一週間ゆっくり休ませて貰って
旅行にも出掛けた
旅行の移動中読んだのが
三浦しをん 舟を編む
2012年本屋大賞受賞作だとか
書店員の趣味?琴線に触れるものが
あったのだろう
私も辞典辞書創りについては思い入れ
思い出がある
1970年代始め頃
某大手出版社の大百科辞典を
電子計算機(コンピュータ)を使って植字製版
するという試みに携わった事が有るからだ
勿論この時期日本にPCもワープロも存在せず
電算写植機がまだ開発段階の頃の事だった
が・・・
この話は長くなるので止す
舟を編むは
部外者の目からみれば滑稽にも映る遠大な辞書創りに
生涯を掛ける者達をかなり自然に書いている
差程の物語り感は無い
涙する場面も腹を抱えるば様な処もないが
ついつい入り込んで読んでしまった
特に西行について編纂する部分は
気に入った
よくぞ紹介してくれた西行法師
漂泊の詩人流れ者の代名詞
残念ながら初めて知った
願はくは 花の下にて 春死なむ その如月の 望月のころ
望月=満月
すんばらしい句があったものだ
だから本は読まないといけないんだよ
ね・・・
もう一つ知ったこと
虞美人草の虞=項羽と劉邦の項羽の恋人
虞美人草=ヒナゲシ
めれん=大層酩酊すること
ウキペディアやPCの検索ばかりに頼ってないで
ちゃんとした辞書を牽かないとね