130526.sun.
<都府楼はわずかに瓦の色をみる観世音寺はただ鐘の声をきく>
菅原道真
早起きをして、太宰府へ。
知らない町を歩くのは
いつだってドキドキワクワク。
地図を頼りに、900年前、
平安時代後期に作られたという町並みを行く。
五条という地名に歴史を感じつつ、
聖五月の眩しい緑、庭先の色とりどりの花に
目を奪われながら、歩くこと20分。
観世音寺に着きました。
天平18(746)年、天智天皇が、
母斉明天皇の冥福を祈るために創建した寺と聞けば、
歴史年表が頭の中でぐるぐると回ります。
緑広がる静かな通りのさらに奥、
かつての繁栄を忍ばせるその一帯の、
のどかさとも違う、不思議な広がり。
なんと清々しい気持ちにさせてくれる
場所なのでしょう。
国宝である梵鐘は、京都妙心寺の鐘とともに
日本最古のものだとか。
道真公が詠んだほどのその鐘の音は
奈良の時代、太宰府の地に
どのように響いたのでしょうね。
宝物殿におわしますたくさんの仏様たちは、
平成〜鎌倉期の木彫で、すべて重文指定。
四方ぐるりと見渡せる空間で、
私一人だけで、
こんなに間近で対面できるなんて、
なんだかもったいないようです。
天上から見下ろすがごとくの
十一面観世音菩薩像、馬頭観世音菩薩像、
不空羂索観世音菩薩像の3体は
5メートルもある大きな仏様。
160センチとはいえ、
迫力の兜跋毘沙門天立像の
その足元を支える地天と呼ばれる女神と二鬼から目が離せません。
地蔵菩薩半跏像は、ご出張中で会えなくて残念~!
境内に出れば、楠の大木は苔むして、
葉漏れ陽がゆらゆらと樹肌を撫でています。
それを眩しく眺めながら、
一日中ここにいてもいいなあ、と
ついつい思ってしまったことでした。
この後、大通りに戻って、
九州国立博物館へ向かいます。
<都府楼はわずかに瓦の色をみる観世音寺はただ鐘の声をきく>
菅原道真
早起きをして、太宰府へ。
知らない町を歩くのは
いつだってドキドキワクワク。
地図を頼りに、900年前、
平安時代後期に作られたという町並みを行く。
五条という地名に歴史を感じつつ、
聖五月の眩しい緑、庭先の色とりどりの花に
目を奪われながら、歩くこと20分。
観世音寺に着きました。
天平18(746)年、天智天皇が、
母斉明天皇の冥福を祈るために創建した寺と聞けば、
歴史年表が頭の中でぐるぐると回ります。
緑広がる静かな通りのさらに奥、
かつての繁栄を忍ばせるその一帯の、
のどかさとも違う、不思議な広がり。
なんと清々しい気持ちにさせてくれる
場所なのでしょう。
国宝である梵鐘は、京都妙心寺の鐘とともに
日本最古のものだとか。
道真公が詠んだほどのその鐘の音は
奈良の時代、太宰府の地に
どのように響いたのでしょうね。
宝物殿におわしますたくさんの仏様たちは、
平成〜鎌倉期の木彫で、すべて重文指定。
四方ぐるりと見渡せる空間で、
私一人だけで、
こんなに間近で対面できるなんて、
なんだかもったいないようです。
天上から見下ろすがごとくの
十一面観世音菩薩像、馬頭観世音菩薩像、
不空羂索観世音菩薩像の3体は
5メートルもある大きな仏様。
160センチとはいえ、
迫力の兜跋毘沙門天立像の
その足元を支える地天と呼ばれる女神と二鬼から目が離せません。
地蔵菩薩半跏像は、ご出張中で会えなくて残念~!
境内に出れば、楠の大木は苔むして、
葉漏れ陽がゆらゆらと樹肌を撫でています。
それを眩しく眺めながら、
一日中ここにいてもいいなあ、と
ついつい思ってしまったことでした。
この後、大通りに戻って、
九州国立博物館へ向かいます。