この歳に成るまで聞いたことも見たこともないコクラン(黒蘭)の花が咲いた。
我が山裾散歩道、今年の真冬、草姿に似合わず大きな実を付けたラン科植物を発見。
一株掘り起こし楽しみに育てていたが、春になっても全く新芽の出る様子もなく、これはてっきりエビネだと思っていた僕を裏切りGWを過ぎた初夏になっても全く変化なし。
もうこれは枯れたと思って諦めていた矢先、六月初旬に新芽と同じくして花序を持ち上げ、一週間も経たないうちに小さな黒っぽい蘭とは思えない程の花を咲かせた。
それならばと早速山へ出かけて見ると、この通り、元気に花茎を伸ばし、小さな花を開き始めて居た。
NET検索しても中々見つからず、やっとの事でコクラン(黒蘭)と判明・・・・・・、草姿だけを見てるとエビネと見分けが付かない。
花の大きさは1cmにも満たず、おまけに目立たない濃い紫、おまけに蝶々がひっくり返ったような奇妙奇天烈な花姿。
この花は帰化植物でもなく、こんな近くの山に大昔から有るはずなのに、この歳に成るまで誰の口からもこの花の事を聞いた覚えなど、全くないのが不思議すぎる。
いくら小さく控えめで可愛く無いとは言え、全く山野草になど無関心名人ばかりだと言う事か??
しかしながら最近野生では全く見かけなくjなった春蘭は、よく民家の庭先の植木鉢で見かけるのだが・・・
撮影62014.6.24:2014.2.4
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ラン科クモキリソウ属:多年草
茨城県以南~九州の常緑樹林内に生える、葉は広楕円形で先はとがり、長さ5~12cm、幅2.5~5cm、縁は大きく波打つ。
花茎の高さ15~30cm、暗紫色の花を5~10個総状につけ、萼片は披針形で長さ約1cm。
側花弁は線形で長さは約1cm、唇弁は倒卵形で長さ約1cm、半曲し先は凹む。
基部に2個の針状突起があり、花期は6~7月