130128.mon.
「志の輔らくご in PARCO 2013」へ着ていったのは・・・
浅緑の160亀甲の結城紬。
帯は縁起物の石榴を染め抜いた暗緑色の栗繭紬。
半襟はベージュの刺繍柄。
帯揚は茶系の染柄。
帯締は潤朱~黄金色のぼかしの紬の丸ぐけ。
足袋は緑。
草履は緑の格子の鼻緒の畳表。
結城紬は、小千谷縮、越後上布、久留米絣、芭蕉布、宮古上布、久米島紬と共に
国の重要無形文化財に指定されている織物。
結城紬の場合、
1 糸は真綿より手紡ぎすること
2 絣くくりは手で行うこと
3 地機で織ること
この3つの条件を満たして初めて重要無形文化財といわれます。
現代では複雑な柄の結城紬も多くなりましたが、
究極は色無地かシンプルな柄に行きつきますね。
結城紬が絣を織り出すようになったのは、江戸時代末期から。
明治になると十字や井桁などが現れ、
亀甲絣は明治末期から大正初期にかけて盛んに織られたそう。
その亀甲とは、鯨差し九寸六分(約36センチ)の織巾に、
亀甲を一列に配列したとき、何個並ぶかでその精密さがわかるのだそうです。
一般的なのは80個、つまり80亀甲。
それが160個並ぶということは、
糸をくくる人も織る人も、相当の熟練者でなければ務まらないでしょうね。
もう10数年も前になりますが、鎌倉にこの着物を来ていったことがありました。
八幡通りの老舗のお菓子屋さんで買い物をしたところ、
「いい柄の着物を着ているね」と店主に声をかけられたことを覚えています。
着物にはそんな思い出が付いて回るから面白い。
普通のお蚕さまは桑の葉を食べて大きくなるのですが、
栗の葉を食べて育ったお蚕様が作るのが栗繭。
ざっくりと味わいのある織物です。
石榴は、日本では、種子が多いことから豊穣や子宝に恵まれる象徴で、
キリスト教では再生と不死に対する希望のシンボル。
だいぶ新年から遠ざかってしまった感はあるのですが、
やっぱり締めるのは今の時期でしょう。
・・・とまあ、今回は真面目にしっかり書いてしまいました。
「志の輔らくご in PARCO 2013」へ着ていったのは・・・
浅緑の160亀甲の結城紬。
帯は縁起物の石榴を染め抜いた暗緑色の栗繭紬。
半襟はベージュの刺繍柄。
帯揚は茶系の染柄。
帯締は潤朱~黄金色のぼかしの紬の丸ぐけ。
足袋は緑。
草履は緑の格子の鼻緒の畳表。
結城紬は、小千谷縮、越後上布、久留米絣、芭蕉布、宮古上布、久米島紬と共に
国の重要無形文化財に指定されている織物。
結城紬の場合、
1 糸は真綿より手紡ぎすること
2 絣くくりは手で行うこと
3 地機で織ること
この3つの条件を満たして初めて重要無形文化財といわれます。
現代では複雑な柄の結城紬も多くなりましたが、
究極は色無地かシンプルな柄に行きつきますね。
結城紬が絣を織り出すようになったのは、江戸時代末期から。
明治になると十字や井桁などが現れ、
亀甲絣は明治末期から大正初期にかけて盛んに織られたそう。
その亀甲とは、鯨差し九寸六分(約36センチ)の織巾に、
亀甲を一列に配列したとき、何個並ぶかでその精密さがわかるのだそうです。
一般的なのは80個、つまり80亀甲。
それが160個並ぶということは、
糸をくくる人も織る人も、相当の熟練者でなければ務まらないでしょうね。
もう10数年も前になりますが、鎌倉にこの着物を来ていったことがありました。
八幡通りの老舗のお菓子屋さんで買い物をしたところ、
「いい柄の着物を着ているね」と店主に声をかけられたことを覚えています。
着物にはそんな思い出が付いて回るから面白い。
普通のお蚕さまは桑の葉を食べて大きくなるのですが、
栗の葉を食べて育ったお蚕様が作るのが栗繭。
ざっくりと味わいのある織物です。
石榴は、日本では、種子が多いことから豊穣や子宝に恵まれる象徴で、
キリスト教では再生と不死に対する希望のシンボル。
だいぶ新年から遠ざかってしまった感はあるのですが、
やっぱり締めるのは今の時期でしょう。
・・・とまあ、今回は真面目にしっかり書いてしまいました。