自民党旧安倍派の末松参院予算委員長が自身のキックバック疑惑に絡んで参院予算委員長を辞任した。
当人は恐らく自覚があったのだろうからもしも委員長の任務に堪えられないと判断したのであればその時点で前広に辞任すべきだった。
気になるのは今後こういうケースが続発しないか、ということだ。
或いは党本部が内輪の調査を急ぎ(もう検察の調査は一段落したはずだから)脛に傷を持つ国会の役職者を差し替えるべきだろう。
次から次へとこんな無様な光景を見せられたら国民も堪らないし自民党のダメージも広がるばかりである。
それともギリギリまで何とか失点・失地を回避するのが自民党の本質なのだろうか。
そういえば旧安倍派5人衆が個別にお詫び記者会見をやっていたようだがいずれも「帳簿は秘書任せで詳細は知らなかった」と言明していた。
故安倍会長が(派閥に戻って)キックバックを問題視し、止めさせようとしたときですら当時の事務総長は何も関わらなかったのだろうか。
当時の事務総長たちが揃って先日の記者会見で「(こんなことになって)安倍会長に申し訳ない」と言葉を詰まらせていたがあの言葉の真意はいったい何なのか、新聞記者諸兄に確認してほしかったねぇ。
結局今も疑惑は解消しないままである。