ペーパードリーム

夢見る頃はとうに過ぎ去り、幸せの記憶だけが掌に残る。
見果てぬ夢を追ってどこまで彷徨えるだろう。

水の声

2011-03-31 15:15:54 | 帽子の小部屋
一昨年の12月に帽子展をさせていただいたパルスギャラリーが
リニューアルしました。
そのオープニング企画展で、かかわりのあるアーティストたちが
1点ずつ作品を展示します。
絵画、オブジェなど・・その数98名の作品が勢ぞろい!

先日納品に行ったら、カフェコーナーもあって
ガラス窓がより大きく広くなっていていい感じです。

私も新作帽子を作ってみました。
タイトルは「水の声」。(タイトルをつけてって言うもので・・苦し紛れに…笑)
素材は麻にバティック模様。
コサージュはシルクやらオーガンジーやら寄せ集めて。




お近くを通りかかりましたら、お立ち寄りくださいね。



【パルスギャラリー15周年企画展“私のテーマ”】
  Blue Moon Special Exhibition the 15th.
        My own Theme

■日時:2011年4月1日(金)~10日(日)
午前11時~午後7時(最終日は午後5時まで)
     ※会期中無休

■場所:パルスギャラリー
     新宿区神楽坂2-21 Tel 03-3260-1349

     (地図はこちら)
     http://taste.reenta.jp/amusement/00001730_map.html

祈ること

2011-03-28 23:55:20 | 歌を詠む
まだまだ予断を許さない状況の東北地方ですが
少しずつ前を向いて立ち上がっていけるよう祈るばかりの毎日。



<朧なるおほきな月に手をあはせみちのくの人の幸を願へり>

19年ぶりに地球と月が最接近した3月19日。
このスーパームーンに祈ることはひとつでしょう。
20時頃、ベランダに出て、寒さに震えながらしばらく眺める。

姪がまだ幼い頃、
田舎のおばあちゃんと横浜にいる自分が見ている月が
同じものだということに
たいそうびっくりしていたことなど思い出しつつ。

0時過ぎ、動いた月が
仕事部屋の窓のわずかに開いたブラインドの隙間から見えた。
なんだか覗き込まれていた気分だが、悪くない。(笑)





<千の手を差しのべ眼静かにて衆生を救ふ観音様(かんのん)の笑み>

3月22日。
京都でのひとつめの仕事の後、
通りかかった三十三間堂へ。
10年ぶりくらいだろうか。
こんなにたくさんの観音様がいらしたら、まさに千人×千乗(?)力。
どうかどうか一刻も早く助けてください、と手を合わせる。

3月23日(水)のつぶやき・京の一番桜

2011-03-24 01:59:30 | 歌を詠む
09:12 from モバツイ

<みちのくは揺れていのちをのみこめど京に花咲くたくましき香の>

京都は晴れています。
一番桜がこんなに力強く感じられたことはありません。




11:26 from モバツイ

何必館にて開催中の「近代芸術家の書」展。
書は人なり。
書を通して先人と出会い、自らの生き方を問う。
至極のひととき。



by quu75 on Twitter

春の書 書 書

2011-03-21 01:10:25 | 暮らしあれこれ
神楽坂アユミギャラリーにて、
「墨遊びしま書 神楽坂社中展」開催中です。(23日まで)
  http://www.ayumi-g.com/

芭蕉、蕪村、子規、漱石、山頭火の俳句の中から
春をテーマにした句を各自選び、書で表現しました。

東日本大震災は日に日に国難ともいえる状況を呈していますが
そんな中で足を運んでくださり、
こういうときだからこそ
書を見て心が落ち着いたとか、
静かな時間を持ててよかったとか言ってくださる方々に
主宰はじめ社中の皆、ほっとしています。

 
   
