松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

博多リバレインへ搬入

2009-02-28 20:46:17 | 復活奮闘日記
今日は明日3/1から始まる「ひだまりちっご CHIGGO展」の商品搬入のため、博多リバレインへ行ってきました。ここいらは地下鉄で博多座へ来ることはあっても、車で乗り込むのは初めてです。搬入口を間違えてぐるぐる周りながら、ようやく到着。天神に比べると、ほどよい人出だったのでなんとか運転もしやすかったです。

近くの駐車場に停める時、係のおじさんから「ここのパーキング会員になると安くなりますよ。会員費は無料ですから。」と言われたので、即入会することにしました。これで期間中の駐車場の心配もなくなったし、これから博多座に来る時はここのパーキングを利用できます。

それから地下二階のサロン・ド・井筒屋へ。ひだまりプロダクツのメンバーもほとんど揃っていてセッティング中です。私もアタフタと布を敷いて…ん?なんか布がしわくちゃだぁ。しまった。布を巻いておくのを忘れてたのでした。しかも、なんと今回の私のブースは部屋の真ん中。目立つのなんのって。ああ、しわが早く伸びますように。



ともかく気を取り直してせっせと商品を並べましたが、なんだか飾るのも一苦労。何回もやり直してようやくセッティング完了です。通りかかる人々がじぃっとちっご展の準備の様子を興味深く見ていました。

さぁ、あとは4日のぼんぼりキャンドル手作り体験教室。少しはお客さんが来てくれると嬉しいな。

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もうすぐ女子審査

2009-02-27 23:33:58 | 和弓と櫨
3月2日はいよいよ女子特別臨時審査があります。

今日は審査前ということもあって、ちょっと緊張感を伴いながら練習をしました。…が、最初の一本だけ中って、あとは全然。引けば引くほど外しまくりで、かえって不安が募ってきました。どうせ審査では二本しか引かないんだから、甲矢だけ中ればいいんじゃないかというと、そうでもなくて、そういう時に限って、結局中らなかったりするわけで…。

弓道連盟のHPを見ると、審査の進行表やら人数が発表になっています。普通の地方審査では初段・弐段が大勢を占めるのに対し、今回の女子審査では五段や錬士を受審する方が多いのが特徴です。特に錬士なんて94名もいました。

四段以上は女性の場合、着物と襷さばきの審査になるので華やかな着物競演になるところですが、成人式などと違い、弓道では比較的地味な着物が良いとされています。錬士クラスになると黒い紋付き。私みたいなペーペーは白い道着ですから、こういう時はひと目で段位がわかりやすくなってます。

先日、博多の森弓道場へ練習に行った時、他の道場の方から、
「あなたはすごい大離れをするわね。びっくりしたわ。」と言われて戸惑ってしまいました。

その方によると、昔は小離れが主流だったのに、今は大離れの流れになっているのだとか。
離れの形を意識することはあまりありませんし(なんせその時の意識は的に向いてるし)、別に私は流行を追っかけてるわけじゃないんですがね、ともかく弓道にも流行り廃りがあるんだなと、ちょっと意外に思いました。

上の画像はお雛飾りの従者・左大臣です。左大臣は通常は白髪のおじいさん。そして右大臣は若者です。


どちらも弓を持っています。見ているうちにふと、女性版の左大臣・右大臣があると面白いのにとか思ってしまいました。

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手作りキット製作中

2009-02-26 21:10:31 | 復活奮闘日記
当委員会では、櫨蝋キャンドル手作り体験教室を終了した方のみ、手作りキットを販売しています。ただいまその手作りキットをぞくぞく製作中。

キャンドルを作ること自体は、決して難しくはありません。しかし櫨蝋は普通のパラフィン蝋とは性質が違います。特にアロマキャンドルに興味があったり、自作のパラフィン蝋燭を作った経験のある方は、ついついパラフィン蝋の感覚で扱ってしまい、熱しすぎてせっかくの櫨蝋の色味を悪くしたりする恐れがあります。また櫨蝋キャンドルの場合は、芯は糸芯ではなく、伝統の和ろうそくで使う「正徳芯」を使うという贅沢さ。そこで私は教室参加者と十分対話して、櫨蝋や芯の魅力をお話し、いろんな疑問点を解消してから販売することにしました。手作りキットは教室で一回作っただけでは物足りないという方に、自宅でも気軽に作れるように櫨蝋と芯をセットにしたものです。

