アジア人財事典

アジア人財カンパニー株式会社 井上一幸 がお届けする粋な話題の数々

『天文ショー』

2009-02-24 | メールニュース
皆さん、おはようございます。㈱グッドジョブクリエーションズです。本日はメールニュース第21号をお届けにあがりました。
私はこう見えてけっこう科学が好きで、週末の新聞のサイエンス特集なるものにはよく目を通しています。実は今年は世界天文年。1609年にガリレオ・ガリレイが初めて望遠鏡を宇宙に向けてからちょうど400年だそうです。その関係のホームページなどを見ると星空にまつわるイベントがけっこう用意されていて、かつて天文少年だった私はワクワクします。そこで今日は私のちょっとした天文自慢を披露しましょう。

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天文ショー
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皆さん、彗星を見たことありますか。
肉眼で観測できる彗星は年に数個も無いが、ここ数日はルーリン彗星という名の“肉眼で見える”彗星が地球に近づいているらしい。といっても明るさは5等級前後なので都会で見るのは絶対無理。真っ暗な山奥だったとしても彗星かどうかを肉眼で判別するのは難しい。

で、私は彗星を肉眼で見たことがあります。
1997年春先のヘール・ボップ彗星。これは明るかった。白く輝く尾まではっきり見えた。ほうき星という日本の単語に妙に納得がいったものだ。今あらためてネットで調べてみるとマイナス1等級あったらしい。美しかった。
当時私は海外にいて東京よりも暗い空の下、ほうき星が夜空を駆けていく様を軽い感動を覚えながら見上げていた。住んでいたマンションの屋上からだったが、隣で見上げていた女性グループが「これで将来子供に自慢ができる」と言っていたのを(そのグループは独身女性だったと思いますが)妙に覚えている。

では次。
皆既日食を見たことありますか。
そう、今年7月22日。日本で皆既日食を見ることができます。ただし屋久島から奄美大島にかけての地域。東京では7割5分がかける部分日食です。7月22日は水曜日なので、その前後会社を休んで旅行しないといけません。ちなみに中国の杭州や上海でも見られるのでそちらに行くという手もあります。

で、そうです。私は皆既日食も見たことがあるんです。
1988年3月18日。小笠原近海の皆既日食です。日本国内には皆既日食帯に陸地が無かったので船上からでした。ちなみに本格的な「観測」のため陸地を求めてフィリピンまで遠征した友人がいましたが、曇っていて何も見えなかったそうです(泣)
私の場合は運よく晴天。最高のコンディションでした。

あれは美しい。本当に美しい。
あれってですね、おひさまが欠けるにしたがって徐々に暗くなるんじゃないんですよ。確か太陽が完全に隠れる10秒前でもまだ結構明るい。肉眼で見るなんてもっての外。太陽の明るさって巨大です。おひさま、おてんと様と呼ぶ意味が良くわかります。
ところが最後のほんの数秒の間にわぁっ!と暗くなって、実際に皆既日食に入るとかなり暗い。冷たい風が吹きつけて金星やその他の星々が見え出すんです… 本で読んで知ってましたけど、本当にその通りでした。あれはとてつもなく美しい。何度言っても言い足り無いくらい。

う~ん、こう書いているとまた見たくなってきた。
皆さんはどうしますか?思い切って皆既日食ツアーに飛び乗りませんか?一生に一度の体験ですよ、きっと。彗星を見ていた女性じゃないですけど、将来に伝えたい話って持っておきたいですよね!?
ちなみにその次に日本で皆既日食があるのは26年後の2035年9月2日。栃木県や茨城県で見られます。しかも日曜日! 
晴れていればですけど・・・