the pillows 『PIED PIPER TOUR』 Shibuya O-East（7/15）

　チケットに余裕があるとお誘いを受けたのは6月末の事。
ちょっとだけ考えて『行く！』とお返事する。
9mm対バンで1回目、ARABAKIで2回目、ワンマンは今夜が初めてだった。

　7/15(tue)　Shibuya O-East
　　　the pillows 『PIED PIPER TOUR』　open/start 18:00/19:00
　　　adv 3,675yen 　SOLD OUT!!!

　自信過剰、そして、ただの子供みたいな彼

「このボケー!!!」
たまには、こんな風に笑いながら怒られたい気持ちになる。

「楽しませてやるぜ」「遊んでやるぜ」
たくさん遊んでもらった！とっても楽しい夜を過ごせてニヤニヤしてた。

2008.7.15　Shibuya O-East
the pillows

01.No Surrender
02.Mr. Droopy
03.Voice
(MC)
04.Pied Piper
05.Wake up! do do
06.New Animal
07.Across The Metropolice
08.Tokyo Bambi
09.Go!Go!Jupiter
10.インスタントミュージック
11.Midnight Down
12.Tokyo Zombie
13.Last Holiday
14.ROBOTMAN
15.バビロン天使の詩
16.Ladybird Girl
17.Patricia
18.Purple Apple
19.That's a Wonderful World
20.Finger post of magic
(MC)
21.Winning Come Back!
22.Poison Rock'n'Roll
23.この世の果て

[Encore]
01.One Life
02.LITTLE BUSTERS

[Double Encore]
01.Blues Drive Monster


バックには黒字に「PIED PIPER」の黄色いP文字。
真っ赤な照明に照らされたステージにメンバ登場♪

知ってる曲からスタートだったことで一気に入り込んだ。
会場はいきなりハイテンションで拳を上げないものがいないんじゃないか？
と思うほど、会場全体を見渡すと揃って綺麗に手が上がっていた。
3曲立て続けに歌い、MCが入る。
さわおさんの声が聞けると、妙に安心してしまう。
いきなりPeeちゃんと絡もうとするが、ん？ 楽しい。

「今日は絶対に楽しませてやるぜ！」 みたいなことを言って、およそ対バンの時とは違う自信過剰ぶり。
ツアーがはじまり3箇所目、これからマダマダながいツアーらしい。

Pied Piper,Wake up! do do,New Animal,Metropolice,Tokyo Bambi
ハイテンポでノレる曲が続いた。途中どこだったかこの辺でさわおさんコケタ。
かと思ったら、全くわからない曲達、そして「Ladybird girl」
その後に突然12年前の曲「Patricia」とか？！
カップリング曲も多く（友人談）、ワンマンらしいセットリストだったようだ。

途中のMCはさわお節で最高ですよ。楽しい♪

・悪意はないのだけど・・・関係者達の話（ジャケット写真は若い時？～ドモホルンリンクル）
・スタジオ録音の話（アウイェ着ボイスが変じゃないか？）

シンちゃんが「この会場の照明がいちばん暑い！」とか喋ってた
ぶっ倒れなくてよかった・・・日焼けしそうなぐらいだったようで^_^;

そうだ！どっかのお馬鹿さんが「頑張れ！」と声掛けて・・・
やっぱり、ちょっとイラってしてたよ、さわおさん。
「あ～、だから！それはダメなんだって！」とこぼしてしまう私。
（対バンで見たときに、めちゃくちゃ頑張ってるのにうるさい！的な発言があった）

ラスト3曲かに買ったばかりのギター（パンダ配色？靴とベルトとコーデ？）
まだよくわからないけど使いたい！と駄々っ子のように言う。
もって来てもらったギターを嬉しそうにかけ、ポーズ☆
この人は一生こうなんだろうなって

ほぼ開演時間に始まり、1時間半ほど・・・
20：37「この世の果て」で本編終了。

アンコールは2分経ったか経たないかぐらいで登場！
2曲やって、もう1曲のとき 「遊んでやるぜ～」など、楽しいMC♪
「今日の俺、歌がうまい！」と自画自賛。最高にご機嫌よし☆