そんなわけで、この手作りキットをせっせと作ってますが、意外に手間がかかるんですよ。画像はカレーのルーみたいですけどね。この一つ一つが2時間灯せる櫨の量です。お友達や家族との食事やだんらん、そして自分を癒すために使って頂けると嬉しいな。

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サロン・ド・井筒屋U店

2009-02-25 22:46:04 | 櫨蝋でキャンドル
3月1~15日、博多リバレイン、イニミニマニモB2のサロン・ド・井筒屋U店で、ひだまりプロダクツのメンバーで筑後展を開きます。先日、その直前打合せ会に行ってきました。

すぐヨコが博多座。なんとなく「サロン・ド・…」という店名は宝塚ちっくだなぁと思っていたら、実際ミュージカル公演(今はミス・サイゴン)の時は観客が流れてくるのだとか。井筒屋U店はおしゃれな店だから、さもありなん。普通の百貨店とは違い、サロンですからね。コンセプトはフロア全体が一つのお屋敷。お客さんをお世話するのはコンシェルジュだそうです。洋服の着替えは広々としたフィッティング・ルームにトイレはパウダールームがついています。

フィッティング・ルームでひだまりプロダクツのメンバーと井筒屋さんの担当の方達との顔合わせもあり、和気あいあいながらも準備期間があまりないのと、それぞれ皆忙しい中小企業の社長なので、打ち合わせのスピードも早くて熱気のこもったものになりました。井筒屋さんは展示販売の設営やら搬入出の段取りやら懇切丁寧に説明してくれましたし、準備もできるだけ配慮をしていただいた上、近所の安い駐車場まで地図入りで紹介してもらったので私も感激しました。

後日、櫨蝋キャンドル作り体験教室のポスターを担当Tさんに送ると、非常にびっくりしたようです。

「これはすごくいいですね!ぜひこのまま貼っておきましょう!」とのことで、イニミニマニモに絵咲木さんのぼんぼりホルダー付きポスターがででんと貼っている…らしいです。従業…じゃなくてコンシェルジュ達にも評判だそうで、そこまで反応がよいとは、私の方が戸惑ってしまったくらいです。実はお客さんがたくさん入ることを想定してなかったので、ぼんぼりホルダー、ひょっとして足りなくなるかも…と不安に陥ってしまいました。

そんなわけで、今日もともかく商品の準備に追われた一日でしたが、井筒屋U店でのキャンドル作りも楽しみになってきました。

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一つとして同じモノはない

2009-02-24 22:23:37 | 復活奮闘日記
先日、日本のおみやげコンテストに一次通過したことをエントリしてましたが、入賞には至りませんでした。残念!いろいろと思うところはあるんですが、とにかくこれからも機会を見つけてはトライしようと思います。

さて、画像は今日グリーンヒルで撮影したクリスマスローズ。かなり見頃になってきたようです。このクリスマスローズって花、バラの仲間ではなくキンポウゲ科の仲間だそうですが、最近非常にこの花が人気なんだそうです。魅力は花の少ない時期に清楚な花を咲かせることと、一つとして同じ花色がないこと。花色はいろんな中間色や模様が混じり合い、育て始めると奥の深さにすっかりはまってしまうのだそうです。つまり自分だけのクリスマスローズを咲かせることも可能なわけですね。

もちろんクリスマスローズと同じように、動物だって植物だって基本的に一つとして同じモノはありません。完璧な容姿を持っている人だって滅多にいないし(それが完璧かどうかも評価が分かれるでしょうが)、みな誰だって不完全な所を持ちつつ、本人が意識するしないに関わらず、個性を持っています。

