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いいピアノを弾きたい

グスタフ マーラー

2011年04月22日 | weblog
一日4、5時間仕事でピアノの音を聴いていると、終わった後なかなか音楽を聴く(CDを聴く、演奏会に行く)気分になれません。(自分が練習で弾く時に聴こえてしまう音はまた別のはなしです。)
発表会や演奏会前は特に様々な音に神経質で 少し病的かな?と感じたりします。
昔 母の看病中もクラシック音楽を「自発的」に聴けませんでした。(レッスン中は仕事なのでどんなときも変わりなく音に集中することはできます。)
3月の震災後 逆にレッスンでピアノの音に集中しなくていけなくて救われたと感謝こそすれ、仕事以外に音楽は勘弁、と思っていました。
こんな時期 バッハならどうか。
レッスンで平均律、インヴェンション、パルティータ、は勿論日常ですが、レッスン後はギター、チェロと料理の仕方を変えてみても食欲はわきません。
モーツアルト、ベートーヴェン、ショパンも、

…とある時、マーラー5番の4楽章、アダージェットがふと頭を流れました。
でもお気に入りの ウィーンフィル&バーンスタインのcdを探しだすほどではなく、頭で鳴らす程度、でもそこからマーラー(ピアノソロ曲を知らない、練習することもなさそう)を空想すると アドレナリンがちょびちょびと出かかってくるのがわかりました!
(音楽を喜べない)気分がざらついた時は世紀末のウィーンの芸術家たちのことを考えよう。
グスタフ マーラー (1860~1911)

好きなクリムトの画を見るとマーラーを連想していたけど 確かに接点はあったのか調べてみなくては。

グスタフ、という名前だけでなく 同じ19世紀末ウィーンで成功した芸術家、それだけではなかったのですね。
マーラーの愛妻 アルマは17歳の時クリムトの恋人だった時期があったのです。
アルマという女性。
その辺のネタで一週間は楽しめます(爆)

ということで ちょっと地に足のつかない状態だったものが(仕事もまだフル稼働していないせいかも) なんとか秋に来日するゲルネの演奏会、ウィーンフィルへ(ともにゲルネがマーラーの歌曲「少年の不思議な角笛」を歌う)と気持ちが向かうことになりました。(チケットが取れるかわかりませんが、予定通り来日するかどうかもわかりませんが希望は大事。)
そして こどもたちに ピアノ曲の作曲家だけでなく マーラーやブルックナーの素晴らしさを伝えたい。方法はゆっくり考えるとして、
夢が膨らみました。

PS.友人から只今情報をいただきました。ありがとう。
「マーラー君に捧げるアダージョ」という映画 4月30日から公開されます。
(一瞬 俳優さん マーラーは似ていて、アルマは実在より美しいかも。)観に行きます!


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