エルソル飛脚ブログ ~Run 4 Fun~

四万十川周辺をチョロチョロしている飛脚の記録です。

黒尊渓谷の紅葉・スライドショー

2014年11月24日 | 旅行・観光・名所・ショップ

黒尊渓谷の紅葉2

スライドショーにしてみました。

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再び黒尊渓谷

2014年11月18日 | トレイル・登山・紅葉

アーチの高い中敷きインソールを買ったんで、試したくなって17kmほど走ってみました。

クルブシ痛はマシでしたが、ふくらはぎを痛めてしまった・・。

やっぱりもう少し休みます。

さて、再びの黒尊渓谷です。

今回は時間を作ってゆっくりと散策してみました。

色鮮やかです。


空に向かって・・


美しいモミジ。


落ちたばかりのモミジの葉。


花火のよう・・


存在感あります。


美しい。


色彩鮮やか。


かなりお気に入りの一枚です。


水辺に落ち葉。


黄色もいいです。


滝の近くで・・


美しい川面が油絵。


黒尊渓谷、紅葉シーズンも終盤です。

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黒尊渓谷の紅葉と黒尊神社

2014年11月11日 | 旅行・観光・名所・ショップ

三週間ぶりに走ってみました。

最初にクルブシが痛みましたが、その後痛みは消えて何とか17km走れました。

でも、まだ休もうかな・・

黒尊渓谷が紅葉しているとのことで、行ってきました。

神殿橋は一番の紅葉スポットです。


渓谷の紅葉はお見事です。


モミジ


「和」を感じます。


こういうのも好きです。


綺麗なトンボがいました。


雰囲気あります。


銀杏の存在感。


紅葉に囲まれる。


今年の黒尊渓谷の紅葉は、
全体的にはまばらで、まだもう少し楽しめそうな場所もあります。

黒尊神社です。

個人的にはかなりお気に入りです。

本殿までの石段は「階段というよりは・・崖」

ここを高齢者は登るの無理です。(脇道から登れます)

樹齢500年以上と云われる大杉。

圧倒的な存在感です。

本殿はその先です。


黒尊は四季それぞれに「癒し」をもらえます。

いい休日になりました・・

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第20回四万十川ウルトラマラソン ~かなり私的な奮闘記 最終回~

2014年11月02日 | 四万十川ウルトラマラソン~レポート

■最終回■

カヌー館を出発。

カヌー館の出口は少し上り坂。
この時間に次に向かうランナーは少ない。

坂を上って車道に出る。
ここからはゴールまで試走もしていて土地勘もある。

次の関門に間に合わない絶望感を持ちながら走り出す。

「がんばれー!」
沿道の声援がアツい。
気持ちの整理がつかない。

「がんばれー!」
頑張れば次の関門もくぐれそうな気持になるが、
体が思うように動かない。

「がんばれー!」
声援が脚を進めてくれる。

ダメだ、やっぱり次の関門はくぐれない・・、
こんなところで終わるのか・・、・・嫌だ。

【終わりたくない・・】

「がんばれー!」
涙が出そうになるのを堪える。
「情けなさ」「不甲斐なさ」、いろんな思いが葛藤する。


網代の休憩所に到着。
トイレを済ます。

ここからは狭いクネクネ道を車に気をつけながら走る。

歩いたり走ったりを繰り返す。
前を行くランナーも全く同じ。

岩間の直線に入る。
直線は見通しがよく、はるか前方が見える。
まばらなランナー達に走っている様子が無い。

この直線は岩間の沈下橋に続いている。
沈下橋は渡りたい・・

カーブの向こうにエイドが見える。

68km地点、「岩間の沈下橋」に到着。


沈下橋の上にランナーはまばらで、ほぼ独占状態。
対岸のカメラマンが待ちくたびれている。

沈下橋の上は陽が傾き、静寂に包まれている。

ボランティアに聞いてみる。
「次の関門は閉まりましたか?」

「いや、まだイケますよ。あ、でもかなり厳しいですね~(笑)」
無理なのは承知していたが、
「まだイケる」という言葉に勇気をもらう。

走り出す。
少しだけ上っているのか、痛む脚が悲鳴を上げる。

70km地点通過。
何かひと区切りを終えたように歩き出す。

民家のボランティアによる「梨のエイド」、
楽しみにしていたが何もなかった。
今年は長雨の影響で不作だったのだろう・・、

走り出す。
前を行く二人のランナーを交わす。

茅生大橋を渡る。
ここをちゃんと走れていることが逆に悔しい・・。

橋のたもとは関門所。
その向こうを進んでいるランナーがいない。
関門アウトなのだろう。

走れる・・、悔しい・・。

橋を渡りきる。

【71.5km 関門タイムアウト】


レーシングチップを外され、ゼッケンの一部をちぎられる。

「終わった・・」

バスに乗せられ、他のリタイアランナーを待つ。
メールでいろんな人にリタイアを知らせる。

最後にバスに乗り込んだランナーは、
動けないらしく、両脇をスタッフに抱えられていた。

満員になったバスはクラクションを鳴らして出発する。
しばらく走ると車窓下に走るランナーが現れる。

ランナー達は諦めずに前を向いて走っている。
格好いい・・。
次の関門も厳しいはずだが、「ゴールを信じて走っている」。

バスは次々とランナーを追い抜く。
頑張るランナー達の姿をしっかりと目に焼き付ける。
「どうして自分はもっと頑張れなかったんだろう・・」
リタイアバスからたくさんの事を学ぶ。