   辛崎の松は花より朧にて  芭蕉

   紅梅や古き都の土の色  蕪村

   春の月枯木の中を上りけり  子規

   花に暮れて由ある人にはぐれけり  漱石

   黙つて遊ぶ鳥の一羽が花の中  山頭火




 主宰・一川先生のパフォーマンス。
                   いまこそ必要な「絆」という文字を祈りをこめて…。

 

 被災者の皆さんのために…。




      まったく雲がない笠をぬぎ  山頭火


拙作。
(同じ句で、二種類書いてみました)
左は細かい地紋入りのシルバーグレイ、
右はブルーグレイの無地の紬に、
一文字は共通の柄をあしらって。

祖母の防災頭巾

2011-03-21 00:23:22 | 歌を詠む
110315.sat.

  

  <在りし日の祖母が縫ひたる防災の頭巾取り出しそっとなでたり>


大地震のあった翌日、非常用リュックを再点検したら、
防災頭巾が出てきた。
「ここに入れてたんだ!」
ものの在り処としては当たり前なわけだから、
こんなことを失念していたこと自体、
いかに日頃、準備を怠っていたかということになるのだが・・・。

祖母がこれを縫って送ってくれたのは
私がまだ一人暮らしをしていた頃だから
もう四半世紀も前になる。
あの頃、何かすごい大震災が東京を襲うというような
雰囲気だったのだろうか。
(ケロリと忘れているのも、我ながらどうかと思うが・・・)
でなければ、祖母がこんなの作ってくれるわけはない。
そして、一度も使わないまま、一緒にお嫁に来て、
この非常用グッズ達と一緒にここにいたわけだ。

母に聞くと、祖母はあの頃、孫全員に防災頭巾を縫って渡していたのだとか。
和裁士だったから、これくらいお手の物だったろうが
間に綿に入れて丁寧に縫ってくれている。
ちょっと被ってみたら、暖かいの。とっても。
なんだか気持ちまでほんわかしてしまいました。

以来、この防災頭巾は、仕事部屋に置いてひざ掛け代わりに使っている。
ここで万が一本棚が倒れてきたとき、きっと役に立つに違いないのだ。
ねえ、おばあちゃん。

野菜サポーターになる

2011-03-20 04:53:27 | 暮らしあれこれ
「私たちに何ができるだろうか?」

巷にこんな言葉があふれている。

連日の東日本大震災の報道に胸を痛めながらも、
普通に食事をし、夜は布団にくるまって眠ることができる
今の私にできるのはぜいぜい節電と募金くらい。
募金先もたくさんありすぎて、どこにしたらいいのか・・・と
思っていたら、こんな素敵なシステムが紹介されていた。

●被災地NGO恊働センター
http://www.pure.ne.jp/~ngo/

1月26日に起きた宮崎県の新燃岳噴火で
災害を被った農家から野菜を買い取って、
東北の被災者の方への炊き出しに使ってもらうというもの。
どこかに寄付したお金はきっと何かの役に立つとは思うが、
これなら、両方の災害で苦労されている方々のためになる。
1口3000円から。
「野菜サポーター」に、私もなります!

<HPより>
東北・関東大震災 支援活動へのご協力方法

(1)東北地方でのボランティア活動資金を募集しています。
    被災地にボランティアを派遣し、炊き出しや足湯などの活動を行います。 
     
(2)宮崎から東北へ、たすけあいの輪を
   ~「野菜サポーター」を募集しています~
   宮崎の生産者から野菜を買い付け、東北での炊き出しに使います。
   その買い付け資金を全国からサポートして下さい!
   1口3000円の「野菜サポーター」を募集します。

    振込口座:郵便振替01180-6-68556
    口座名義:被災地NGO恊働センター

    銀行からの場合・・・ゆうちょ銀行
      支店番号 一一九(イチイチキユウ)店 
      店番 119
      当座 0068556 受取人名 ヒサイチNGOキヨウドウセンター

※通信欄に、(1)「東北地震支援」
   または(2)「野菜サポーター」と書いて下さい。