「白秋」に想ふ―辞世へ向けて

人生の第三ステージ「白秋」のなかで、最終ステージ「玄冬」へ向けての想いを、本やメディアに託して綴る。人生、これ逍遥なり。

メイフラワー

2008年07月03日 | Monologue & Essay
  自分のmixi日記を何となく読み返していたら、松本侑子さんの「赤毛のアンの英語セミナー」で知った「メイフラワー」のことが書かれていた。このブログにも残しておきたいと思ったので、mixiからコピペして掲載することにする。

-----(以下)-----

‘I'm so sorry for people who live in lands where there are no
Mayflowers,’said Anne. ‘Diana says perhaps they have something
better, but there couldn't be anything better than Mayflowers,
could there, Marilla ? And Diana says if they don't know what
thay are like thay don't miss them. But I think that is the
saddest thing of all. I think it would be tragic, Marilla, not
to know what Mayflowers are like and not to miss them. (後略)’
(「メイフラワーのない土地に暮らす人は、かわいそうね」アンは言った。
「そういう人たちは、それはそれで、もっといいものがあるわよって、
ダイアナは言うけど、メイフラワーよりすてきなものはないわ、マリラ。
それにダイアナは、メイフラワーがどんな花か知らなかったら、
なくても寂しくはないだろうって言うけど、メイフラワーがないくらい
悲しいことってないと思うわ。メイフラワーがどんな花か知らなくて、
それがなくても寂しくないなんて、悲劇だわ、マリラ。(後略)」)

こうまで言われると、ぜひともメイフラワーを見てみたくなるし、
香りも嗅いでみたくなってくる。
花はピンク色の五枚の花びらからなり、とても香り高いそうである。
日本には植生していないが、ツツジ科のイワナシに似ているという。
アンはメイフラワーを摘んで花輪を作ったりするのだが、
現在のカナダでは数が減り、保護指定種になっていて、
そのようなことはできないそうである。
また、歴史に出てくる帆船メイフラワー号がそもそもの由来であるらしく、
歴史的にもいわれのある植物であるいえる。
ちなみに花言葉は「君だけを愛す」だという。

★原文は『Anne of Green Gables』(L.M.Montgomery, PUFFIN BOOKS)より
☆訳文は『赤毛のアン』(集英社文庫、松本侑子・訳)より

☆参考文献:『誰も知らない「赤毛のアン」』(松本侑子・著、集英社)
★参考URL(および掲載写真は以下より):
http://www12.ocn.ne.jp/~imasetu/photo46.htm

-----(以上)-----

注:上記URLはすでにリンク切れ

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