エミリの一筆啓上

#日記ブログ#猫ブログ
日々の思いを綴ります。

二十歳の二人旅

2017-08-27 19:31:38 | 日々のできごと
爽やかな心地よい風の吹く日曜日。

『バカニイチャンバカニイチャンイーヒヒヒー』のツクツクボウシの鳴き声を今年初めて聴いた。

時折やってくるアキアカネを狙って猫はベランダに出ずっぱりだ。

秋の夜長に鳴き通しの虫の声は既に秋、秋の気配漂う…夏の終わりである。

次女は姪っ子のともちゃんと天草の母のところで三泊し今日フェリーで長崎に渡った。

文学少女のともちゃんは予てから行きたかった『遠藤周作文学館』を訪ね狐狸庵先生にやっと会えたよってメールをくれた。


どこがそんなに好きなのって訊ねたら、色彩の表現が好きだと、いかにも文学少女らしい答えだった。

作家の海の記述はともちゃんにとっては天草や長崎の海の色、それは自分のルーツだから不思議な縁を感じるそうだ。


出会うべくして出会う人とは前世に遡って何かしら御縁の在る人だと、私もそう思う。


出会う人がいい人ばかりであれば良いけれど、少し迷惑な出会いも在るにはある。

いずれにせよ袖振りあうも多生の縁、この世に生まれたってこと自体がおそらくサプライズなのだ。

二十歳になった乙女が描く未来は虹色だろうか、海や空、地球の青など素敵かな。。






《嫌われ政次の一生》号泣

2017-08-20 20:39:03 | 日々のできごと
大河ドラマ『直虎』《嫌われ政次の一生》をBSで観た。ドラマを観て涙が出る事はまぁまぁあるが、こんなに声を出して泣いた事があったろうか。

政次演じる高橋一生さんの《一生》とお名前がそのままサブタイトルに使われている。


先の読めない展開にドキドキ何とかならないのとハラハラしながら、、


其々が其々の運命を背負い一生を駆け抜ける。ぬくぬくとした時代を生きながら戦国の時代に思いを馳せてみる。


嫌われ政次、、世の中にはそんな役回りの人もいるし、一生のうちにはそういう時もある。


日本が現代に向かう激動の時代に井伊直弼がひょっこり現れる。ドラマの中の『政次』と井伊直弼は私の中で重なる。


立原正秋の短編『雪の朝』は若い時に出会いずっと手元にある一冊。井伊直弼の生涯が書かれている。安政の大獄という悪のイメージがつきまとうが作家の俯瞰的な視点は人間の情、温かさが感じられる。人は皆、何かしらを背負い生まれてくる、ゆえに無駄な命は無いのだと。。


高橋一生さん『耳をすませば』の天沢聖司君のセリフも良かった。いい俳優さんになられた。


《嫌われ政次の一生》思い出すだけで何度でも泣けてくる。こんなに号泣するなんて、、いやはやちゃんと生きなくちゃなぁと素直にそう思う。号泣政次ロス




八月の雨

2017-08-19 20:59:44 | 日々のできごと
雨続きの八月である。雨の日は嫌いではない、涼しくて歓迎したいのだが洗濯物が乾かないのが困る。

乾燥機を持たないので、室内の竿に吊るし扇風機を吹かす。これで大方問題ないくらいには乾く。

環境の変化によるストレスだろうか、左上まぶたに『ものもらい』ができた。


私はわりとできやすい体質で10年程前には霰粒腫で右目の瞼の手術をしたことがある。


今も微かに残る傷跡を誰かに指摘されたことは無いが右上まぶたのそこだけはまつ毛が生えてこない。


オペの前段階に受けた瞼へのステロイド注射の恐怖をはっきりと覚えている。厄介な霰粒腫が僅かでも小さくなればと藁にもすがる思いで受けたけど、たいして変わらずであった。


