伊集院静で『大人の流儀』という本がある。(いま書店に行くと、その続編が積まれている。)
彼の文章は歯切れ良く、時に痛快で、笑わせてもくれる。読んでいて惚れ惚れするとはこのことだ。
その中にこんなくだりがある。連載小説の最終回を記したその原稿用紙の上に、突然テントウ虫が落ちてきた。冬だというのに、である。テントウ虫は彼にとって幸運の女神らしく、「大事な勝負処でテントウ虫に出逢ったときは連勝」なのだそうだ。
・・・という部分を読んで数日後の今日、テントウ虫が落ちてきた。
週末は本を携えて書店営業である。合間の昼メシの最中、かばんを開けたちょっとした隙間からのぞける白い封筒、大切な本を詰めたその白い封筒に、ぽつりと黒いシミが。よく見ると赤い玉模様が二つ並んでいるではないか。テントウ虫だ。しかも季節は冬。伊集院静と同じである。
これはいい兆候だ。きっとこの本は売れる。
彼の文章は歯切れ良く、時に痛快で、笑わせてもくれる。読んでいて惚れ惚れするとはこのことだ。
その中にこんなくだりがある。連載小説の最終回を記したその原稿用紙の上に、突然テントウ虫が落ちてきた。冬だというのに、である。テントウ虫は彼にとって幸運の女神らしく、「大事な勝負処でテントウ虫に出逢ったときは連勝」なのだそうだ。
・・・という部分を読んで数日後の今日、テントウ虫が落ちてきた。
週末は本を携えて書店営業である。合間の昼メシの最中、かばんを開けたちょっとした隙間からのぞける白い封筒、大切な本を詰めたその白い封筒に、ぽつりと黒いシミが。よく見ると赤い玉模様が二つ並んでいるではないか。テントウ虫だ。しかも季節は冬。伊集院静と同じである。
これはいい兆候だ。きっとこの本は売れる。