まずはBの脛だが、ここを重視する人も多いようだが、
個人的にはあまりというかほとんど見ない。
というのも、馬体の他のパーツ(特にトモ)と比して、
ここだけ妙に発達している馬もいないし、
ここだけ妙に貧弱な馬もいないからだ。
ただ、筋肉があるほうがいいのは確かだし、
ここは成長で筋肉が付かない部分らしいから、
ないよりはある馬を選んだほうがいいことは確かだろう。
しかし繰り返しになるが、僕は馬を選ぶときにここは見ない。
それよりもAの飛節のほうがかなり大事。
よく直飛・曲飛といって角度を気にする人がいるが、
個人的には角度はそんなに気にせず、
それよりも大きさが大事だと思っている。
とにかく飛節は、骨格がしっかりしていて大きい馬がいい。
この大きさをあまり気にする人はいないかもしれないが、
これはしっかりと見たほうがいい。
よく歩かせて飛節の伸びを見る人も多いが、
別に歩かせなくても写真で分かる。
大きくて力強い飛節を選べばいいのである。
大事なことなので繰り返す。
飛節は「角度」よりも「大きさ(力強さ)」が大事である。
それから、CとDのラインのズレも気にする。
飛節の角度と撮影時の立ち方によってこれは違ってくるから、
1枚だけでは判断しかねるが、できればCとDは重なるほうがいい。
逆にいうと、どの写真を見てもずれている馬は敬遠したほうがいい。
後肢の繋ぎは全く気にしない。
立っていようが寝ていようが長かろうが短かろうがどうでもいい。
これはもう本当に全く見ない。
それよりも、左後一白のほうが気になる。
上のオルフェーヴルもそうだし左後一白というだけで3割増しだ。
まあこれに関してはオカルトというか迷信になってしまうが、
しかし確かに名馬には左後一白が多いことも事実。
確率を調べていないので単なる思い込みかもしれないが。
尻尾もどうでもいいね。
まあ下に付いているより上に付いているほうがいいのだろうが。