エミリの一筆啓上

#日記ブログ#猫ブログ
日々の思いを綴ります。

もう若くないさ?

2012-12-08 11:13:35 | 日々のできごと
『いちご白書』をもう一度♪という歌の歌詞がふと頭に浮かぶ。

~就職が決まって 髪を切ってきた時 もう若くないさと 君に言いわけしたね~

私が十代の頃にラジオからいつも流れていた。男性デュオ『バンバン』の歌声が

耳に馴染んでいる。作詞はユーミン。学生時代との惜別の情が切ない。

娘達が聞いたならば昭和レトロと言われそう。この頃はフォークソング全盛期で

あれもこれも空で歌えてしまうのは今と違って覚えやすい曲だからだろう。

私はこの頃の歌を聴いたり歌ったりはしない。湿っぽい感傷に浸るのは苦手である。

大学と中学の卒業を控えた娘達。次女は今日も塾と部活の掛け持ちである。

15日のフルートのアンコン県大会を控え隙間の時間に今も部活に参加している。

これから高校、大学と青春を謳歌するであろう夢いっぱいの次女である。

一方長女は青春を謳歌したであろう?学生生活が残り僅かとなった。

ふと浮かんだ『いちご白書』をもう一度のワンフレーズがもう目の前だ。

内定うつなる言葉があるそうだが本人では無く私の方がそんな心境になる。

娘の巣立ちを励まし見守るのが母の務めとは云え母も、我も人なり。

長男が宮崎に行った時に長女は明るく笑顔で励ましてくれた。

どんなにか私は癒された事か。この人が娘であることを本当にありがたいと思った。

この時の優しさを思うと一人出勤中の車中で涙がこぼれる。

慌ててテッシュで拭くのだがどうしようも無い。ひとしきり儀式が済むと後はすっきりしている。

暫くはこんな日々の繰り返しだろう。私は強い母ではないし昔から泣き虫だ。

子供の頃は大人は泣かないと思っていたがそんなことは無い。大人は泣いている。

笹子トンネルの事故は心が痛む。昨日の地震は冷やりとさせられた。華原朋美さんの復活が

話題であったので動画で検索してみた。穏やかな笑みは菩薩のように美しかった。

職場にてプライベートであるが心温まる人の優しさに触れた。疲れていた心がほぐれた。

日々のきらりと光る言葉や出来事を受け止める柔かな心をいつまでも持っていよう。

そして私も一歩前へ。