自分の感性がその個性にしっくり合うと感じた時、人は愛着を持つのかもしれませんね。

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ばさら日本史

2009-02-23 21:20:06 | 和ろうそく芯ものがたり
やっぱり日本にはスゴい先生がいるんですね。
日本史の海内先生からメールをいただき、「櫨蝋から和ろうそくを作る。」という話を聞いた時、こりゃまたもや新たな風雅人が現れたなぁと思って、HPを拝見させていただきました。

ばさら日本史というページ。

な、なんと銅鏡とか縄文編布とか正倉院宝物・漆胡瓶まで!実際に作ってらっしゃるんです。も、もう、どっひゃ~~って感じ。「講義」とか「暗記」中心の歴史学習ではなく、歴史モノを作ることで、より生きた日本史を勉強するという実践の日本史なんだそうですよ。ああ、私も埼玉県に生まれて海内先生に日本史を習いたかったなぁ。そうすれば日本史大好きになっただろうに。

海内先生が今までに挑戦したモノ作り歴史グッズは30近く。いずれも興味深いものばかりです。この最新の教材として「はぜの実からロウをとる」というテーマと、和ろうそくを作るというテーマで実践されています。

みようみまねで芯巻きまで挑戦するとは。灯芯草の髄を止めておくのには真綿が良いそうですと伝えたら、繭玉を使っているなんて、スゴすぎる。今までの実践の蓄積がより高度なモノ作りへ進化しているわけです。幅広く勉強することが、より一つの道を深めていくことを目の当たりにして、私も改めて勉強になりました。

さて、今まで正徳さんの芯巻き画像は詳しく載せていませんでしたが、ここで初公開することにします。私も海内先生に刺激を受けました。芯巻きの詳細な部分をアップ写真で紹介しますので、今後芯巻きをやってみたい方はぜひ参考にしてください。

どうぞ!
1、和紙(半紙でも代用できます)を編み棒にくるりと巻き付けます。先端は編み棒通りにひねって閉じておくのがミソ


2、灯芯草の髄を数本置いて、1の先端を上に置きます。


3、髄の端っこの部分を人差し指で織り込んでいます。


4,親指できっちり巻いていきます。押しつぶさず緩すぎず。


5,長さが足りなくなったら継ぎ足しましょう。


作業工程は単純ですが、慣れるまでが難しい。しかし一度慣れてしまうとテレビを見ながらでもやれるので、案外楽しいんじゃないかなと思います。正徳さんも芯巻きは大好きと言ってました。今、私は簡単なカップキャンドルをみんなと一緒に作りながら、櫨の話をしていますが、いずれは芯巻き工程も含めた体験教室をやっていきたいですね。

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ぼんぼりキャンドル教室

2009-02-22 22:33:09 | 復活奮闘日記
今日は松屋ガーデンパレスで一回目の櫨蝋キャンドル作り体験教室がありました。好評だったので、午前と午後の2回やってみました。画像のキャンドルは参加してくれた小学生の女の子によるもの。表面の蝋が美しく盛り上がる形で入っていました。

キャンドル作りとセットになっているのが、私の櫨の話。やっぱり初回より午後にやった2回目の方が、語りがスムーズにいったよと教えて貰いました。とりあえず、みなさんに楽しく体験してもらうことができたので私もほっとしました。



こちらは抹茶セット。和菓子と小石原焼の抹茶茶碗です。日本庭園を見ながら抹茶セットもおすすめです。

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マリンメッセといづみ恒商店

2009-02-21 20:48:03 | 復活奮闘日記
今日は福岡市のマリンメッセで開催されていた「手作りフェア」に弓友達のアンディさんと行ってきました。個人・企業合わせて100以上のブースが設置され、ステージでは様々なイベントもある大きなイベントでした。

たくさんのお客さん(ほとんど女性)で賑わっていて、人混みをくぐり抜けながら、手作りアートを見て回りました。「手作り」ってキーワードでこれだけのお客さんが来るんだから、福岡ってやっぱ都会だな~とすっかりオノボリ気分。

