「ノースライト」暗いのか明るい光なのか?
作家はどんな光を描きたいのか?
わからぬまま ページをめくる手は止まらない
主題がなんであるのかさえ解らない
失踪した家族の事なのか 建築家の主人公の家族
の事なのか 失踪が果たして事件で
その事件の行方を解き明かす物語なのか?
いくらページをめくっても謎は解けて行かない
新築した家が完成したにも関わらず 一度も入居した
痕跡の無い家に残された タウト風の一脚の椅子の謎
絶妙なストーリー展開が続く
本文を引用すると
「このまま眠れそうだった。理由はわかってた。」
だが読み手のおいらは・・・
「このままでは眠れそうもない、理由はわかっていた。」
ってふうになるかな?
これが横山秀夫のミステリーの真骨頂だよね 安直なトリック小説と
違うところだ
「ノースライト」北からの優しい光
この作家の多彩なテクニックでさまさざまに色付けしてあるが
結局のところ謎の落ち着き先は美しき家族愛だった
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