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流星ワゴン

2005年07月30日 | 読んだぜ!

久しぶりに本の感想文を。

まずは重松清『流星ワゴン』。

<ストーリー>前に読んだ『疾走』と同じ作者。『疾走』の重苦しいストーリーとは違ってこの本は親子、特に父と息子の関係についてファンタジータッチで掘り下げている。順調だと思っていた家庭が崩壊し生きる希望を失った主人公が、乗り込んだのは5年前に交通事故死したはずの父子が運転する不思議なワゴンだった。時空を越えて人生の岐路に立ち戻る主人公。そして病床に臥し死を目前にしているはずの主人公の父が自分と同じ年齢となって目の前に現れる・・・

<感想>父親と息子って微妙な関係だと思うんだよね~。小さいころ凄く強くて逞しく見えた父と同じ年齢になってみて改めて等身大の父親と向かい合える。でも、お互い照れくさくて本音なんて言い合えないし、息子は父親に甘えることはなかなか出来ない。主人公の年齢も私に近いこともあって共感するところも多い。実は結構感動した。

 

 


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1 コメント

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重松さんは (せいじん)
2005-07-31 00:41:37
『日曜日の夕刊』もオススメ
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