今回出店している「亜弥香(アミカ)」の松尾さんに、明日と3月11日に行う「櫨蝋キャンドル作り体験教室」のチラシを預けてみると、さすがは「手作り」に敏感な方達が多いとみえ、好反応が返ってきました。

このカワイイぼんぼりホルダーは一体誰が作ったの?という話題も持ちきりに。えへへ。八女の絵咲木さんだよ。

やっぱり手作り人間には手作りの良さがビビッとわかるんですね。もともと櫨蝋のキャンドル作り教室をすることを思いついた時、百均とかの安いキャンドルホルダーではなく、手作り感のあるオリジナルキャンドルホルダーでやっていこうと決めたことは間違いではなかったんだなと思って、ちょっぴり嬉しくなりました。

いろいろなブースを回って学ぶことが多かった手作りフェアを後にして、いづみ恒商店へ。


ここでは手作りモノのための材料が売ってありました。金具や型紙を買えばバッグが作れたり、布を一箇所貼り付けるだけでオリジナル財布や小物ができたりと、見れば見るほどそそられるモノばかり。以前から欲しかった鹿皮のヒモなんかもありました。弓道で使うユガケに鹿皮が使われていると知って以来、鹿皮には特別な愛着を持っていた私。鹿皮って柔らかくてアクセサリーのヒモにはぴったりです。これで何か作れるといいな。

アンディさんは福岡まで運転する私のナビをしてくれて裏道も教えてくれたので、スムーズにマリンメッセにたどり着きました。…私一人だったら福岡のどこに迷いこんだことやら。それにこれからの櫨の商品開発への力強いアドバイザーにもなってくれて感謝感謝。

それからめまぐるしくも次は博多リバレイン地下2階の「サロンド井筒屋U」へ。こちらは3月1日から15日まで「ひだまりCHIGGO 筑後展」を開催するための事前打合会があったのでした。懇切丁寧な対応をしてくれる井筒屋さんにまたまた大感激した顛末はまた今度書きますね。

明日は松屋ガーデンパレスで「櫨蝋キャンドル作り体験教室」です。

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よか余暇くらぶ

2009-02-20 20:20:36 | 復活奮闘日記
福岡銀行によるシニア世代のお得意様向けサービス「ふくぎんよか余暇くらぶ」の情報誌「よか余暇くらぶ」に、当委員会の商品が紹介されました。

「こだわりの一品」(!)として「正徳芯和ろうそく」が堂々と紙面を飾っています。



ちょっと気恥ずかしいけど、ありがたやありがたや。おかげさまで既に数件のお問い合せや購入お申し込みが入りました。

が!

残念ながらHPは今休止中。HP開いてから、ほとんど1年ぐらい経つのに何もしとらん…。

おまけに、当委員会の商品を購入するのには、今まで地元の久留米井筒屋が一番便利だったんですが、それも今月いっぱいで閉店してしまいます。とりあえず、3月1~15日までは博多リバレイン地下の「サロンド井筒屋U」で展示販売しますが、その後の納入先は大手は全く決まってません。

せっかく問い合わせや注文があるんだから、新しい出会いはちゃんと繋げていきたいものです。お客様が気軽に通販できるように、昨日から一晩がかりでカタログやら基本のFAX申込書やら作りました。

さて、いよいよというか、やっと本格的な通販への道が見えて来ました。最初は和ろうそく5本入りの一種類だけだったのに、気がついたら商品数も20近く揃っていて、いつのまにやらネットでお店が開けるレベルに、もう達しているようです。

毎日目まぐるしくて、やる事が山積みですが、4月をめどにネット通販を目指します。もう少しお待ちを。

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高速甘木のお雛様

2009-02-19 19:13:46 | 感動したモノ
やつぎさんのブログで、高速道路佐賀大和料金所横のお出迎えオブジェのお雛様の話題がありました。非常にインパクトのあるお雛様だと思っていたら、なんと高速道路甘木にもお雛様がいたのでした。

3枚も紙を使って、バスの停留所に「バスの待ち時間にご覧下さい。」と書いてあるので、こりゃあもう、見ないわけにはいかんでしょうっ!ってなわけで、もちろん私はわざわざ事務所の玄関まで見に行ったのでした。

