無駄にならない学校の勉強

#勉強 #学習 #教育 #私立校 #中高一貫校 / 2020-06-11 11:25:47

私立校・中高一貫校生　一学期期末テストの勉強の仕方

栄冠ゼミ (著)、330円(税込)　私立校・中高一貫校生の一学期期末テストの勉強の仕方を紹介

社会に出て役に立たないと言われる、思われる
学校の勉強ですが、ある条件、制約がつくと、
無駄にならない、それも“全く”無駄にならないと
言うことが出来ます。

その条件、制約は、簡単です。

『高校、あるいは大学』に進学する、
したいという条件、制約です

そうであれば、学校で習う勉強、
それこそ、教科書・参考書・問題集の
隅っこに書いてある一言一句すらも、
“全て”無駄になりません。

このブログでは、何のために勉強するんだ、
学校の勉強なんて役に立たないじゃないかという
『哲学的な禅問答』に関して、たった一つの、
明確な答えを提示しています。

高校・大学に進学するため、
その進学するための条件、制約、テスト、審査が、
学校の勉強をしてきたかどうか、覚えているか、
出来るようになっているか、欲を言えば、
深く理解し、さらに向上心をもって
学ぼうとしているか、だからです。

今や、この日本においては、様々な形式の
学校が溢れていますので、“普通の”
高校・大学にこだわらなければ、
あるいは、“普通の”高校・大学でも
偏差値や知名度などにこだわらなければ、
それこそ、自分の将来・未来に有意義な、
さらには直結するかのような勉強を、
出来る環境も揃っていると言えます。

ですが、出来れば“どんな”高校・大学でも
いいから、進学したいと言われる方でも、
そうは言っても、ある程度の
偏差値・知名度があるところで、
家から近くて、さらには
多くの友人知人が行くところで、
などと自身の条件、制約もつけた上で、
上記の、高校・大学に進学するための
条件、制約は、『権利』に置き換えられて、
当然与えられるものだと勘違いされている
ように思われます。

以前からうるさく書いておりますが、
“たかだか”学校の勉強“ごとき”のこと、
いえ、むしろ、『体系だった学問』“だからこそ”、
その基礎を学ぶ上において、出来ない、
覚えていないで、突き進むことが
決して出来ない『壁』が立ちふさがります。

高校・大学へと進学すれば、学年が上がって
いけばいくほど、その壁を痛感していくことに
なります。

もちろん、抜け道のように、その場その場を
切り抜けることもできる方もいますが、
“いずれ”または“ある分野”において、
必ず『壁』が立ちふさがります。

それが、“現代”の『体系だった学問』の
特長といいますか、特性となっています。

中世時代の、貴族の趣味のように、
思い立ったその時、興味をもったその時、
実験や試行錯誤を繰り返し、素晴らしい
発見や法則を見つけるといった『勉強』を
することは、現代の学問を学ぶには、
さらには、高校・大学に進学するには、
『向いていない』と言えます。

それほど、今の『体系だった学問』は、
知識、学識を細かく多く、求められるように
なっていると思います。

その入り口として、小中学校の基礎勉強、
高校・大学に進学するための勉強、受験が
設定されており、一定以上の知識、学識を
修めていないと、進学出来ない、あるいは、
仮に進学出来てしまったとしても、その後に
悩み苦しむものとなってしまっています。

何のために、高校・大学に進学するのか、
行くのか、これを悩み、葛藤するというのは、
学生時代の特権だといえますが、
何のために勉強するのかということに関して、
『哲学的に』こじらせていると、その時間に
比例して、学校の勉強は遅れていくことに
なります。

特に受験無く、楽に高校・大学に進学出来る
私立校・中高一貫校生には、よく提案しておりますが、
高校・大学に進学するためと割り切ることが出来れば、
そのために必要なことが、学校の勉強、テスト、成績、
宿題とわかると思います。

もちろん、それらを通して、さらにその先の勉強、
それこそ、将来・未来に繋がる勉強が出来たり、
考える力、発想力、実行力などを身につけて、
より素晴らしい人生を歩めるようになる
という大義名分もあります。

しかし、高校・大学に進学したいというのであれば、
その条件や制約は、そういった『大義名分』が
前提になるのではなく、『学校の勉強』が
出来ることが前提になっています。

一部の一芸・推薦入試などによっては、
それが不問とされているかもしれませんが、
そうでない限り、ほとんどの方が、この
条件、制約に縛られ、審査・評価されています。

受験無く、楽に高校・大学に進学出来る
私立校・中高一貫校の場合、その審査・評価が
一発試験でなく、複数回によって行われ、
さらにはその課程の積み重ねの成長、努力をも
加味しての、進学の合否を決められています。

そう考えれば、学校の勉強が無駄、
役に立たないではなく、
高校・大学に進学するのに、
これ以上、役に立つ、無駄のないものはない
ということがわかると思います。

何のために勉強するんだ、
学校の勉強なんて役に立たないじゃないか
という『哲学的な禅問答』をして、
勉強から逃げるということが、
高校・大学に進学したいという自分を、
どんどん否定してくることになります。

そうやって追い込まれることにないように、
もう一度、高校・大学に進学するということ、
学校の勉強というものをよく考えて、
今後の対応をどうするのか、早め早めに
決断しておくことをオススメします。