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歴史にもしはないが!

2016-03-01 21:01:51 | 琉球の歴史

               

                 歴史に、もしはないが!

 

もしあの時とかと、いろいろ想像する。歴史においては、もしはないといいますね。時間を戻すことは不可能なので、もしはないで

すね。だがいろいろ想像する中で、あの時こうだったらとか、この道を選ばず、別の道を決めていたら今はどうなんだろうと考えま

す。沖縄の今日の混迷は、歴史の捉え方が原因のような気がする。過去の歴史において沢山のターニングポイントがあったはず。そ

の返還点を考えてみたい。

沖縄の歴史において、大きな曲がり角は廃藩置県だったのでは、琉球から明治に変わるのを抵抗したから他府県より遅れて沖縄県

になった。明治政府もいろいろ手を尽くして早く他府県と同じ置県をして社会の発展、教育、経済などを進めるように計画したが

沖縄側が頑迷に抵抗した。教育は明治から大正初めにかけて、大分遅れをとった。政府は早く教育を広めようとしたが沖縄がその

理解が足りなかった。教育が何なのかが理解していなかった様子である。他府県との遅れがその時から始まったのだ。よくよく考

えてみたら、日本の悠久の歴史、2千年と比べると沖縄が日本としての歴史は明治になってから始まったので、無理もないのかな

とも思える。tiger60はこのことを、端的に次の言葉で言い表す、「日本語を使い始めて、たったの120年くらいしか経っていな

い」。遅れて明治になりその後は同じ日本語の教育を受けてきたではないかと思われるかも知れないが、歴史の長さからくる伝統

の厚みみたいなもの根本的に違うのである。では日本語を話す前は琉球語を使っていた、琉球語の源は古語日本語であり。方言が

全く異質に思えるが、琉球語の原型は日本語である、昔、分かれて変わってきたが、方言を分解すると日本語ですようね。

ただ長い年月で変化したものを使い慣れてきたから、120余年経ってもなじめないかも知れない。

歴史のもしに戻る、明治になるのを拒んで、なんとか中国に救いを求めて中国が琉球を中国の一部に編入したと仮定したらどうだ

ろう。琉球人は中国の国籍を持ち幸せに暮らしているだろうか?tiger60は幸せになっていると断定出来ない。

明治の時の日本への編入を、人は琉球処分という、今だそのわだかまりがある、何かあれば第二の琉球処分だと騒ぐのもそれから

きている。明治になるのを頑迷に拒否していたのが、いとも簡単に受け入れた原因をご存じでしょうか?

中国(清国)が日本に負けてしまったことでした、日清戦争で日本が勝った、それも完璧に日本が勝ったのを見て、これ以上中国

に助けを求めても無理だと理解したのだ。それまでは何度も使者を中国北京に密かに送り中国の海軍艦船と中国軍を琉球に送って

日本を追い払ってほしいと請願していたのだ、北京は西欧の圧力があり財政も困窮して軍隊を琉球に派遣出来ないどころか、口と

は裏腹に助ける意思も無かったのである。何とうぶで純真で鈍感な琉球人だったかが分かる。琉球が貿易で栄えた時代は三山時代

のことであった、三山統一してしばらくしたら、琉球からの進貢船の回数もだいぶ減らされていた、本音はもう来なくてよいと

いっているものだった。中国も経済的にゆとりが無くなりつつあったのが理由だった。中華思想のメンツだけで建前だけの体だっ

た。沖縄がいろいろ変転、変節したのも事実ではあるが、もう過去にこだわらずに、前に向いて歩くことも必要ではないだろうか

と考える。戦前の状態、戦争の悲劇、異民族支配、復帰後の諸問題あるのは解る、でももう一度沖縄が復帰する前後のあの希望

を、あの期待を、前に向かおうとする気持ちを持てないのかと、昨今の混迷状況を見ると思う。もしかしたら明治前後の混迷とし

た世相と今が同じではと危惧するのだ。どこに行こうとしているのか、ウチナーンチュよ!と問いたい。

 

tiger60

最近のtiger60は努めて政治的な話しを避けている。今日のブログもそうならないようにと考えた。今日の話しは過去を返り見ないと今が語れないのでそうなった。復帰前は日の丸を掲げたいと欲して、それが出来るように復帰したら、日の丸、国家を拒否しようとする世の中が理解出来ない。何が何なのかと戸惑うばかりだ。もう日本人以外になる気もしない、ずっと日本人でいたいと思うのはtiger60だけではないと思う、信じる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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