高速道路の職員手作りのかんぴょうお雛様だそうです。


……。確かにかんぴょうでできていました。事務所を見ると、おじさん達が数人いました。あの人たちがコレ、材料を揃えて作ったんだろうなと思うと、カワイイというか、一種の感動が生まれました。お花の細工や、結構細かいところまで丁寧に仕上げてあります。これがオバサマ達ならわかるんだけど。最近はおじさま達も何か手作りで作るのが流行ってるのでしょうかね。それとも高速道路で手作りフェアでもやってんのかな。

帰りにふと足元を見ると、かんぴょうの残骸が。くり抜いたものの、気に入らなかったんでしょうか。

全部で五個あったから、五人囃子でも作れたのに。

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ライトアップリハーサル

2009-02-18 23:25:12 | 復活奮闘日記
明日から松屋ガーデンパレスのおひな祭りが始まります。期間中の夜はライトアップするので、今日はリハーサルを見てきました。ごらんの通り、素敵な日本庭園の夜景が広がっています。

ライトアップは光と影のバランスで随分印象が変わってきます。このライトアップのために、室内の蛍光灯の明かりを全て消して白色灯だけにすると、随分雰囲気が変わりました。

この1Fロビー奥の喫茶コーナーでは夜景をゆっくり楽しみながら食事もできるそうです。

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みんなに知らせなくちゃ

2009-02-17 22:59:56 | 櫨蝋でキャンドル
櫨の商品を販売するようになって、一番感じることといったら、認識がなければ購入まで至らないということ。他には置いていない商品というのは、ライバルがいないってことだから強みではありますが、その分自分で開拓する必要があります。それが難しい。

今回のぼんぼりキャンドルホルダーにしても、最初は口で説明するだけで参加者を集めようとしましたが、皆、櫨キャンドルも見たことないのに、ましてやキャンドルホルダーがぼんぼりだって言われても「はぁ?」ってな感じ。

ところが、絵咲木さんが仕上げたキャンドルホルダーでポスターを作ると、急に反応が良くなってきました。やっと「認識」っていうレベルに達してきたわけです。

ちょっと手間暇かかるけど、櫨の商品はまだまだ人々は知らないんだから、広く浸透させるためにはまだまだ自分の努力が必要なんだなぁとつくづく感じます。

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あったかくなったり寒くなったり

2009-02-16 22:24:32 | 和弓と櫨
ただいま山苞の道では梅が見頃です。思わず車を停めてシャッターを切ってしまいました。

それにしても日曜はすごく暖かい一日だったのに、今日は寒かった!弓を引きながらくしゃみも出てきたし。

3月2日の審査に向けて、今日はやる気十分で引いてみました。10日近く休んでいたブランクからも少しずつ調子を戻しているし、このまま時間を作ってこまめに練習していこうと思います。

今朝、紅の豚さんから電話があって、柴田勘十郎氏の弓の画像を送っていただき、柴勘の弓の素晴らしさをとうとうと語っていただいているうちに、自分も欲しくなってしまいました。そこでT先生に言うと…。

「先生、私そろそろ弓を買う頃ですかね。」
「まあ、そうかな。」
「紅の豚さんは、柴勘の弓が軽くてしなってて最高だって言ってました。」
「柴勘?そうかな。」
「それで○○の弓は絶対買わない方がいいって。カーボン入りなんて最低なんだって…あっ!」

しまった。T先生はその○○の弓の愛好者なんだった。しかもカーボン入り。すっかり忘れてました。みるみる顔が引きつってきたT先生を前に、なすすべもなく目をぐるりと回してしまう私。

T先生「まだ、弓は急いで買わない方がいいよ。」
私「そうですね。もうちょっと今の道場弓を引きこなさないと。」

そんなわけで、これからもしばらくはプチ重たいペルシャ弓とおつきあいすることになりそうです。

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ぼんぼりホルダーができた!

