今回も,ことばは小から大へと拡大するということについて述べます。
動詞の中には,他の動詞フレーズを目的語にとるものがあります。
前回とりあげた,want, hope, wish, mean, planなどはそんな動詞の仲間です。
この場合,これらの動詞はひとまとまりの意味を持つことによりファンクションフレーズとして働くことになります。
以下で,wantを例にしてまず中1配当で登場するwant+名詞(目的語)の展開を見ていただきます。
○英語の九九 ファンクションフレーズテーブル 一般動詞 現在形
[英会話発想トレーニング]
(1) 私は,新しい自転車が欲しいです 肯定形
→ I want a new bicycle.
(2) 私は,新しい自転車は欲しくない 否定形
→ I don't want a new bicycle.
(3) あなたは,新しい自転車は欲しいですか? 疑問形
→ Do you want a new bicycle?
(4) あなたは,新しい自転車は欲しくないですか? 否定疑問形
→ Don't you want a new bicycle?
さらに以下は,want to+原形動詞フレーズとして「ひとまとまりの意味を持つ」ファンクションフレーズでの展開です。
またここで注目してほしいのは,②の動詞フレーズが(1)の肯定形を除いて一緒のフレーズだということです。
動詞をフレーズとしてとらえることによって言葉としてイメージでき、身につけることができます。この点が「コミニカ中学英語基礎編」の大きな特色です。
このことは以下の ② 新しい自転車を買う → buy a new bicycle でも同じです。
○英語の九九 ファンクションフレーズテーブル want to+原形動詞フレーズ
[英会話発想トレーニング]
(1) 私は,新しい自転車を買いたいです 肯定形
→ I want to buy a new bicycle.
(2) 私は,新しい自転車は買いたくない 否定形
→ I don't want to buy a new bicycle.
(3) あなたは,新しい自転車は買いたいですか? 疑問形
→ Do you want to buy a new bicycle?
(4) あなたは,新しい自転車は買いたくないですか? 否定疑問形
→ Don't you want to buy a new bicycle?
wantをhope, wish, mean, planなどもぜひ試してください。
このようにしてどんどんファンクションフレーズが身につき,使える語彙として蓄積していく,これが本当の英語学習です。
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ファンクションメソッドは、ファンクションフレーズと動詞フレーズの組み合わせで文を生産します
脳にある「記憶の束」に対して、ある刺激に対してシナプスという神経がその取り持ちをする。
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ブログ「英語の九九 英会話発想トレーニング」