エミリの一筆啓上

#日記ブログ#猫ブログ
日々の思いを綴ります。

実技試験と桃の節句

2014-03-03 08:46:44 | 日々のできごと
三月の雨は冷たい。

静粛な卒業式の体育館などは、いつも寒かった。

厚手のコートは季節外れかと軽めにしたくなるが、まだまだ寒いのが三月。

昨日は、介護福祉士試験の実技試験であった。幾つかある東京の試験会場の中で

自宅から一番近い会場が指定されており、筆記試験の時のような遠路遥々とした大変さは無かったが、

体育館の寒さと長時間の待機時間は、承知をしていたが体力気力を消耗させた。

出掛けに、読み掛けの『たとへば君 四十年の恋歌 河野裕子・永田和宏著』の文庫をポイとバックに

忍ばせたおかげで、長い長い待機時間は読書タイムとなった。

試験内容は試験範囲には違いないが、面食らった受験者が少なくなかったかも知れない。

ぬかりの無い人は容易く、過去問重視で勉強した人は実力発揮の場が無かったと歯痒かっただろうか。

十代や二十代の学習能力をマックスに備えた受験者が入試やセンター試験を受けるのとは違い、

あくまでも仕事のための資格取得のための試験であるから、受験年齢が幅広い。

要領の良し悪しや運不運はその人その人で違うものをお持ちであろう。

しかし、誰にでもやってくる老化と云う自然現象は受け入れるしかないと思う。

年齢による学習能力の効率の低下は、経験や人間力でカバー出来ると信じよう。

丁度、一週間前に何気なく見たチラシに実技試験の直前講習なる文字を見つけた。

講習料金と逼迫度を天秤にかけ私には必要、その日に申し込み翌日受講した。

6パターンの講義は一日かかったが、講師の人柄、内容ともベストであった。

パターンの中に、今回の試験内容も含まれていたことは幸運だったと思う。

100パーセントを発揮することは平常心であれば可能なのかも知れないが、

なかなかそうはいかない。終わってみれば残念な取りこぼしも多々ある。

それでも、知らなかった世界を開けた喜びは大きい。合否だけではない成果だ。

外に目をやれば雨は上がり、青空に白い雲が流れている。人も自然もちっともとどまらないなぁ。

若い猫の悪戯が気になりしまったままの雛人形を今日こそは出してあげよう。

~春のやよいのこのよき日 なによりうれしいひな祭り~♡