川登地区を通りすがる時、「飛脚」の横断幕が目に入る。
応援隊のマネージャー女子(名目だけ)が額に手を当てて、
不敵な笑みでリタイアバスの中を伺っている。
「ヤバい・・」

バスは途中からマラソンコースを外れ国道を走り、
ゴール会場の中村高校のグラウンド上の堤防に到着する。

ゴール会場は次々と到着するランナー達の歓喜のゴールで賑わっている。

堤防からの階段を下る。
固まった脚が思うように動かない・・

ご近所ランナーを発見。
ゼッケンをちぎられている。
脚が攣って痛くて前に進めなくなって、自分からバスに乗り込んだらしい。
今年は脚が攣るランナーが多かったのか・・。

体育館で荷物を受け取り、皆のゴールを待つ。
飛脚達が一人ひとりと帰ってくる。
ゴールの表情はみんないい顔をしている。

飛脚応援隊長が今年はランナーとしてちゃんとゴールに帰ってきた。
彼女は数年前ランニングをゼロから始めて、今年60㎞を見事に走り抜いた。
まるで自分の事のように嬉しい。

間もなくして嫁が歓喜のゴールをした。
子供達が駆け寄る。
そういう光景が何だかとても嬉しい。
自分が勝手に走り出したウルトラマラソン。
ついに家族で喜びを共有する日を迎えることができた。

チーム飛脚の集合写真を撮る。
リタイアしたのは監督の自分だけ・・。
しかし、みんなの笑顔が美しい。

そして、念願の家族写真。

完走で嬉しそうな嫁と子供達の笑顔。
まばゆい光の中、家族は一枚の写真に納まる。

この写真一枚でこれからの人生をまだまだ頑張れる。

生きて生きて生き抜ける。

夜空は澄み渡り、「黄金色の照明」が降り注ぐ。

カナブンはちゃんと恩返しをしてくれた。

それにしても【やっぱり四万十ウルトラは最高だ】。

夜空を見上げながらつぶやく・・、

「去年94kmリタイア、今年71.5kmリタイアかぁ~」

「お父さん、もうウルトラマラソンは引退かな・・・」

次男「今決める事じゃあないね」

我らが飛脚達は、痛む脚に苦労しながら美酒が待つ宴会に向かう・・

■完■

~あとがき~
いや~長かったでしょう。
しかも、あまりにも「私的」な奮闘記でした。
まあ自分のブログなんで好き勝手やってもいいでしょう(笑)。

「完走記」ばかり(しかもスゴイ走力の方が多い)のブログの中で、
「リタイア奮闘記」を書くのはかなり恥ずかしいものです。

今回は71.5kmで関門アウトでしたが、
多くのリタイアランナー達と一緒に走りました。
皆それぞれが痛みを抱えながら一生懸命走る姿に勇気をもらいました。

リタイアや関門アウトとの葛藤や頑張りは、とてもドラマチックです。

そして、そんなランナーにも暖かく声援をくれる沿道の皆さん。
特に十和の学生達や西土佐の学生達の大きな声は、元気を一杯もらえました。

100kmという長い道のりは決して一人の力ではゴール出来ません。
ボランティアスタッフの応援、沿道の応援、
ランナー同志の励まし、仲間の力、
そして何より家族の力。

四万十ウルトラはそういう【人が持つ力の凄さ】を、いつも再発見します。

私自身は、年間のレースはコレ一本なんで、
冬はゆっくり休んで怪我をしっかりと直します。

春にちゃんと走れれば、
また大好きな四万十ウルトラを走りたいものです。

これを辛抱強く読んでくれた読者の方、
ありがとうございました。

~終わり~

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第20回四万十川ウルトラマラソン ~かなり私的な奮闘記④~

2014年11月02日 | 四万十川ウルトラマラソン~レポート

■4■

周りのランナーは皆走っている。

諦めているランナーなど一人もいない。
そんなことから「まだギリギリ完走出来ること」を祈る。

辛さに耐えながら下を向いて走る。
青いミミズが水気を纏いクネクネ暴れている。

今回やたらと多い【巨大青ミミズ】、
正式名称は「シーボルトミミズ」。
越冬のため、山の斜面から谷底に向かって移動しているらしい。
奴らは奴らでランナー達による障害物競争を闘っているのだ・・、
・・・どうでもいいが、結構グロい。

