追いかけて追いかけて

最高裁は２９日、裁判員制度の広報のために全国で実施している
「裁判員制度全国フォーラム」で、
共催した新聞社が人材派遣会社などに依頼し、
１人当たり３０００～５０００円の日当を支払って
フォーラム参加者を動員していた事例が４件あったと発表した。
―新聞記事より―

この手の話はよく聞くようになりましたが、
よりによって公平であるべき裁判に関するフォーラムで行われるとは
なんとも嘆かわしいものです。
サクラを依頼した新聞社もそうですが、
サクラとわかっていて人材を送る派遣会社や、
そのバイトを引き受ける人達もいかがなものでしょうか？

テレビの捏造問題で、過去の捏造も浮上してきました。
当時実験に関わった教授が、
放送内容と実験結果が異なっていたとテレビで証言していました。
しかし今になって言い出すのもおかしな話ですね。
番組を見たときに抗議して欲しかったです。
捏造に加担したと思われたくないから証言したのか、
捏造の持つ悪意を認識していなかったのか、などと考えてしまいます。

こういったことに関わる人々は、
数字を追いかけるあまり感覚が麻痺しているように思えます。
自分もそのような事態に陥らないよう、
安易に大勢に流されず、常に冷静に考える力を身に付けたいものです。