結局は横浜の相鉄ビルの眼科でオペをしていただいたのだった。


今月一日から職場が変わった。未経験とはいえ試験を受け合格しているのである程度の知識は求められる。

知らないことは知らないと答えるが、知っていて当然のことを忘れたと答えるのは流石に抵抗がある。

直接援助と間接援助の違いは大きい。身体は疲れないが頭が疲れるのだ。一通りの流れが身に着くまで果たしてどれくらいを要するだろう、ため息だ。

どの道不器用であるのだから一歩一歩、誰もが通る道ならば尚更焦らぬことである。

苦しい時は今日一日を乗り切ることを考えるとしよう。

今年はらしくない八月だ。暮れて静かな八月の雨、鈴虫鳴かぬ夜である。































おつかれさま&ありがとう

2017-08-13 22:57:38 | 日々のできごと

大学最終学年となった長男から今年の西医体は山口ですとメールが届いた。

無論此方から訊ねたからであるが幸い『見に来なくていいよ』とは添えられていなかった。

野球の応援に一人は少し寂しい、声を掛けた長女は心よく「いいよ」と返信をくれた。娘達の存在は有難い。

下関で前泊、当日の朝に9:30試合開始のメールがあった。慌ててタクシーで球場に向かい10分程で着。
賑やかな声援が聞こえフェンス越しにグランドを見れば試合は既に始まっていた。

野球の試合を観戦するのは高校野球夏の大会以来、懐かしささえ感じられる。

小さな頃から、グランドにいるプレイヤーの一番泥んこの子を探せば外れなく息子、今回も白いはずの彼のユニフォームは高校時のグレーのユニフォ-ムかと見間違うくらいの色をしていたし、彼の野球スタイルも健在、自分を鼓舞するためだと思うのだがよく叫ぶ、もしかしたら吠えるに近いのかも。

母は貴方のプレーを見るのが好きでファンだったのよ。。

大学入学前の引っ越しの片付けの最中も野球部が気になって仕方無い様子だった、本当に楽しみだったんだね。


いつの時も良いお仲間に恵まれて幸せだったね。

18年間おつかれさま&心からありがとう


大学最終学年となった長男から今年の西医体は山口ですとメールが届いた。

無論此方から訊ねたからであるが幸い『見に来なくていいよ』とは添えられていなかった。

野球の応援に一人は少し寂しい、声を掛けた長女は心よく「いいよ」と返信をくれた。娘達の存在は有難い。

下関で前泊、当日の朝に9:30試合開始のメールがあった。慌ててタクシーで球場に向かい10分程で着。
賑やかな声援が聞こえフェンス越しにグランドを見れば試合は既に始まっていた。

野球の試合を観戦するのは高校野球夏の大会以来、懐かしささえ感じられる。

小さな頃から、グランドにいるプレイヤーの一番泥んこの子を探せば外れなく息子、今回も白いはずの彼のユニフォームは高校時のグレーのユニフォ-ムかと見間違うくらいの色をしていたし、彼の野球スタイルも健在、自分を鼓舞するためだと思うのだがよく叫ぶ、もしかしたら吠えるに近いのかも。

母は毎回、面白くて楽しみだったよ。

大学入学時、引っ越しの片付けの最中も野球部が気になって仕方無い様子だった。
良いお仲間に恵まれ幸せだったね。

18年間おつかれさま&心からありがとう















2017 夏 レオ日記

2017-08-13 08:12:44 | 日々のできごと
日曜日の夏の朝、六時を回ったところ。

一日の大半を寝て過ごすレオ、レオの動線に置いた敷物に横たわり規則的な寝息を立てている。レオにとって安心な場所は家族の気配が感じられる此処だけ、レオは仔犬の時のトラウマか二階には上がらない。

散歩をしたがらず首輪を外して久しい。気が付けば首の毛がもさもさしてきた。

時折息をしているかと胸の動きとお腹の温かさを確かめる。

雑種は強いと聞くが、実際レオは大病することなく息災であった。家族以外に愛想を振りまくことは皆無。家族に寄り添い一生を全うするというレオの思いを受け止める。


フードに好きなお肉を混ぜればちゃんと食べる、後脚の踏ん張りが効かず座り込んでも慌てずゆっくりと体勢を立て直す。

レオの老いと向き合いながら終戦72年目の夏を過ごす。


不穏さ漂う世の中がじわりと不気味である。来年はどんな夏であろうか。

見上げれば青い空にぽっかりと夏の雲、お盆である。