浅草・弥生三月

童謡詩人まど・みちおさんが亡くなったというニュースを長女から聞いた。

幼児番組のおねえさんが歌う♪ぞうさんぞうさんお～はながながいのね～♪

メロディに添い、メトロノームのように背中を揺らし、遊んでいたのは長女。

長女は札幌から東京の店舗に異動になった。昨日は引っ越しの手伝いに上野を訊ねた。

ピンポイントに上野公園を訪れる機会は度々あったが、周辺を散策する機会は無かった。

浅草口から出るとスカイツリー、ここは仏具屋さんの街であることが分かり心鎮まる気がした。

微かにお香の香りが漂う。朱の鳥居の奥に入谷神社？愛嬌たっぷりのアヒルがお出迎え？！

此処に来れば、いつでもこのアヒルさんに会えるのかしら？だとしたら嬉しい。

通りのお店には、狐のお稲荷さんの像や朱塗りの鳥居が並べてある。沢山あったので、

展示では無く売り物なのだ、ってことは需要があるってことよね？など娘と話をしながら、

新しく娘が暮らす古くて新しい？和の文化の香り漂うこの街をもっと知りたいと思う。

ふとした御縁で娘が暮らすことになった浅草。我が家から一時間弱の私にとってはセカンドハウス♪

娘にウザいわって言われないくらいに、時々訪ねてみよう。

昨日の陽気さから一転、弥生の春雨は芽吹きを待つ草木には恵みの雨だろう。

春に向かう三寒四温の季節、誕生月である。