エミリの一筆啓上

#日記ブログ#猫ブログ
日々の思いを綴ります。

全日本選手権 スケート

2012-12-22 12:39:42 | 日々のできごと
昨夜のフィギュア全日本男子の層の厚さに驚いた。

トップ選手の演技を見る機会は幾らもあるが全日本選手権は報道されることが殆ど無く

依って観る機会の無かった日本人選手の演技を観ることが出来る。

次女と私とで目が釘づけになった選手が佐々木彰生選手(明大)。

小柄であるが今風なルックスにきらびやかなコスチューム。我が道をゆく人のツンとした表情も良い。

マイケルジャクソンを彷彿させるノリノリな演技に二人して大拍手「この人いいよ~」

あっという間に観客を自分の世界に引き込む。演技者にとって絶対条件だろう。

とにかく楽しかった。そう、すごく楽しかったのだ。

どの世界でも言える事だろうが「何を伝えたいのか」が明確な演技、演奏、作品は心を掴む。

逆に、今朝、残念な映像を観た。昨日の全日本選手権のNHKニュースである。

モニターにて最終滑走者であった羽生選手の演技を観る高橋選手へのインタビューである。

「いかがですか?」と問われ「強いっすね」と答える高橋選手だった。

男子スケート界を牽引してきた大選手である。怪我を克服した後の復活、努力の人だろう。

今年、高校生の羽生選手の活躍は目覚ましい。素晴らしい才能を備えた選手である。

私はどちらの選手も好きである。好敵手の存在は気になるに決まっているではないか。

その高橋選手に対してモニター越しの羽生選手の演技を「いかがですか?」とは驚いた。

何を言わせたいのか。良識の欠片もないマスゴミである。二人は選手なのだ。

「自分の世界を表現することに頑張るだけです。」穏やかに話す高橋選手。

幾つもの修羅場をくぐり抜けてきた人は余計な事は云わないものだ。

演技もだがその人としての懐の深さが一流なのだと改めて思う。

スポーツ選手も人気稼業、オフには色んなバラエティ番組に出演している。

ニコニコと嬉しそうにしている選手が殆どだが、にわかタレントの如く扱う酷い番組ばかりだ。

選手の素顔と云いながら番組そのものがお粗末だから気の毒だ。

インタビュアーの質が低い。一流の選手にはそれなりの敬意を払うべきだろう。

辛口過ぎるだろうか。













月曜日の雑感

2012-12-17 08:45:36 | 日々のできごと
月曜日の朝は忙しい。選挙翌日の朝とあって寝不足だ。

土日に滞った家事をやり学校、職場へと向かう家族のための諸々の準備に追われた。

家族が出払った後に落ち葉を掃いた。我が家のカリンの葉は師走半ばに落葉する。

お習字の出書〆切りが近い。早めに起きて数枚を書いて見た。根をつめて煮詰まった頃の

作品は数書いても良くない。朝一番などは力みが無く思いの外好きな作品が書けたりする。

早起きが得意だったら良いのにと思う。

アンサンブルコンテスト県大会では銀賞を戴いた。二階席にて長女と一緒に見守った。

大好きな曲を心を込めて演奏していた。四人の息もぴったりアンサンブルの魅力が伝わった。

全てが終わって三年のMちゃんと娘は抱き合って泣いた。引退である。

二年生も本当に良く頑張った。後輩の功績が大きいと次女は常々言っていた。

「さぁ、明日からお勉強頑張らなくちゃ。アンコン出たから落ちたなんて言われたくないからね。」

「遅れを取り戻さなくちゃ。絶対合格する。」娘にとってはこれからが受験モード全開である。

昨日の選挙をテレビでよくよく見ていた。丁度社会科で選挙についてお勉強しているらしい。

野党の存在意義、第三極の役割など十分に理解している。余程良い授業をして下さったのだろう。

「誰に入れるの?」「選挙行ったの?」「裁判官信任投票白紙はダメだよ」と私に何度も進言してきた。

民主の惨敗は野田さんファンの彼女にしては忍びなかったのか「野田さんは悪くない」と力説する。

その通りだと私も思う。「選挙って面白い!」と中坊に言わしめた要因は何だったのだろう?

