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クリスマスボウル雑感

2005年12月24日 | アメフト
すげーよ。

スゲー試合だったよ。

今年は甲子園もXボウルもいい試合続きだったけど。
クリスマスボウルはそれ以上にいい試合だった。

なんつーか。
慶応はオレ自身高校の時に苦い思いをさせられた相手だし、コーチをしている今だって、昨秋や今春もその壁に跳ね返され・・・本当にいつもコンチクショーッ!て思ってるんだけど。

初めて。
初めて、応援しました。
慶応を。

いや~。おめでとう。おめでとう。

試合は・・・
立ち上がりのファーストプレー。
多分、様子見で放ったタイミングのショートパスがロングゲイン。
それを先制TDに結びつけた慶応が前半はゲームを支配する。

前半は14-0、慶応リードで折り返す。

一方の大産大のオフェンスは・・・というより慶応のディフェンスが良くて、全く攻撃の糸口をつかめない感じ。

ところが前半、全く出なかった大産大のオフェンスが徐々にゲインを奪い始める。良く見ると、前半自由に動いていた慶応LBをブロックし始めていた。そして慶応ディフェンスが振り回されて・・・と思ったら第4Qについに同点に追いつかれてしまう!

で。

運命の2min。
大産大が自陣深くから放ったパスを慶応DBがインターセプト。
この時点で時間は30秒くらいしかなかったんじゃないかな?

そこからの慶応のQB青樹の落ち着き振りは見事だった。
長いパスを通してゴール前まで迫りる。
で、もう一本短いパスを通すが、インバウンズでタックルされ時間は回る。
で、スパイク。

のこり2秒。

で。FGトライ。

実はこの慶応。県大会決勝で法政に敗れている。
それも同じような状況で逆転のFGを外して終わっているのだ。

その記憶が選手にも絶対あったに違いない。

ただ、Kはそのときと違う選手を出してきた。

運命のスナップ・・・
が!
乱れたっ!

あぁ・・・っ!

と思ったら、強引に蹴った!

入ったっ!

凄い!凄いぞ!

いや~。お互いミスも少なくてすばらしい試合でした。
慶応高校、おめでとう!

でも、もう君たちはディフェンディング・チャンピオンだ。
私たちも、全国のみんなも君たちを目標にやっていく。

これからもよろしくね。
つーか。やっぱり新人戦でやりたかったな~。

・・・

余談だが。
これで今年は高校、大学、社会人、全てのレベルで関東が優勝した。
おそらく、1990年に日大鶴ヶ丘が優勝したとき以来じゃないかな?
その時には大学は日大、社会人はシルバー??か、な?
誰か教えて。

ま、とにかくそれくらい前から関東のフットボールは関西の後塵を拝してきたのだ。

「これで関西に追いついた」とはちっとも思わないが、少なくとも一つの大きな転機になる年だったと思う。
高校に限って言えば、関西勢の連覇を止めたのが、日大三や法政二、中附ではなく22年ぶりに決勝に臨んだ慶応であったことに価値を感じる。恐らく彼らは関西に対する苦手意識など無かったように思うのだ。