2009-02-15 20:14:04 | 櫨蝋でキャンドル
絵咲木さんに注文していた「ぼんぼり風キャンドルホルダー」が出来上がりました!思っていた通り、情緒豊かな絵咲木さんの個性がよく出ているぼんぼりです。手作りならではの温かみがありますね。今回も期待以上の出来上がりに感動しました。

さっそく芯を置いて蝋を流し込み、撮影してポスターまで一気に作りました。(クリックすると大きい画像が出ます)



こんな感じ。教室の参加者募集はたったの15名程度なので、別にポスターを作る必要もないかなと思いましたが、ついつい、ぼんぼりキャンドルの出来上がりをみんなに見てもらいたくて…。

これはいいですよ。自分でも灯しながら夕ご飯食べましたが、メシうま~な食卓でした。

まだまだ参加者には余裕があります。キャンドル作ってパフェを食べて櫨の話を聞いて、お土産にキャンドルを持ってかえりたい人、ぜひご参加をお待ちしております。お申し込みは松屋ガーデンパレス0946-22-3895まで。

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カカオのこと

2009-02-14 21:16:42 | その他
今日はバレンタインデー。チョコレートが年間で一番売れる日です。いつもならこの機会に乗じて珍しいチョコレート巡りをしては楽しむ私ですが、今年はそんな気分になれませんでした。というのも、たまたまYoutubeでこんな動画を見たせいです。

カカオの真実


チョコレートの原料カカオの原産地はガーナ。日本が輸入しているカカオの7割はガーナ産なのだそうです。そこでは子ども達がカカオ農園で働かされています。6才の子供が10mもあるカカオの木に登って実を収穫している様子や、学校にも行きたいのに行かせてもらえず、「病気のお母さんを助けたいからがんばるんだ。」と言っている言葉を聞くと胸が痛みます。

カカオ農園で搾取子どもたち


これ見たら、チョコを素直に食べられなくなってしまいました。かといって私が食べないからといって、子ども達が救われるわけじゃないし。それにカカオだけの問題じゃありません。実は私たちが安い価格で買っているものは、ほとんどが発展途上国により作られ、生産者は厳しい生活を強いられている現実があるのです。

私は調べているうちに「フェアトレード(公正取引)」なる運動があるのを知りました。フェアトレードとは、生産者の生活を維持するだけの公正な価格で取引されているもの、環境に悪影響を与えないもの、長期の安定的な取引等々を目的とした運動で、欧米では、フェアトレード認証製品の販売や利用を促進している街を認定する「フェアトレード・タウン」制度が広がっているそうです。今の一つのムーブメントかもしれません。日本でもフェアトレードを認定しているNGOフェアトレード・ラベル・ジャパンという団体があります。参入している企業は大手ではイオンやスターバックス コーヒージャパンなど。

そんなわけで同じチョコレートでも、子ども達を救うために活動している団体のチョコもありました。
NGO「ACE/エース」しあわせへのチョコレート
てんとう虫のチョコレートだそうです。今日のNHK「おはよう日本」で紹介されすでに5000個販売したのだとか。

なんと同じような運動をしている別団体もありました。
チョコレボ
こちらはなんかすごくオシャレなHPで、少々背筋がくすぐったくなるような若者向けの軽いノリの呼びかけが特徴です。

ところがフェアトレード運動をさらに調べていくうちに、フェアトレードが全面的に正しいから推し進めるべしなのかというと、そう単純でもない事がわかってきました。

仲買人や流通業者は生産者を搾取している悪者呼ばわりされていますが、果たしてそうなのか?商品というものは作っている生産者だけが大切なのではなく、広く世界の人々に流通させる人の役割も決して無視できないほど重要なのです。

それに大企業が参入すると価格付けは大企業側に決定権が握られ、大企業が公正と主張する価格になってしまうため、結局生産者は以前より少しマシといった程度しか救われず、今まで利潤を得ていた中間流通が削減されて、大企業はその分丸もうけという仕組み。フェアトレードだから社会貢献活動とは言えず、全てOKとも限らないわけですね。

世界のからくりはフクザツです。単純に白黒つけられるものでもなく、知れば知るほど無力感を感じてしまう一日でした。

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