安倍さんの滑舌の拙さが話題になっていた。あるブログには安倍さんの「日本を取り戻す!」が

「ぬっぽんをとろもろす~」にしか聞こえなくてついつい笑っちゃうと。確かにそう聞こえる。

我が家では橋下さんが大森南朋さんに似てるとか石原さんの三人の御子息談義も盛り上がった。

一番人気は良純さんであった。前宮崎県知事の東国原さんはちゃっかりであった。この方きちんと

宮崎県知事を全うしそれから国政に行かれていたら人として徳が積めたような気がする。

大きな目をきょろきょろ何を見ていらっしゃるのか。視線の定まらぬ人の心は掴めない。

ミスター年金の長妻さんは以前から好きだ。野党時代のキレキレの弁舌は圧巻であった。

しかし与党の頃は何故かパッとしなかった。輝ける場所は人によってそれぞれなのだろう。

田中真紀子さんは角栄さんの御令嬢である。この御方こそ自民党の王道を歩まれるべき

人だと思うが、どこかで歯車が狂ってしまったような感がある。

もしかしたらであるが政治家には向かない女性のような気がする。私の主観である。

安倍さんが総理大臣になられたら安倍さんだからこそ期待したいのが北朝鮮拉致問題である。

安倍さんは小泉さんの側近としてあの場にいらっしゃった御方である。

日本を取り戻す=日本人を取り戻す。全力で臨んでほしい。
























冬の星座

2012-12-14 21:27:56 | 日々のできごと
第36回埼玉県アンサンブルコンテスト県大会を明日に控えた次女。

最後の練習を終え帰宅。外はとっぷりと暮れ7時になろうとしていた。

日没後の校内は寒い。制服下のヒートテックとウールのカーディガンを着ていても寒い。

今日はアンコン前日のサプライズな部活だったという。最後の合わせ演奏に職員室の先生達が

音楽室に集い娘達のフルート四重奏を聴いて下さった。演奏後温かな拍手と励ましを頂いたという。

先日教育実習を終えた長女が「福中ってそんな風に心の通う中学校なんだよね。」と満足気に言う。

次女にしてみればである。まさか受験生になってこんなに長く部活をするとは思わなかっただろう。

もしかしたら嬉しさよりも不安や不満の方が大きかったかも知れない。

勉強との両立が辛く愚痴もこぼしたけれど最後までやり抜いた頑張りは清々しい。

張りつめた冬の夜空、オリオンの星々は煌めく。






























舘野泉さん アヴェマリア

2012-12-10 21:29:04 | 日々のできごと
視聴率が芳しくないとのことだがNHK大河ドラマ『平清盛』私は好きだ。

松山ケンイチさん前半は力みがあったが若き清盛像だと思えば役作りの範囲であろう。

武士の世という頂きに立った清盛は悲しい事に武士の心を何処かに置き忘れてきた。

志した武士の世とは如何なる世であったのだろう。自分は何がしたかったのだろう。

父から教えられた「心の軸」を失くした清盛は為す術もなく破滅に突き進む。

面白く生きたいと高らかに言い放った若い頃を回想するシーンは切ない。

人生の光と影である。どの場面であったろうか。勘違いでなければであるが、

神木隆之介さん扮する義経元服のシーンであったかと思う。

舘野泉さんの奏でられる『カッチーニ・アヴェマリア』が静かに流れていた。

舘野さんのピアノのタッチは全てを包み込むように温かく美しい、そして深い。

人は何かを背負い生まれてくるのだろうか。どのような人生であろうとも生を授かったことは重い。

舘野さんの左手で奏でられるカッチーニ・アヴェマリア、清盛の波乱の生涯をも温かく包み込む。

私はといえば、この世に生まれそして生きていることに感謝の念を抱く。



























もう若くないさ?

2012-12-08 11:13:35 | 日々のできごと
『いちご白書』をもう一度♪という歌の歌詞がふと頭に浮かぶ。

~就職が決まって 髪を切ってきた時 もう若くないさと 君に言いわけしたね~

私が十代の頃にラジオからいつも流れていた。男性デュオ『バンバン』の歌声が

耳に馴染んでいる。作詞はユーミン。学生時代との惜別の情が切ない。

娘達が聞いたならば昭和レトロと言われそう。この頃はフォークソング全盛期で

あれもこれも空で歌えてしまうのは今と違って覚えやすい曲だからだろう。

私はこの頃の歌を聴いたり歌ったりはしない。湿っぽい感傷に浸るのは苦手である。

大学と中学の卒業を控えた娘達。次女は今日も塾と部活の掛け持ちである。

15日のフルートのアンコン県大会を控え隙間の時間に今も部活に参加している。

これから高校、大学と青春を謳歌するであろう夢いっぱいの次女である。

一方長女は青春を謳歌したであろう?学生生活が残り僅かとなった。

ふと浮かんだ『いちご白書』をもう一度のワンフレーズがもう目の前だ。

内定うつなる言葉があるそうだが本人では無く私の方がそんな心境になる。

娘の巣立ちを励まし見守るのが母の務めとは云え母も、我も人なり。

長男が宮崎に行った時に長女は明るく笑顔で励ましてくれた。

どんなにか私は癒された事か。この人が娘であることを本当にありがたいと思った。

この時の優しさを思うと一人出勤中の車中で涙がこぼれる。

慌ててテッシュで拭くのだがどうしようも無い。ひとしきり儀式が済むと後はすっきりしている。

暫くはこんな日々の繰り返しだろう。私は強い母ではないし昔から泣き虫だ。

子供の頃は大人は泣かないと思っていたがそんなことは無い。大人は泣いている。

笹子トンネルの事故は心が痛む。昨日の地震は冷やりとさせられた。華原朋美さんの復活が

話題であったので動画で検索してみた。穏やかな笑みは菩薩のように美しかった。

職場にてプライベートであるが心温まる人の優しさに触れた。疲れていた心がほぐれた。

日々のきらりと光る言葉や出来事を受け止める柔かな心をいつまでも持っていよう。

そして私も一歩前へ。