私が、「コミニカ中学英語基礎編」でコミニカ5文型というものを展開したのは他でもない英語に留まらず以下のようなことを表現する能力があるかどうかということだった。 例えば、この教材は小学五年生もつかえる。そのワケは五年生にもなれば以下のような「作文」が書ける。 (1) ぼくは今、京都にいます。 (~は アる・イる文) I am in Kyoto (2) 京都は古い都です。 (~は ナニだ文) Kyoto is an old city. (3) 京都はとても美しいです。 (~は ドンナだ文) Kyoto is very beautiful. (4) 京都には美しい庭があります (~は ユウする文) Kyoto has a lot of beautiful gardens. (5) ぼくは、また京都を訪れたいと思っています (~は ドウする文) I think that I will visit Kyoto again.
コミニカ英語教材(基礎編)中3年配当第2級(13) [基本文] I think (that) she is happy. 私は彼女は幸せにしていると思います
[1] 節を導く動詞の用法 動詞think(思う)、know(知っている)、hope(希望する)、feel(感じる) などは、目的語としてthat節(接続詞thatで始まり、主語+動詞を含む 語群をとり、より豊かな情報を伝えることができます。このthatは、例えば、「思うんだが、それは」といった意味を持っていますが、 省略されることもあります。 以下、thinkを例にとり、コミニカ5文型との結びつきを説明します。 (1) 肯定形 I think (that) she is there. *(~は アる・イる文) 私は思う 彼女がそこにいると 私は、彼女がそこにいると思います I think (that) she is ateacher. *(~は ナニだ文) 私は思う 彼女が先生をしていると 私は、彼女は先生をしていると思います I think (that) she is kind. *(~は ドンナだ文) 私は思う 彼女は親切だと 私は、彼女親切だと思います I think (that) she is sleeping. *(~は ドンナだ文) 進行形 私は思う 彼女寝ていると 私は、彼女は寝ていると思います I think (that) she is liked by everyone. *(~は ドンナだ文) 受身形 私は思う 彼女がみんなに好かれていると 私は、彼女はみんなに好かれていると思います I think (that) she has a cat. *(~は ユウする文) 私は思う 彼女がねこを飼っていると 私は、彼女はねこを飼っていると思います I think (that) she goes there. *(~は ドウする文) 私は思う 彼女が(いつも)そこに行くと 私は、彼女は(いつも)そこに行くと思います
※that以下を、過去形や未来形にして表現してください。 例 I think (that) she went there. 私は、彼女がそこに行ったと思います I think (that) she will go there. 私は、彼女がそこに行くだろうと思います I think (that) she should go there. 私は、彼女がそこに行くべきだと思います
(2) 否定形 I don't think (that) she is there. *(~は アる・イる文) 私は思わない 彼女がそこにいると 私は、彼女がそこにいるとは思いません 略 (3) 疑問形 Do you think (that) she is there? *(~は アる・イる文) あなたは思うか? 彼女がそこにいると 私は、彼女がそこにいると思いますか? 略
コミニカ英語教材(基礎編)中3年配当第5級(13) [III] [ask(want,tell)+to+原形動詞フレーズ]のしくみ 人に、to以下の原形動詞フレーズの行為を、頼んだりするのがこの文型です。 文のしくみは、つぎのように、直接的な表現が基礎となっています。 (1) 直接にものごとを頼む場合 Read the book. その本を読んでください (2) 間接的にものごとを頼む場合 I asked her to read the book. 私は彼女にその本を読んでくれるように頼みました ※ to read the bookという行為の主体は、herです。つまり「彼女が本を読む」という ことです。その他の間接的な表現をとる動詞は次の通りです。 [英文の生産] Read the book. I asked her to read the book. -->私は彼女に頼んだ その本を読んでくくれることを 私は彼女にその本を読んでくれるように頼みました [英文の生産] Read the book I told her to read the book. -->私は彼女に言った その本を読んでくくれることを 私は彼女にその本を読んでくれるように言いました [英文の生産] Read the book I want her to read the book. -->私は彼女に欲する その本を読んでくくれることを 私は彼女にその本を読んでもらいたいです
何度も述べているが、中学英語の中3の学習することは中1、中2で学んだことが土台となっている。 しかし残念ながら日本の英語教育ではそのや有機的な結びつきを教えることはない。 例えば、NHKの英会話講座や塾や予備校では「構文」として教え、それを使った文例を使った文例をあげるだけだ。 ここでは、to help me、あるいはここでは文例を省略したが例えばto be homeといった原形動詞フレーズを使った「行為や状態の客観化」が行われている。この発想が中3での学習を支えている。 「小」の表現があって「大」の表現に進むという世界の常識を教えないから「セリフ覚え」の英会話学習となっているのだ。そもそもそれが文科省の「利権」を支えてきたと言える I tell my childen to be home. 私は。ふだん子供たちに家にいるように言っています I tell my childen to be carefil. 私は。ふだん子供たちに家に注意するいるように言っています 「コミニカ中学英語基礎編」に取り組んだ子供たちが英語を話せるようになるのは、以下のような表現展開ができるからだ。 さらに念を押しておきたいのは、この原形動詞フレーズとういうのは、中1から否定形や疑問形、さらに未来形で何度も登場したものだ。この教材に取り組んだ子供たちが「意味ある単位」としてのフレーズを蓄積した結果がこのような英作も簡単にこなせることになる。
[コミニカ英作法] (1) 私は、子供たちに私を手伝ってくれるように(ふだん)言っています (~は ドウする文) (1) 私は、(ふだん)子供たちに言っている → I tell my childen (2) 私を手伝ってくれるように → to help me (完成文) → I tell my childen to help me.
(2) 私は、子供たちに私を手伝ってくれるように(その時)言いました (~は ドウする文) (1) 私は、(その時)子供たちに言った → I told my childen (2) 私を手伝ってくれるように → to help me (完成文) → I told my childen to help me.
(3) 私は、子供たちに私を手伝ってくれるように(これから)言うつもりです (~は ドウする文) (1) 私は、(これから)子供たちに言うつもり → I will tell my childen (2) 私を手伝ってくれるように → to help me (完成文) → I will tell my childen to help me.
(4) 私は、子供たちに私を手伝ってくれるように言うかもしれない (~は ドウする文) (1) 私は、(これから)子供たちに言うかも → I may tell my childen (2) 私を手伝ってくれるように → to help me (完成文) → I may tell my childen to help me.
(5) 私は、トムに私を手伝ってくれるように言う予定でした (~は ドウする文) (1) 私は、子供たちに言う予定だ → I was going to tell my childen (2) 私を手伝ってくれるように → to help me (完成文) → I was going to tell my childen to help me.
(7) 私は、子供たちに私を手伝ってくれるように言いたい (~は ドウする文) (1) 私は、子供たちに言いたかった → I wanted to tell my childen (2) 私を手伝ってくれるように → to help me (完成文) → I wanted to tell my childen to help me.
(8) 私は、子供たちに私を手伝ってくれるように一度も言ったことはない (~は ドウする文) (1) 私は、子供たちに一度も言わなかった → I have never told my childen (2) 私を手伝ってくれるように → to help me (完成文) → I have never told my childen to help me.
(9) 私は、子供たちに私を手伝ってくれるようにめったに言ったことはない (~は ドウする文) (1) 私は、子供たちにめったに言わなかった → I have seldom told my childen (2) 私を手伝ってくれるように → to help me (完成文) → I have seldom told my childen to help me.