深キ眠リニ現ヲミル

放浪の凡人、中庸の雑記です。
SSなど綴る事アリ。

李香蘭

2007年02月13日 | 感想
 この三連休に「李香蘭」と題してドラマがやっていましたね。何故かばっちり見てしまった。前に四季の舞台でも見たけれど、内容がまとまっていて分かりやすかったイメージ。やっぱり映像はパワーがあるなぁと思いました。最初主演が上戸彩と聞いた時に合うのかな、と疑問符があったけれど実際みてみるとそれほど違和感は感じなかったかな。私は実際の本人を知らないのでなんとも言えないが・・・。
 まず、面白いと感じる点はやはり歌でしたね。蘇州の夜とか、夜来香とかはやっぱり素敵な曲だなぁと感じましたね。あの旋律は耳に残る。夜来香は前に遊佐未森のカバーアルバムで聞きましたけど、今聞いても素敵さは色あせない曲ですね。
 あと、李香蘭をとりまく人間関係が面白かった。「李香蘭を守る会」というのが、出てくるのだけれど、そのメンバーが安部首相の祖父にあたる岸信介だったり、日産の鮎川義介だったり・・・。それに、岸の叔父が松岡洋右だけれど、山口淑子はその息子(岸にとっては従兄弟ってことか)と懇意にする時期があったりして、濃密な人間関係でしたわ。
 現実は映画よりも奇、とは本当かもしれません。このドラマが100%の純粋な真実でないとしても、確かに真実に近いと考えると現実は奇怪至極だなと思います。下手な想像や妄想なんかじゃ現実の出来事を越えたりすることはできないなぁ。ホントに。
もっと強く生きたいなぁ。なんてね。