2025/6/22
事故で死んでしまった男性が、神のような存在と対話する話。
対話している最中は、彼の回想と、彼の前世の記憶が断片的に並べられる。
前世の記憶については、主人公の男性とのつながりがあまり感じられず、何かの資料映像を見ているような気持ちになる。
やがて死後の世界のルールと、世界の真実が提示される。
たぶん本作のポイントになるのはこの部分。言い方を変えると、この部分をネタバレしたら本作は別に見なくてよくなるような気がする。
独特の宗教観でそういう考え方もあるよねとは思えないけど、思考実験的にいったん世界はそういうものだと考えることができれば、対人関係のストレスは微減するのかも。
もう少し長い話だったら、具体例を挙げたり反証を入れたりして説得力を出せるのかもしれないけど、短編であることで、かえって薄味に感じてしまう作品だった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます