piano class emi.i.

いいピアノを弾きたい

16分音符

2009年07月01日 | 音楽教室
4分の4拍子で16分音符が1小節に16個入る時、ハノンの練習のように粒を揃えて・・・(16個とも強弱もなく音価も等しく)弾いてしまうと 「おそい、又は重く」感じます。
音の並び方が規則的とか、その流れが旋律である場合とか、様々な音型によって重みのかかる音とそうでない音を自然と耳が分けています。
確かにメトロノーム的にいえば正確に弾けていても「なんかへん」という時は音の大きさの優先順位を無視して弾いてしまっているようです。
でも練習の順位としては・メトロノームでハノンを弾くようにきちんと弾けてから、・重心のかかる音と抜く音を混ぜていかないと、よろよろした16分音符になってしまします。
「基礎点」のあとに積み上げる「仕上げ」とでもいいますか。最初からその雰囲気の「仕上げ」が勝っていると、気持ちはわかる、けどころんでる。「基礎点」だけだと音楽的になんだかなあ・・と渋い点数になります。

写真はバッハ フランス組曲6番アルマンドですが、たとえばアーフタクトを数えず1小節目の16個は4.6.8.12.14.16.のミの音は同じ音量で小さいグループに入れて弾いています。無意識で、生徒さんに説明してみるとそうだった。
基礎練習のとき、あまりにも退屈で「もっと音楽を!」と渇望してきて自然に生まれる「うた」があれば話は早い。そしてそこに左手がそっと寄り添えばその8分音符も無意識に少しずつ大きくしていったりしている。
楽典で習う 「拍の重さ」についても知っているとラクに感じることかもしれません。

・・・次の2小節目に進むと(写真は切れています・・;)小さなグループは12と14と16かな?12番目はそんなに小さく弾いていないか、、、。もうここで「え~うそだね」と意見が分かれて燃える音楽論?じゃあCDを聴くか。さていったい誰のCDを支持するか。これでももめます。
一生やってましょう(笑)

最終的に聴いたとき 美しければええねん。です。