え~はなし

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不便な生活

2011年03月18日 | 生活
今週は一週間、まともに仕事にならなかったという人も多いのではないだろうか。

都心ならともかく湘南近辺に居を構え都心まで働きに出ている人たちにとっては交通機関の混乱や計画停電もあり異例だらけの一週間だったに違いない。

かくいう私も会社から「自宅待機」を命じられ家にいる日が多かった。
自宅待機って・・・
「休みじゃないから遊びに行かないように」と上司からのメール。

へぇへぇ分かってますよ。
いつ何時相手先からおよびがかかってもすぐに出られるようにってことでしょ。

「自宅待機だって」と妻に報告したらしたで
「え~、いつまでぇ?」
と実にネガティブな反応。亭主元気で留守がいいとはこのことか。
娘たちは学校なので昼時は二人。
「新婚に戻ったみたいだね」
などと気の利いたセリフは言えず
「老後ってきっとこんなだね」
と言ってみたところ
「他に『自宅』ないの?」
「・・・」

計画停電というものも人生で初めての経験。
経験してみると電気の大切さがわかるのだが都心は節電はしてるものの結構フツ―なことに驚いちゃったりして。
都心在住の同僚に
「昨日計画停電でさー」
なんて話をすると
「そっか!マジで?どんな感じ?」
みたいに好奇心満載な反応が返ってきてちょっと違和感を感じるわけですわ。

でもね、案外いいもんだなって思う。

今日なんかその「自宅待機」状態だったんですが、家族四人で昼飯食いに行こうってことになって
「ガソリンもったいないから」
って歩いて行った。
普段なら車で行っちゃうんだけど歩いてったんだよね。
娘たちは互いに小突きあったり、妻に纏わりついたりしながらアレコレ言いながら歩くわけ。
その少し後ろを私が歩くんだけど車だったら絶対に見過ごす風景に目が止まるんだ、これが。
「この石ってなんであるんだろう」
「あの鳥、歩き方がかわいい」
とかね。

計画停電も夜にあると大変なんだけど・・・
懐中電灯の灯りだけで夕飯食べたりするわけよ。
食卓を照らすんだけど懐中電灯の灯りに料理が浮かんでさ、幻想的っつーかなんつーか。
でも普段はテレビ見ながら遊び食いする娘たちが案外食べることに夢中になってさ。
「この野菜おいしい」
「食べるラー油に挑戦!」
とかってやってて家族で色々会話したりするのよ。
食後もやることないから親子で影絵大会したり・・・

意外なことなんだけど少し不便ってのが案外いいんじゃないか、と。
高度成長期の日本ってこんな感じだったんじゃないかな、と。
少し不便だけどその分いろんな工夫をしたり会話をしたりしててんじゃないかな、と。
そしてそれは充実した豊かな時間だったんじゃないか、と。

なんかそんなことを気づかされた一週間だったような気がする。

被災地の人たちはもっと大変なんだしね。


話は変わるけどセリーグの予定通りの開幕だけど。
計画停電中の横浜スタジアム、デーゲームでやったら支持を得られると思うんだけど。
やっぱナイターでやるの?

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