鳥羽の島めぐり 神島編

桜風景で中断した鳥羽の島めぐりの続きです
前回3月末に掲載したのは菅島でしたが 今回は神島です
菅島と同じく 鳥羽市の離島ですが 菅島のさらに沖になります
伊良湖水道を挟んで 対岸は愛知県の伊良湖岬です

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2 鳥羽市営定期船
  菅島と同じく鳥羽市が運航している定期船で島に渡ります
  途中 答志島の和具港に寄るため 神島へは40分ほどかかります


3 神島に降り立つと「三島文学 潮騒の地」の看板が目に留まります
  ここは三島由紀夫氏の小説「潮騒」の舞台となったところです


4 狭い路地裏に時計台があります
  なぜここに時計台があるのか不思議ですが
  観光案内でも紹介されている神島のシンボル的存在です


5 島一周の周遊路を辿って まずは神島灯台に向かいます


6 周遊路の途中 伊良湖水道越しに渥美半島が望めます


7 20分ほどで神島灯台に到着します


8 神島灯台
  かつてこの灯台には海上保安庁の職員が滞在していました
  灯台の右側の小屋は東洋信号通信社の見張り所で
  伊良湖水道を通過する船舶の確認のため こちらにも職員が滞在していました 


9 神島灯台


10 周遊路をさらに進み監的哨へと向かいます


11 監的哨
  旧陸軍の施設で対岸の伊良湖の射撃試験場から発射された
  砲弾の着弾点を観測するための施設とのことです
  小説「潮騒」では重要なシーンで登場します


12 中に入れます


13 屋上にも出られます


14 さらに進むと島の南端のニワの浜に出ます


15 岬の一部にカルスト地形が見られます


16 浜の上にある古戦場のような木柵の中の建物は神島小中学校です

17 南端の岬を挟んでニワの浜の反対側は古里の浜です


18 周遊路を神島漁港の方に進めば一周完了です
  途中休憩を入れて約2時間のコースです


19 鳥羽からの帰りはJR東海の「快速みえ」で名古屋に向かうことにしました
  この「快速みえ」一見普通の近郊型車両に見えますが
  JR東海自慢の強心臓の気動車です
  1車両に350馬力のカミンズ社製のエンジンを2基搭載し
  電車並みの加速力と最高速度を誇ります
  今は電化されていますが かつて非電化区間であった武豊線に投入され
  名古屋~武豊間の通勤列車として活躍していました
  途中の名古屋~大府間が過密ダイヤの東海道本線を走行するため
  電車の足手まといにならないよう 電車と同等の動力性能を有する仕様となっています
  現在は名古屋~鳥羽間の主力車両ですが ほぼ平行して走る近鉄特急と競合状態にあります
  所要時間は近鉄特急の方が短いのですが 特急券不要の「快速みえ」も意外と人気があり
  乗車率は悪くありません
  カミンズ社製エンジンの重低音サウンドが楽しめるといった魅力もあり
  鳥羽方面に行く用事があるときは 主に「快速みえ」を利用しています

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