エミリの一筆啓上

#日記ブログ#猫ブログ
日々の思いを綴ります。

卒業おめでとう!

2018-03-26 12:25:34 | 日々のできごと
平成30年3月23日 、宮崎にて

25歳の春に長男は大学を卒業した。

部活の一年生部員は卒業生を会場まで送迎するお役目を担うのが慣例だとか、私も有り難く便乗させて頂いた。

会場のシーガイアは入学式以来だ、豪華なシャンデリアはおぼろげながら記憶にあるが、窓の向こう洋々たる太平洋のパノラマは記憶に無い。記憶を辿ればそうそう、あの日あの時の入学式は嵐であったのだ。

長男はそれまでも、よくよくの雨男で節目には雨か嵐か雪、はてまた台風がやってきた。

大学卒業の日、桜咲き海は輝いている。ようやくの雨男返上となるか、とにかく天晴れなくらい美しい春日であった。

華やかな袴姿のお嬢さん達は南国らしい鮮やかな彩りがとても似合う、朗らかな笑顔が弾けどの人にも勢いを感じた。よく学び、よく喋り、よく遊び、そして時々に悩み苦しまれたことだろうか。

ご卒業おめでとう!いつの時も、宮崎の空と海のようきらりと輝いて、そして温かな人でいてほしい。6年間よく頑張ったね。

























覚醒

2018-03-17 09:08:36 | 日々のできごと
きらきらした朝陽が薄地のカーテンから差し込む。小枝で休む小鳥の柄がくっきりと可愛い。3月の土曜の朝は柔らかだ。


レオの抜毛が片隅でゆらゆら。無事に春を迎えたねと拾いゴミ箱に移す。冬毛、夏毛と生きている証のよう季節と共に在る。


ぽわんとした三月の空気、レオは大した事はないさと言わんばかりに、ありのままの命を紡ぐ。


弥生三月の光が万物を覚醒させる。


弥生の朝

2018-03-13 07:01:23 | 日々のできごと
弥生の朝はキュンとする。


遥か昔、子供の節目節目に母は着物を着た。微かに残るナフタリン香、和ダンスのある仄暗い部屋で自ら着付けていた。学校までは、さして遠くもなかった、皆歩きで向かった。隣近所にも同級生がいて知ったお母さん達は井戸端会議に興じた。


特別なあの日その時であったのだ。

黒の絵羽織で写真に収まる母の若いこと、忙しい毎日だったことだね、としみじみ眺める。


やわらかな春日、弥生の朝はキュンとする。


3月9日

2018-03-09 07:03:58 | 日々のできごと
~せわしく過ぎる日々の中に~

月初めに実績入力という仕事がある。予定と実際に利用した実績という書類をサービス事業者から頂くのだが、突合し変更箇所を直していく。間違いは無いはずなのに合わない。1円の誤差が生じている。自動計算の合わない理由を探す。あちらこちらにお訊ねするが、不確かな応えが返ってくる。

一円の誤差ならば切り捨てか四捨五入かのソフトの設定によるものだと察しはつくが、ではどちらが正しいのか。孤独な謎解き、もしくは巨大迷路の道中にいるような気分をすっきりしたくて答えを探す。


~上手くはいかぬこともあるけれど
天を仰げばそれさえ小さくて~

3月9日、花びらをしとりぬらす春の雨


春の嵐

2018-03-04 01:01:59 | 日々のできごと
弥生三月、長男は大学最後の春休みに帰省し、10日程を自宅で過ごした。よくよくの雨男である。宮崎に戻るその日は、春の嵐が吹き荒れた。飛行機が飛ぶかどうかと案じたが、さほど揺れもせず、宮崎空港に着陸したと報せがあった。


その日、宮崎、鹿児島の新燃岳の噴火をニュースで知った。


悪天候であったので、出勤を1時間ずらし駅まで車で送った。そのまま出勤し仕事に追われた。帰宅してみれば、長男は居らず次女もバイトで不在であった。


しんみりと寂しさを覚えたが、仕方ないと振り切った。猫が階下に降りてきて、私を気遣うよう黙って側にいる。


トイレに行きたいと合図をしたレオを外に出し、ふと見上げた月のなんと美しいことか、宮崎の地で見る月も美しいに違いない。


卒業なのだからスーツを新調しようと再三言ったが、要らないとお断りされた。仕方ないのでスーツ用の靴とネクタイを卒業の記念に新調した。姉には割と素直であるのは助かる。


一年の内、実家に居るのは帰省する数日間のみであるのに、居たら居たで昨日も今日も明日もずっと居るような気がしてくる。


髪を整えようかと言えば、切り方を教えてくれと言う。何だかよく分からないのだけど、ああそうなのね、と思うことにしている。


スーツを新調しなかったのだからダイエットしなくちゃ入らないかも?とりあえず70キロ台に。。