或る、統合失調症患者の独り言

Version 23,31. Jeder findet Liebe im Ende. - 宇多田ヒカル(私的ドイツ語訳)

言っちゃぁ悪いが、馬鹿か?

2011-09-21 04:51:52 | 日記
今、自分のブログの表示確認をして、一つ、馬鹿な輩の一文を見つけた。

まぁ自分のブログだから、そう言えば、

「私が馬鹿」、

と自分で言っているように思えるかもしれない。

しかし、盲点がある。

本人にはどうしようもない、何らかの関連性を持った、いくらかはランダムな文字が連ねられるのである。

察しの付いた方もおられるかもしれないが、

「広告」、である。

「これではイメージダウンではないか?」、

と思えるような広告が入っていたのである。

以下、全文を引いてみたいと思う。

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さて、どこに問題があるのか、お分かりであろうか?

わからない方も多いのではないだろうか。

実は現在、「精神分裂病」、という呼称は用いないのである。

今は、「統合失調症」、と呼称されている。

確かに世間一般にはまだまだ広まってはいないのかもしれないが、

「専門家が質問にお答えします。どんな問題もスッキリ解決!」、

と書いている以上、彼らは、「専門家」であるはず。

「統合失調症」、と呼称しないのは、

彼らが「馬鹿」なのか、「本当はズブの素人」なのか、「いやらしい意図」があるのか、「低俗な惹句」なのか。

まぁそのうちのどれかであろう。

こんな輩に質問しても、患者さんなら余計悪くなるか、一般の方なら偏見や差別を深めるか、

といったところであろう。

では、なぜそこにこだわるか、ということについて、

多分すべての方にわかっていただけるような例を挙げよう。

今、「らい病」というだろうか?

明らかに歴史的な差別と偏見に満ちている。この言葉を使えば、非難の嵐となるであろう。

今は、「ハンセン病」という。

ではもっと身近な例を挙げよう。

今、「成人病」というだろうか?

実際には現在、成人だけではなく、子供たちにも患者がいるという事で、

「生活習慣病」という。

昔の文献や欧米語の直訳以外で、

「精神分裂病」、

などという言葉を使う事はない。

知らなかった方々は、以後、注意した方がよいと思われる。

本当に、「馬鹿な広告主」がくっついたものである。