ペーパードリーム

夢見る頃はとうに過ぎ去り、幸せの記憶だけが掌に残る。
見果てぬ夢を追ってどこまで彷徨えるだろう。

歌を詠む源

2014-09-25 06:00:16 | 旅する
9月21日(日)

午前中は研究会。

病状よりも友情! そういって
九州から駆けつけてくれた八十路の魔女は、現役のがん患者。

五行歌は自分の精神の歴史と、
家族のことを赤裸々に綴ったいきさつを語る女性。

脳梗塞による失語症から歌作りによって立ち直り、
12年ぶりに社会復帰された紳士の声は朗々と、自信にあふれている。

身近な人の死を幼少から体験してきたから
死をわかったつもりになっていたけれど、
死を自分に置き換えて考えたことはなかった、と
再検査を控えて四十代の彼女は淡々と話す。

書かない人生は考えられない、
生きた証を残したいという女流歌人がトリを務める。

5人の歌人の体験に基づくお話は、
どれも訴えかけるものがありました。
歌を詠む源は各人それぞれ。
だからこそ個性あふれる感動する作品が生まれるのでしょう。

 

ランチは老舗の蕎麦屋・草笛で胡桃蕎麦。
コクのあるおつゆでいただきます。
見上げると、古びた色紙には、三木武夫、中曽根康弘、筑紫哲也などなど・・・。
さすが、小諸なる古城のほとり・・・



小諸駅まで歩き、電車の時間まで停車場ガーデンでティータイム。
かぼちゃのチーズケーキもしっとり美味でした。

 

小海線で佐久平まで出て、新幹線に乗るなり、プシューって、
・・・いいよね?(^^;;



ああ、いい旅でした。

極楽~雲上の湯♨

2014-09-25 05:42:48 | 旅する
9月20日(土)

 

早朝の極楽といえば、これ!
標高2000m、雲上の野天風呂でのひととき。
高峯渓谷から湧き出る乳白色の秘湯です。
小鳥の鳴き声を聞きながら
雲海の下、小諸の街を臨みます。

 こんな道の先に♨がある!

...夕べからお肌つるつる???

朝ごはんをしっかりいただき、山を下ります。

 

小諸駅前の停車場ガーデン。
去年もこの時期に来たんだっけ?
見たような花が咲き乱れている。
ケーキセットとコーヒーで、ひと休み。

 
 

ホテルに入り、五行歌全国大会。
170名弱が一同に歌会をする会場がないようで、
雛壇にまでテーブルと椅子を入れた不思議なレイアウトです。
でも、きつかったのは照明の暗さかな。



結果は、惜しい!? 1点差で入賞を逃しました。

   飲み込んだ言葉が
   多ければ
   多いほど
   瞳は
   饒舌

懇親会のあと、有志で小諸の繁華街?に繰り出して、二次会。
九州から北海道まで、全国の歌人といろんなお話が出来るのが
全国大会の醍醐味ですね。
楽しい一日でした。

ホテルのエアコンが効かなくて寒かったのを除けば、ね。

秋の高峰高原へ

2014-09-25 04:53:06 | 旅する

9月19日(金)

佐久平からバスで高峰温泉へ向かいます。
予想外に快晴。



50分ほど山道を登り、
高峰温泉ランプの宿へ到着。

 「落石注意」の看板カワイイ!

荷物を置いて、池の平湿原まで3人でウォーキング。
あちこちから秋の野の草、野の花に呼ばれ、
写真を撮りながらなので、ちっとも前へ進めません。
1時間半あまり歩いて、池の平へ。
お腹もすいたし、持ってきたお弁当を食べながらひと休み。

 
 

いよいよ湿原散策。
足元はすっかり草紅葉。
富士山も北アルプスもぐるりと見事な眺望です。

 

 

シシウド、フウロ、リンドウ、ノアザミ、
ヤナギラン、イワインチン、ワレモコウ・・・
秋の草花の可憐な姿に、相変わらず道草ばかりの私達。

 
  

鏡ヶ池のある大湿原は見渡すかぎり、秋の色。
すっかり開放された気になって、木道を歩きます。
風が気持ちいい!

 

予定より1時間以上オーバーして、宿へ戻り、熊笹茶など飲んでいると
夕焼けの気配!
急いで外に出ると、
みるみる紅色が広がって空色と混じり合い、
あっという間に一面の茜色に!
ただただ圧倒されました。

 

なのに、夜はお天気が悪く、星の観察会がなくて残念。

夕食は彩り豊かな山のコースです。
名物の馬刺しと鯉の洗いに地ビールが最高。
いろんな葉っぱの天ぷらも♫

 


お泊りメンバー4人で、本日の散策の
即詠吟行などして盛り上がった後は、
ランプの湯のぬる湯に身も心もほどいて・・・。
エコな創生水を使ったお湯はシャンプーなど不要なのです。



おやすみなさい。

明日は小諸におりて、五行歌の全国大会です。