都会の女性ランナー達は、このグロさに耐えられるのだろうか・・
次々と現れる青ミミズに失笑する。

見上げると高架上に鉄道線路が現れる。
しばらくはコンクリートの壁に沿って進むことになる。

この線路沿いは長い。
片方をコンクリートの壁で覆われると音の奥行きが無くなり、
自分の息遣いがよく響く。
疲労による息遣いが荒い・・。

右側を流れる四万十川の前方に沈下橋が確認できる。

「半家(はげ)の沈下橋」到着。

手前のエイドで給水して、橋までの下り坂を歩く。
沈下橋が下に見える位置に立ち止まってポーチに手を伸ばす。


「ふうー」
と、大きく息をついて、
ポーチの中に隠してあった「ゴルフのピン」を取り出す。
春に亡くなった友人の遺品である。
私が以前SNSにUPした「四万十川の菜の花の風景写真」、
友人は遠い異国の地から随分喜んでくれた。

四万十川の風景には「癒し」がある。
美しい川は清く流れ、山は壮大で気高い。
川はゴツゴツとした石の河原に守られ、
河川敷は四季折々に綺麗な花を咲かす・・。

沈下橋はそれらの風景に上手に溶け込んでいる。

ジョギング中に突然倒れた彼を偲び、ピンを青空にかざす。

さあ、半家の沈下橋は往復コース。
業者による写真ポイントでもある。
元気を出して走りだす。

沈下橋の上に風が無い。
そういえばここまでも風が無かった。
遅いペースのせいで沈下橋の上にランナーが少ない。

「お~い」
Uターンポイントで声を掛けてくれたのはTさん。
少し早い定年退職をされたTさんが高そうなカメラをこちらに向けてくれた。
高知市内からのわざわざの応援に頭が下がる。
「マイペースですか~?」
もともと100km完走ランナーのTさん、
「遅い」とは言わない労りに優しさを感じる。

「ありがとうございます!絶不調です!!ハハハ」
時間も怪しいので長居はせずに背を向けて走る。

沈下橋を往復すると「半家の峠」に差し掛かる。
この二つ目の峠は短い割には傾斜がキツい。

当然の如く「歩く」。
「走れ」と言われても歩く。
(走れない・・)

上りは歩いてもキツいはずだが、不思議と脚が進む。
どうやら痛んでいるのは脚の前側のようだ。

下りになる。
やはり傾斜はキツい。
しかも前モモが痛すぎる。

下りきったところに関門所がある。
関門所から声が飛ぶ、
「あれ~?あれ~?いいんですか~?ここでこのタイム」
知り合いボランティアはスポーツ店のキンちゃん。

「ハイハイ、分かってますよ!」
笑いながら通りすぎる。

すぐにエイド。
このエイドは水しかない。
峠を越えた後に水だけだと精神的に堪える・・

歩いたり走ったりになる。
「攣り」はおさまらない。

1km表示が長い。
1kmってこんなにも長いものだろうか・・

山道は日影で走りやすい。
周りのランナーも歩く人が増え始めた。
これはリタイアペースに入っていることを示す。

前を歩くランナーが走り出すと勇気をもらい、
前を走るランナーが歩き出すと心が折れる。

脳が疲れてくると目に入ってくる景色に純粋に反応する。

「頑張ってくださいー!」
耳から入る声に素直に反応して走り出す。
沿道の声援がこんなにもランナーの脚を動かすとは・・

「ありがとうございます」
声に出すと体に力がみなぎり、不思議なエネルギーとなって現れる。

復活。
走る。走れる。攣らない。

61km地点通過。
カヌー館まであと600m。

前を歩いている若いランナーに声を掛ける。
「あと600mですよ~、頑張りましょうー」

若者は「ハイ!」と気力を振り絞り走り出した。
過去の経験から、
「ランナー同志の励まし」が大きな力になることは知っている。

並んで走ると、ちゃんと走力のあるランナーだと確認出来る。
やはりランナーの脚はメンタルで動く。

「先月白川郷のマラソンを完走したんで疲れが残っていたのかも・・」
「それはフルですか?」
「100kmです」
「えー!!先月に100km!?」
当たり前のことでもあるが、
四万十ウルトラに出場するランナーは健脚が多い。

レストステーション、カヌー館に到着。
関門閉鎖10分前・・。

さすがにもう完走は絶望。
次の71kmの関門も無理だろう。

カヌー館ではスタート地点で預けた荷物が受け取れる。
荷物の中から取り出した少し高い栄養ドリンクに最後の力をもらう。

異常に速い早歩きでここに辿り着いた大柄なランナーが、
「スミマセン!ここでもう止めます!」
と大きな声でリタイア宣言をした。

女装コスプレランナーが、
「ボク、ここで終わりにします!」
とボランティアに告げた。

「飛脚―ッ」
こちらに大声で叫んでくれたのはチーム飛脚が誇るイケメンランナー。
美男美女の新婚夫婦、そのさわやかさに少し癒される。

「まだまだ行くでーっ!!」

背中に飛脚を背負っている以上は自分からリタイアなど出来ない。
ゴールでは子供達が両親の完走を信じて待っている。

「あきらめない気持ち」だけはしっかりと伝えたい・・。

荷物を預け、痛む足を動かし、再スタートする。

~つづく~
■4■

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