よってたかって小さな島国を…“天空帝国の良心”たるラーチョオ王朝を侵略&皆殺しにして保身を図ったつもりの大国とは名ばかり、後進国の蛮族でしかない田舎侍の分際で、よくもこんな傲慢な物言いが出来るものね、サリア・ビキは
偉そうに“剣聖”などと褒めそやされるうちに天狗になっていただけで、剣だけが取り得の能無し
のクズの分際で
と、ドラマCD『GENE[ゲーン] 天使は裂かれる』では原作とは異なり先の国王ユンヤミンとヤンアーチェ付き侍従の2人に代えて、彼らの分をヤンアーチェ付きの近衛武官サリア・ビキひとりに絞って登場させています。
ドラマCDの「4 憎むべき少年」での[フィアルド“これはこれは。王様、王子様方!緑深きチャンシャン大陸より、ようこそ、おいでになられました!!ご機嫌麗しゅう。” サリア・ビキ“寄るな、フィアルド。不浄な商いの説明も要らぬ!我らが訪れたのは陛下の思し召しにより殿下に不毛なる闘いの結果を学ばせるためぞ!!” フィアルド“これは手厳しい。いや、それでこそ武門の誉れ高きチャンシャン王家の尊きお血筋なれば、フィアルドも余計な口出しはすまい。” サリア“あ…!” ヤンアーチェ“その鎖、重くはないのか?” イリ“え?子供!?” ヤンアーチェ“腹は減ってはいないか?” イリ“えっ!?” ヤンアーチェ“サリア!先ほど私が残した菓子があろう!!あれを、これにやるが良い。” サリア“殿下!” ヤンアーチェ“良いではないか!私は腹がいっぱいなんだから!!食うが良いぞ、許す。” イリ“…!” フィアルド“ヤンアーチェ殿下!陛下があちらへと!!” ヤンアーチェ“うん。今、行く!ここに置く、後で食せよ。” イリ“あいつ…!”]とある、会話の中でのサリア・ビキの台詞には流石は腐れ外道のホークァン・エイリーとは“類友カップル”(後に自然消滅
するけれど)のバカ女だな、と呆れ果てた![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/goo.gif)
文化文明の誉れ高きロッサ共和国において、レイダー公により最高の教育を施されて、祖国・天空帝国で最先端の知識と科学者である両親から授かった科学知識を磨かれたイリは高い知性と深い教養の持ち主だけれど、『望郷天使』の「3 奸臣・忠臣」で“いずれにしてもイリを自分の後宮に囲うつもりなどまったくない。そういう意味では、ヤンアーチェには娼婦あがりの娘を王宮に召しあげるという行為を恥に思う差別意識、王族としての優等意識が、どうしようもなく根づいていると言ってよかった。娼婦の仕事がどういった生業(なりわい)を意味しているものか、ヤンアーチェは知らぬではない。複数の男たちの慰めになる志や事情はともかく、“穢(けが)れている”印象は拭い去れなかった。父は後宮制度を完全に廃止することはできなかったが、いずれにしても自分に与えられている後宮の所有権は放棄するつもりである。愛する女は一人でいい。その女を生涯大切にしたい。いまだ妃にする女の見当はつかなかったが、理想はある。できれば美しくて、自分より年下で、笑顔の優しい、無垢な娘がいい。教養と知性も兼ね備えていれば、なおチャンシャンの王室にふさわしいだろう。イリはそのどれもに当てはまらない。容色は凡庸で年上、笑ったところなどめったに見ないし、たまに笑顔を浮かべるときはたいてい嘲笑だ。娼婦であったからにはすでに処女(おとめ)ではないし、つまるところ教養とは無縁の生業についていたわけである。”(P.132~133)とあるように、娼婦は教養などとは無縁で穢れた存在と侮蔑する思考を歪んだ潔癖症
の父王ユンヤミンと剣術バカ
のサリア・ビキによって更に歪められてしまった犠牲者
であるとは言えるかもしれませんね。
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ドラマCDの「4 憎むべき少年」での[フィアルド“これはこれは。王様、王子様方!緑深きチャンシャン大陸より、ようこそ、おいでになられました!!ご機嫌麗しゅう。” サリア・ビキ“寄るな、フィアルド。不浄な商いの説明も要らぬ!我らが訪れたのは陛下の思し召しにより殿下に不毛なる闘いの結果を学ばせるためぞ!!” フィアルド“これは手厳しい。いや、それでこそ武門の誉れ高きチャンシャン王家の尊きお血筋なれば、フィアルドも余計な口出しはすまい。” サリア“あ…!” ヤンアーチェ“その鎖、重くはないのか?” イリ“え?子供!?” ヤンアーチェ“腹は減ってはいないか?” イリ“えっ!?” ヤンアーチェ“サリア!先ほど私が残した菓子があろう!!あれを、これにやるが良い。” サリア“殿下!” ヤンアーチェ“良いではないか!私は腹がいっぱいなんだから!!食うが良いぞ、許す。” イリ“…!” フィアルド“ヤンアーチェ殿下!陛下があちらへと!!” ヤンアーチェ“うん。今、行く!ここに置く、後で食せよ。” イリ“あいつ…!”]とある、会話の中でのサリア・ビキの台詞には流石は腐れ外道のホークァン・エイリーとは“類友カップル”(後に自然消滅
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heartbreake.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/goo.gif)
文化文明の誉れ高きロッサ共和国において、レイダー公により最高の教育を施されて、祖国・天空帝国で最先端の知識と科学者である両親から授かった科学知識を磨かれたイリは高い知性と深い教養の持ち主だけれど、『望郷天使』の「3 奸臣・忠臣」で“いずれにしてもイリを自分の後宮に囲うつもりなどまったくない。そういう意味では、ヤンアーチェには娼婦あがりの娘を王宮に召しあげるという行為を恥に思う差別意識、王族としての優等意識が、どうしようもなく根づいていると言ってよかった。娼婦の仕事がどういった生業(なりわい)を意味しているものか、ヤンアーチェは知らぬではない。複数の男たちの慰めになる志や事情はともかく、“穢(けが)れている”印象は拭い去れなかった。父は後宮制度を完全に廃止することはできなかったが、いずれにしても自分に与えられている後宮の所有権は放棄するつもりである。愛する女は一人でいい。その女を生涯大切にしたい。いまだ妃にする女の見当はつかなかったが、理想はある。できれば美しくて、自分より年下で、笑顔の優しい、無垢な娘がいい。教養と知性も兼ね備えていれば、なおチャンシャンの王室にふさわしいだろう。イリはそのどれもに当てはまらない。容色は凡庸で年上、笑ったところなどめったに見ないし、たまに笑顔を浮かべるときはたいてい嘲笑だ。娼婦であったからにはすでに処女(おとめ)ではないし、つまるところ教養とは無縁の生業についていたわけである。”(P.132~133)とあるように、娼婦は教養などとは無縁で穢れた存在と侮蔑する思考を歪んだ潔癖症
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