながら
自分と向かい合い、自分を見つめ始める。
若き友人の妊娠の記念に、贈ろうと思っていたこの本を、
結局見つけ出せずに、贈ることができず。
先日本屋に出ていたのを、速効購入して再読しました。
やはり、以前読んだ感想と同じく、素晴らしい物語だったので、
遅ればせながら、メールでおススメさせていただいたところ、
臨月真っ盛りの彼女が、強烈に共感してくれて
ほんとうに嬉しかったです。
出産は目の前！元気な赤ちゃんが生まれますように。
