アジア人財事典

アジア人財カンパニー株式会社 井上一幸 がお届けする粋な話題の数々

『星に願いを』

2009-10-27 | メールニュース
皆さん、おはようございます。㈱グッドジョブクリエーションズの井上です。
本日はメールニュース第29号をお届けにあがりました。東京地方は台風一過で、きれいに澄んだ青空が気持ちいいですね。
ところで先週、オリオン座流星群という単語を新聞やテレビで目にした方もいらっしゃったのではないでしょうか。一時間に30個くらいというから、かなりの数の流れ星が現れたようです。今日はそんな流れ星の思い出をひとつ。

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星に願いを
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流れ星を見たことがない人も多かろうとは思うが、新月の夜の暗闇にいれば、一時間に5~6個は必ず見られるそうである。ところが、まとまって流れ星が見られる時期が年に何度かあり、それを「~~流星群がやってくる!」と表現する。そして、どれくらいの流星が現れるかを「一時間にxx個出現する」と言っていて、仮に一時間に60個も現れると、とんでもない大出現なのである。

で、先週話題になったのがオリオン座流星群。
「多ければ一時間に50個くらい…」と期待されたものの、そうはならなかったらしい。だいたい流星の出現数なんて予測できるものではなく、たいていは「多ければxx個だったはずなんだけど、実際は…」ってな具合に終わるものである。

ところが私、高校生の頃、予想をはるかに上回る大出現に出くわしたことがあるんです。8月に現れるペルセウス座流星群。もともとこの流星群は出現数が多く、通常は一時間に50~60個といわれているもの。それがあの時は、深夜のわずか2時間ばかりの間に、200個ぐらい見えたのだからかなりすごい。(昔の記憶とは言え、流星観測といってきちんと記録をつける作業をしているので、いい加減な数字ではありません。)あとからあとから流れる流れる… 明るい星、暗い星、短い流星に長い流星。あっちでもこっちでも、すぅっと光っては消えて行く。とにかく美しい。本当に美しかった。

だいたい流れ星というのは、広い夜空のどこに現れるかわからない。突然光ったと思ったら、あっ、という間もなく闇に吸い込まれるように消えていく。と思ったら次の瞬間また別のところであっ、と光り、瞬く間にすぅっと消えていき… ふぅっと一息ついていると、また東の方であっ!… そして今度は南の方であっ! 一時間以上もその繰り返し。興奮の連続。ちなみにああいうのを「流星雨」と言います。

流星雨でおそらく最も有名なのは「獅子座の流星群」でしょう。1833年と1866年に、広範囲にわたって一時間に数万個という流れ星が現れ、それこそ当時の人は空が燃え尽きるかと思ったらしい。直近では2001年に一時間当たり100個ほどの大出現をしている。

まぁ、そこまではいかないにしても、これから流星シーズンですよ、皆さん。11月はその獅子座流星群、12月はふたご座流星群、1月になるとしぶんぎ座流星群と、それなりの規模の流星群が目白押しです。

秋から冬にかけて空気が澄んで星が良く見えるようになる。そろそろ来年のことを考えつつ、星に願いをかけてみるのはいかが?