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中年息子を叩いた母親の愛

2020-11-28 17:05:08 | 記憶の彼方

         中年息子を叩いた母親の愛

 

ブログ更新、なまけていました。

tiger60の近況、

妻が昨年足を骨折して家で療養しているが、最近具合が悪くなり、妻の介助をする日々である。その妻を車椅子に乗せて広島の宮島へ行った。長年の夢だったので無理をおして行った。無事に帰ってこれたのが不思議なようだ。

久しぶりに投稿する。

コロナ禍の沖縄、人口も島の規模も大きくないのに、コロナ感染率は全国3~4位となっている。総数ではゆずるが、人口10万人単位にすると全国1である、不名誉な1位である。飲酒運転、学歴差もダントツの沖縄でコロナも最悪である。これでは笑いものにしかならない。理由はいろいろ挙げられるが沖縄県民にその原因があるようでならない。何かが間違っている、その何かがまだ分からない。ノー天気な県民性がそうさせるのかなのか日々、自問自答している。他府県の低い感染率を見るのがうらめしい時がある。

本題のテーマに入ります。

テーマは 「中年息子を叩いた母親の愛」、

なんとも不可解なテーマと思われるだろう。

実は我が父親と祖母のことである。

時は戦後、昭和30年初期、事業をしていた父は付き合いで毎夜酒の席に出たものです。子供も数名出来てまだ小さい頃だった。気の緩みからか朝帰りした。

当時は現代のようにホテルやカーモーテルなどがなく旅館が飲み屋で宿泊所であった。数度朝帰りして我慢していた母も父の母(祖母)に愚痴った。

祖母は我が屋に泊に来て孫たちと会うのが楽しみでした。知らんふりして我が家に来て泊まる、案の状、夜になっても父は帰って来ない。朝方まで待っても帰って来ない。祖母は意を決して旅館まで行き、外の玄関で待ち伏せした。

のんきな父は眠たい顔をして旅館から出て来た。

祖母は現場を押さえた、怒心頭に達して持っている黒いらん傘で息子を数度したたかな勢いで叩いた。急襲された父は訳も分からず打たれて、

祖母曰く 「子供も小さいのに嫁も頑張っているのに、よくも浮気をしたな」

と言いながら再度数回傘でしばかれたそうです。父は痛さを我慢してなすすべもなかったそうです。

実は祖母と母は近い親族である、小さい頃から可愛がっていて祖母、祖父の薦めで結婚したのだ。自分の産んだ息子が嫁を苦しめているのは耐えられなかったようだ。

血筋でなくとも人の道に外れているから祖母は叩いたである。

女は強し、母は強し、怖い(笑)。

祖母、あっぱれである

それ以来、父も懲りて真面目な家庭人となったようだ。

後で父曰く、叩かれた時、とても痛かった。自分の母親に叩かれるとは想像もしていない、心の準備もしていない無防備状態だったそうだ。

祖母は明治後期に生まれて祖父と一生を添い遂げた。我が家、一族の尊敬の対象だった。母も留飲が下がったのでは思う。母も父より長生きして88才で人生を閉じた。

先祖もいろいろな道を歩んできたと思う、それぞれが苦労して頑張り未来永劫に子孫達が幸せであれとの思いで人生を閉じていく。

今我々が生きているのも先祖達が懸命に生きてきたお陰である。

 

tiger60

しばらくぶりの投稿、気持ちの重しが取れたようだ。

今は観光関係の仕事も現役を降り、時々助言しに行くくらいの状態。

病弱になった妻の世話や家のさまざまなことをやっている。心が落ち着き穏やかな生活が送れることに感謝する日々でもある。

今年は夫婦とも70才、これからはいかに穏やかに心楽しく過ごすか考えている。

日々感謝!