ペーパードリーム

夢見る頃はとうに過ぎ去り、幸せの記憶だけが掌に残る。
見果てぬ夢を追ってどこまで彷徨えるだろう。

海鼠の思い出

2011-01-24 16:12:53 | 歌を詠む
110123.sun.
録りおきしていたNHK俳句を見たら
今回は「海鼠(なまこ)」が季題。
4年ほど前、こんな句をつくったことを思い出した。


    初海鼠一直線に刃(やいば)入る


仲間内からは「男らしい!」と大評判(笑)

長崎の夫の実家に毎年お正月に帰省していた頃(20年ほど前かなあ)、
いまは亡き祖母から海鼠のさばき方を教わった。
山国育ちの私には初めての挑戦だったが
意外にはまってしまって、それ以来、私の役目に。

そのとき、海鼠をさばきながら祖母が
海鼠腸(このわた)をささっと口に入れるのを発見。
「どうしてうちは海鼠腸が出てこないんだろう」と
いぶかっていた夫の疑問もここで解決(笑)
だからでしょうか(?)、肌艶のいい元気な祖母でした。
94歳で亡くなる前の日まで商店街を散歩していたくらい・・・。

今年はまだ海鼠を食べてないなあ。