みな捌け始めロッカールームにも人が沢山移動。
でも暗転のままで客電がつかない？？？
3分～5分経ったかに「わ～っ!!!」って歓声。私はロッカーに移動しようとしていた。
なんと、ダブルアンコ～ル(笑)

でてきたメンバ
さわおさん「ベルトも外して、靴も脱いでたんだぜ。お前らいい加減にしろよ！ボケッ！ 」とかいったかな？
「まだ3ヶ所目なのにダブルアンコールなんて、これからどうなるんだよ！？」
「本編だって3曲多いんだぜ、このことは内緒にしとけよ」って・・・
会場の男性から声が掛かった曲名はブルースドライブモンスター
で、この曲をやったんだ。けど最初から予定だったのかな？
でてきたときは何にしようか？と喋っていたね。
「LITTLE BUSTERS」で格好良く決まったのにとやたらブツブツ言ってるさわおさん
「Blues Drive Monster」最高に盛り上がった。楽しい!!!
帰り際に悪たれついてて、「もう遊んでやんない」とか言ってたような？
もうすぐ40路の人の言葉に思えないけど、そんなんがいいな。
『懲りずに、これからも遊んでください』

アンコールの待ち時間も含めて、約2時間のライヴはとても短く感じられた。
楽しい人だ。とってもとってもHappyな時間だったよ。
ありがとう


　また思い出したら追記しましょか。
　今夜は寝なきゃ。

もう何度も泣けてしまう

　今日はとっても大切な日だった。

子供と福祉を結ぶ顔あわせみたいなもの。
いちばん密接になっていくケースワーカーさんの姿は無い。
福祉課の係りの方たち、就労支援団体の代理の方、学校の先生、保護者、当事者。

今日集まった子供達の知的障がいの程度は様々。
手遊びするもの、ずっと何かをゴシゴシと音をたてるもの、奇声を発するもの
暑かったのか？突然Yシャツを脱ぎだした女の子。中にはTシャツを着ていた
音にも行動にもハラハラどきどき・・・この子達は何をするか予測が立たない。
息子は知的には正常か平均以上、ただ自閉症であることには変わりない。

そんな落ち着かない状況の中で、子供達は職員の説明を理解できただろうか？
きっと半数は今自分が何故ここにいて、何のために話を聞いているのか。
そんなことすらわからないのかもしれない。

ざっと、しおりに沿って説明を聞き、質疑応答し終了した。

その後、担任の先生と生活支援をしてくれる団体を訪ねることにする。
いつも面談となると、今までの経緯を話さなくてはならない。
その度に感極まって泣きそうになってしまう。

それは息子がここに至るまで、どれだけ悩み苦しんだか。
本当は嫌だけど、少しだけ障がいを受け入れ、できることからやろうと思えるようになるまで。
私には手に取るようにわかるからだ。

一つの言葉を伝えるにも自信が無い。超ネガティブ発言ばかりの息子。
何が正しくて何が間違っているのか比較できるものが身近に無さ過ぎるという。
学校に対しては、最初に線引きをしてしまって受け入れなくなった。
それでも、どうしていいのかわからないけど、今の状態ではいけないと気づいた。

どうにかしてあげたい。
幸い支援してくれる周りの先生達が提案しながら進めてくれてる。
ありがたい。

「言いたいことが 誠実に伝わってくるね」
褒められたら、少し照れてまんざらでもなさそう。
何もかも否定されてきた。認めてもらえて、ただ「いい」じゃなく理由を伝えてくれる。
このやり取りの繰り返しのなかで、次へのステップを踏み出す扉の鍵が見つけられるはずだ。

私は少し涙がにじんだ状態で息子の成長を伝える。
担当のかたは、いくつものケースを見てきて知っている。
だから、「本当にそうですね」と言ってもらえるだけで私は嬉しかった。
最初からパーフェクトはない。
それでも、前を着実に歩んでいこうとしている息子だから大丈夫。

きっと大丈夫。

沢山の人に会ってクタビレてしまった。
私でさえ、そうなんだから息子はもっとクタビレタだろうが、よく頑張った。
帰宅後、さすがにダウンした・・・

夕方、私の疲れは Shibuya O-East で癒される。