後手後手の対応

#勉強 #学習 #教育 #私立校 #中高一貫校 / 2020-06-06 15:52:20

私立校・中高一貫校生　一学期期末テストの勉強の仕方

栄冠ゼミ (著)、330円(税込)　私立校・中高一貫校生の一学期期末テストの勉強の仕方を紹介

当初の計画がとん挫する、予定を立てたのに
うまくいかない、やろうやろうと思っているのに
やれない・出来ない。

そうして、いざ、授業、宿題、テストとなると、
後手後手の対応になっていき、果ては問題を
溜め込んで、抱え込んで、にっちもさっちも
いかなくなる。

普段、子供たちが嘆いている姿と同じように、
今まさに、私も含めて、多くの大人たちが
そうなっていることは皮肉なことではありますが、
これからの未来・将来を担う学生の皆さんが、
ぜひ、そんな大人たちを反面教師にして、
まずは学生としての、そして、自分の
これからを、よく考えておくことを
オススメします。

長い人生において、後手後手の対応が悪い、
というつもりはありませんが、情報化が進む
これからの未来・将来においては、後手後手の
対応では、どんどん追い込まれることが
増えていくことになると思います。

私立校・中高一貫校の進級・進学の問題においては、
これが実によく当てはまることになります。

先日も書きましたが、私立校・中高一貫校では、
先行逃げ切りで、とにかく点数、成績を
事前に、先に取っておけば、後は楽が出来ます。

その逆に、これもよく書いていることではありますが、
記録されていく結果、その積み重ね、集計、あるいは、
平均、不合格、１の数などで、進級・進学の基準値、
ボーダーラインが決まっていると、『残りの機会』、
つまり、定期テスト、各学期の成績が、少なくなって
いけばいくほど、挽回が厳しいものになっていきます。

各校で様々な規定、計算の仕方などあるとは思いますが、
追い込まれてから、特に勉強習慣、基礎学力が無い方で、
部活動や習い事などで忙しいともなれば、もう、高確率で、
進級・進学は危ういということになります。

仮に、その状況でもギリギリでも、
進級・進学出来てしまうこともありますが、
その場合、学年が上がるごとに、
取り返しがつかなくなっていく呪いや毒と
なります。

かつては、そのギリギリを“うまく”やりすごして、
大学進学、卒業までを要領よく渡りきる方が多いのが、
私立校・中高一貫校生の特徴ではありましたが、
昨今は、その落ち込み方が極端になっており、
返り咲く方はもちろんのこと、しがみつき、
生き残る方が減ってきているように思えます。

勉強の内容が難しくなった、多くなった、
審査・評価が厳しくなった、部活動や学校行事などの
時間が増えたなど、様々な要因があるかと思いますが、
何よりも感じるのが、絶対に高校・大学に進学したい、
言い方が悪いですが、かつては、そうしないと、
親に殺されるくらいの危機感を持つ方が多かったように
思えます。

冗談半分本気半分で、そう自分自身に発破をかけて、
やる気を、死に物狂いを出していたのでしょうが、
いずれにしても、そうやって後手後手となっていく
状況に追い込まれることは、損だ、危険だと、
いつかどこかのタイミングで学び、改善、あるいは
自己流でもっとうまく要領よくやっていくように
なっていました。

一番わかりやすいのが、宿題です。

頑なに出さない、忘れるという方もおりますが、
私立校・中高一貫校において、ほとんどの方が、
この宿題に関しては、何としてもやるように
なります。

答えを丸写しにする、友達のを少し編集するなどしてでも、
やるようになります。

それが『平常点』となり、さらにその先には、
テスト勉強のツール、テスト勉強そのものになると
学ばれるからです。

今でも、一人二人くらいはいらっしゃるかもしれませんが、
定期テストにおいて、８０点、いえ、今の成績のつけ方の
基準ですと、９０点以上でしょうか、それほどの点数を、
“取り続ける”ことが出来れば、宿題や課題などは、
目をつぶってもらえると、といいますか、成績上、
不合格や１にはならず、合格、３といった成績と
なることがあります。

大抵の方は、そこまでの点数を、取り続ける自信が無いから、
保険として、宿題などの平常点を取りにいくことを、
覚えます。

それでも学年が上がるごとに、テストの点数も落ちてきて、
さぁどうするということで、嫌々でも面倒でも、
テスト勉強をするようになっていくのですが、
こういった対応が遅れて、後手後手になっていくほど、
宿題もできない、テスト勉強もできない、
普段の勉強もできないとなり、受験にも対応できないと
なっていきます。

私立校・中高一貫校においての後手の対応は、
そうなってしまう可能性が高く、また、
そうなってからの残り時間と機会が
問題になってきます。

今回のような事態において、その期間において、
先手を打つことは難しく、後手となってしまうことは
仕方ないことだとは思いますが、これからの勉強、
テスト、成績に関しては、後手にならないように、
学校・先生からの情報をしっかりと聞きつつ、
今後の対応を出来るようにしておくことを
オススメします。