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医師の働き方

2007-10-01 | 医療
今、私は診療所の院長をしながら、開院前に常勤でした
勤務先の病院で医局長を兼任するという二束のわらじ中です。
医局長としては、月火木の午前中に非常勤勤務をしています。
診療所が自由診療で完全予約制なので、可能となった勤務体制です。

以前から、医師の働き方について考えています。
医師は医療技術や知識がさび付かないようするためには
常に磨きをかけることが必要です。
この磨きのことを我々は研修といいます。
でも一人一人の医師が多くの患者さんを抱えている状態で、
自由にこういった研修ができる医師はほとんど皆無ではないかと思います。

理想を言えば
折々に充分研修ができるような働き方ができれば嬉しいですね。
それは、研修によって充分磨きがかかることばかりではなく、
医師がいい精神状態におかれ、よりよい診療に結びつけられるからです。
どんな仕事でも忙し過ぎれば、人に対する配慮が不足してきます。

具体的には
医師には1年に3ヶ月ほど、勤務とは別に研修ができる期間を
創り出せれば最高だと思います。
医師は他の医師の診療を見る機会は、わずかに研修医といわれる
若いときの一時期に限られています。
他の医師のいい点をどんどん吸収して、自分の診療の質を上げる
こんな研修を重ねていきたいですね。

そのためには
他の医師が研修で不在の医師の分の仕事をカバーできる体制
一人一人の医師が、その余裕を創り出せる体制が必要です。
皆さんには、それは贅沢だと言われるかもしれませんが
医師がいつもぎりぎりの状態で仕事をしていることが
あまり世間様に分からないからかもしれません。

医師は一生仕事です。
医師を生かすも殺すも、この働き方次第だと思います。
私も、同志の医師を集めて、余裕のある働き方を構築したい
と考えています。


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