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松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

和ろうそく芯ものがたり その18

2007-09-18 21:02:41 | 和ろうそく芯ものがたり
今日は「松山櫨復活委員会」が出展する
八女の祭り「あかりとちゃっぽんぽん」の紹介です。

八女の祭り専用の公式HPはこちらです。

祭りの目玉はやっぱり「八女福島の灯籠人形」ですね。
一週間前に横町町家交流館に行ったとき、
ガイドの方からご説明していただきました。

灯籠人形の歴史は延享元年(1744)にさかのぼります。
福島八幡宮の放生会に人形の燈籠奉納したのがはじまりで
明和9年(1772)大阪で流行していた人形浄瑠璃が伝えられたことから、
からくり人形が上演されるようになったそうです。

人形浄瑠璃というと、普通は黒子三人が、
後ろで人形の胴体やら手やら足を操るわけですが
八女の場合は、どんなものかというと、
美しい日本人形を一人で舞台に立たせて、
レールみたいな足もとの板木を、
音楽に合わせて左右の幕にいる人が動かす仕組みになっています。

黒子がいない分、自然といやあ、自然ですね。
しかし動きがロボットみたいに、
ぎくしゃくとぎこちなかったら興ざめしますから、
左右の板を操作する人の腕前によって
人形の演技が決まるわけですね。

あとでTVで舞台裏をレポートしているのを見たら、
美しい人形を扱ってるのは全てオサーン。
何人もの人が、音楽に合わせて動かすのは、
かなり慣れないと難しそうでした。
他にも衣装の早変わりなど
総勢50人以上もの力によって動かされています。

舞台は一本の釘も使っていない組み立て式の舞台だそうで、
終わったら全てバラバラにして、
また来年それを組み立てるのだとか。
昔のものって、今よりよっぽどエコで合理的ですね。

この人形燈籠の舞台の仕組みは
この八女という町の「仏壇」作りに受け継がれているそうです。

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