2024/8/12
美術の授業の補修で、学校祭の映像作品を作ることになった高校生四人が、一人しか部員のいない合唱部を題材に撮影を始める話。
タイトルは米米CLUBの曲名。
普段は無口、その無口に一目ぼれする生徒、映画好き、それらをテキパキと仕切る主人公。
わりとステレオタイプで個性のわかりやすい四人。
クライマックス一歩手前をプロローグに使う構成、嘘と恋愛を推進力にした進行で、ストレスなく見ることができる。
特に合唱部米田の独唱は、わちゃわちゃしていた周りの人間を急に静かにさせるだけの説得力がある。
設定の甘さや自分語り、状況説明でテンポを損なっていた印象はあるが、最後の合唱シーンで全部解決している感じ。シーン単体で強い。
最終的には創作の喜びみたいなものに着地して後味の良い作品だった。
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