本来ことばの学習というものは,一つのフレーズをどのように展開させるかということでなければなりません。
英語はそれほどシンプルで,合理的で,ある意味で機械的な言語です。
さて今回は,中2配当で登場する表現をあげてみました。
さて中1配当とどう違うかわかりますか?
大きな違いは,中1では命令形とcanの文を除いて「事実表現」が主でした。例えば,「(ふだん)それをしている」、「(あのとき)それをした」「(今)それをしている」「(その時)それをていた」などです。
ところが中2で登場する表現の多くは「情緒表現」であることに注目してください。
これは今回の文例の日本語訳を見ていただければすぐに理解できるでしょう。
ただし、「情緒表現」には以下のような3つの区別があります。
いずれも「これから~する」と「未来志向の意味」を持っています。
そしてこれらと結びつくのは(3)の原形動詞フレーズです。
(1) 情緒動詞(助動詞)を使ったファンクションフレーズ
must, may, shall, had better. etc
(2) be動詞系列のを使ったファンクションフレーズ
be going to
(3) 一般動詞系列のを使ったファンクションフレーズ
want to, have to, *would like to, hope to, wish to, etc.
【一般動詞フレーズ5段活用】 do it yourself
=============================
(1) do(es) it yourself 現在形動詞フレーズ
※現在形の肯定形だけで使われる。
(2) did it yourself 過去形動詞フレーズ
※過去形の肯定形だけで使われる。
(3) do it yourself 原形動詞フレーズ
※命令形,助動詞、to不定詞で使われる。
(4) doing it yourself ing形動詞フレーズ
※進行形や動名詞で使われる。
(5) done it yourself ed形動詞フレーズ
※完了形で使われる。
=============================
[コミニカ英作法]
(1) 彼女はたぶん自分でそれをやります
<~は ドウする文>
① 彼女は たぶん~するだろう → She will probably
② 自分でそれをする → do it herself
(完成文) → She will probably do it herself.
(2) あなたは自分でしなければならない
<~は ドウする文>
① あなたは ~しなければならない → You must
② 自分でそれをする → do it yourself
(完成文) → You must do it yourself.
(3) 私は明日の朝自分でするつもりです
<~は ドンナだ文>
① 私は ~するつもりだ → I am going to
② 自分でそれをする → do it myself
(完成文) → I am going to do it myself tomorrow morning.
(4) 私は自分でそれをしたい
<~は ドウする文>
① 私は ~したい → I want to
② 自分でそれをする → do it myself
(完成文) → I want to do it myself.
(5) 私は自分でそれをする必要がありますか?
<~は ユウする文>
① 私は ~必要があるか? → Do I have to
② 自分でそれをする → do it myself
(完成文) → Do I have to do it myself?
(6) 私は、自分でそれをするのが好きです
<~は ドウする文>
① 私は ~好きだ → I like
② 自分でそれをすること → doing it myself
(完成文) → I like doing it myself.
現在,全国の塾やフリースクールで人気の教材です。
「書いて聞いて覚える中学英語教材」
続きの記事や過去記事を読む
一日一日、プリントをこなすことで、英語の回路は着実に学習者の頭に仕組まれていくことになります。現在、先進的な塾やフリースクールにこの教材が導入されたり、英会話学習者が購入されているのは、日本で始めての世界水準の英会話学習法を展開しているからです。
ブログ「書いて聞いて覚える中学英語学習」